第26回岡本太郎現代芸術賞展行き②

先日に引き続き、毎年この時期恒例の岡本太郎現代芸術賞展(TARO賞)に行った時の紹介となります。4月16日までやっているのでまだまだ行けますね!

今回の企画展で私的に一番面白かったのがこちらの作品で、正面=外側から見ると掘っ立て小屋のようにしか見えないのですが、

裏側に回ると、中は非常に豪華な造りがしかもそれが外から見たのとは真逆な世界観になっているので「なんだこのギャップは・・・!」と驚きました。

よく見ると外側の壁には作品の設計図が色々と貼ってあって、

こういう制作過程を感じられるのは私的に大好きです。

実際には図だけでは無く制作に至る思いとかの説明書きも無数に貼ってあったのですが、余りにも情報量が多過ぎてその辺は見切れませんでした。

とてもよく作り込まれた非日常的な光景と、その裏側の現実世界的な感じ(DIY)が相まって、まるでドガの踊り子を見ているような感じでした。

ペラペラのベニヤ壁一枚を隔ててまるで違う世界が・・・。

タイトルの付け方についての説明が書かれた紙も壁に貼ってあって、そちらはよく覚えていないのですが、まあとにかく面白い作品でした。

そしてこちら!

私的には絵画より立体物の方が好きなのですが、

こちらの方の作品はどれも好みの物でした。

特に夜を描いた作品のコントラストと彩度の強さが良い感じで、

特にこちらの作品は、私の好きなエドワードホッパーのナイトホークスを思い出しました。

こちらはなるほど~と納得するタイトルですね。

会場で作品を観ていた際、どこからか楽器の音が聴こえると思っていたら、

どうやらこの日はこちらのホール(と言うか通路)でコンサートが行われていたようです。

作品を観ている時に音が聴こえると気が散ると思う方も居るかも知れませんが、私的にはこういうアットホームな感じが好きです。エスパス ルイ・ヴィトン東京とかも行ってみたいのですが、どうにも敷居が高い感じがして…(め、目がぁあ!みたいな。笑)。

この日は昼食も園内で食べていこうと考えていて、

美術館にはちょっとしたカフェが併設されているのですが、昼食にするには少し軽めのメニューなので、

これまでも何回が利用したこちらのお蕎麦屋さん、「白川郷」に!

が!ここで財布をロッカーに置き忘れた事に気付き、ダッシュで美術館に戻ります。久しぶりにやってしまいました・・・。

幸いにして財布はそのままロッカーの中に残ってくれていて、ただその間にお昼時にになってお蕎麦屋さんは混雑してしまいましたから、

今回は公園内に展開していたこちらのキッチンカーを利用させて頂く事に!

Twitterで「岡本太郎美術館 ランチ」で検索したところ、この日は公園内にこちらのサンドイッチのキッチンカーが出店している事を知り、サラダとデザートと飲み物のセットを頂きました。ローストビーフのサンドイッチは外はパリパリ中はシットリのパンと、ポテトサラダ?と肉とドレッシングの組み合わせが最高に美味しかったです。Twitterだとリアルタイムで検索が出来るので急な予定変更にも対応出来るのが良いですね!

公園の入り口ではマルシェみたいなのが開かれていて、こちらも利用させて頂きました。単に体験をしに来ただけでは無く、何かを獲得し持って帰れる!と言うのはイベントとしての満足感がより高くなるので気に入っています。

ちなみにバイクを停めた際、うっかりグリップヒーターの電源を切り忘れていてバッテリーが上がっていて(いつかやると思ってました…)、帰ってから急いでリフレッシュ充電をしておきました。バイクは押し掛けが出来るのでバッテリー上がり自体は問題無いのですが、劣化が早くなるので避けなければならないんですよね。いずれリレーを使ってACCにしておかないと・・・(その前にタイヤ交換ですね)。

2023年館山ツーリング②

先日に引き続き、一泊二日で千葉の館山にツーリングに行った時の紹介となります。

ちなみに最近は祭日を通常営業とし、その代わりとして平日を休むようにしています。その方が仕事が捗りますし、今回のように宿泊施設を利用する場合は土日で泊まるより全然安いですから、わざわざ混んでいる週末に利用する必要は無いんですよね。ダイナミックプライシングよろしく、サービスを提供する側も利用客が分散した方が助かる筈ですし。

二日目も初日に引き続きフラワーラインは砂で埋まっていて通れず、ただ風はかなり穏やかになったのでとても気持ち良く走れました!。途中景色が良くてバイクが停め易い場所があったので、そこで一旦休憩とする事にしました。見物海岸ですね。

そして館山ツーリング二日目の最初に目指したのがこちらの洲崎神社です。千葉房総半島の下側、ちょっと左に出っ張ったところにあるところですね。早咲きの桜が緑青の屋根と重なり見事は景観でした。

さすが平日(月曜日)と言う事もあってか、観光地なのにほぼ人が居ません。

本堂とは別に境内の中に鳥居が集まった場所がありました。

いつもの通勤途中にある池上本門寺にも境内の中にもう一つ「長栄堂」なる建物があって、そこのご利益が「商売繁盛」と言う事もあり、このキーワードを見つけたら一応寄るようにしています。

そこから来た道とは違うルートで別の場所に行けるようになっています。

ちょっとした登山道のような感じですが、

その先には見晴らしの良い場所が!

条件が良ければここから富士山も見えるみたいですね。

それからは徐々に北上しながら目当ての場所に寄って行きます。ツーリング二日目に訪れた二番目の場所は、JR館山駅からも比較的近い場所にある(徒歩5分)、こちらの自家焙煎コーヒー 珈琲館サルビア さんです。

キャッチコピーがそのまま看板になっていて、多分オーナーさんも珈琲が好きで好きで仕方ないって感じが伝わります。

オープンしてからまだ早い時間と言う事もあってか入店した直後には他のお客さんは誰も居なく、果たしてこれでやっていけるのか・・・と心配になりましたが、出る頃には全ての席が埋まるような状態で、とても人気のお店だという事が判りました。平日の午前中でこれは凄い・・・!

今回頂いたのは恐らくこちらのお店の代表的なブレンド珈琲の、サルビアブレンドとなります。

嫌な雑味が全く無く、それでいてしっかり苦味があって奥深い・・・。これはめちゃくちゃ美味しかったです。ネットショップで豆も買えるみたいですが、恐らく自分で淹れてこの味が出せるとは思えないので(チャフは取り除いていないので)、是非また訪れたいと思います。

メインは珈琲だったのですが、折角なので小倉トーストも頂きました!ホテルでガッツリ朝食食べて来たのですが美味しくてペロリと頂けました(笑)

二階もあるみたいで、壁に飾っているコーヒーカップも凄く良い感じです。こういうのとても羨ましい・・・!

GoogleMap→自家焙煎コーヒー 珈琲館サルビア

そしてその次の目的地、海辺の小さなプリン屋さん MARUHEIさんに!

普通の一戸建ての窓を受付窓口にしている感じで、私的にこういうの大好きです。この形式だと店舗型に比べて固定経費(主に家賃と水道光熱費も)が絶対抑えられますから、その分原価率=材料費を潤沢に使えて凄く美味しいか、コスパが良くなる筈なんですよね。

こちらはお土産用としての購入で、持ち帰ってからその夜に自宅で食べましたが、めちゃくちゃ美味しい・・・!絶対また食べたくなる味でした。こちらもまた是非リピートしたいです。館山ヤバイですね・・・。

その後は特に寄り道する事は無く、いつもの中継場所、ファミリーマート木更津アカデミアパーク店まで戻ってきました(画像は初日に寄った時の使いまわしです)。

そこから歩いていける場所にあったのが、こちらの高倉農産物直売センターです。ファミマからこんな近いところにあった事に今まで全く気付きませんでした!

GoogleMap→高倉農産物直売センター

今まで利用してきた道の駅的なところから、余計な物を省いた!といった感じです。

どれもいつも利用しているスーパー(OKストア)で売っている品より半額以下といった感じです。

大根とかもっと買いたかったですが、バイクだと積める量が限られているのでそれを考慮してのお買い物です。前日に摘んだ花もありますしね。

その後無事帰宅し、塩と砂まみれになった車体は直ぐに水洗いをしてあげました。ちなみに購入してから一年以上経ちますが、これが初めての洗車です(笑)。乗るのは月に2~3回くらいで、天気も良い日に限りますから、全然汚れないんですよね。

買ってきた野菜はさっそく工場での昼食となり、美味しく頂きました!

走って良し、食べて良し、お土産を買って帰るのも良しと言う事で、バイクでのツーリングは予想以上に充実しています。あとは油断して怪我をしないよう注意する事と、快適安全に走れるようしっかりとしたメンテナンスの継続ですね!

あとバイクとは全然関係無いのですが、ここ数年悩んでいた腕の痛み=右腕橈骨筋の鈍痛が、お正月の休みを境に改善の傾向が見られました!これまでは四六時中痛みがあって、これはもう治らないんだと諦めてはいたのですが、お客さんに教えて貰った市販薬(よくあるビタミン剤のマニアックな物)を飲み続け、また日常生活(仕事)を出来るだけ時間に余裕を持って送る事を心掛け、さらに睡眠時間もちゃんととるようにしたのが良かったのかも知れません。

とにかく身体が資本なので、少しでも長く仕事が続けられるよう気を付けなければですね。

第26回岡本太郎現代芸術賞展行き①

先日の日曜日、毎年この時期恒例の岡本太郎現代芸術賞展(TARO賞)を観に、川崎の生田緑地内にある岡本太郎以美術館に行って来ました!

去年に引き続きバイクで行くのも恒例になりつつありますね。

幸いにしてこの日は天気が良く、ただ気温は前日までとは打って変わって結構寒かったです。オールシーズン用のグローブだと寒かったのでグリップヒーターを使ったのですが、うっかりスイッチを切り忘れて帰りはバッテリーが上がっている事に!常時電源では無く、ACCにしないと駄目ですかね・・・。

開館は9:30からで、少し遅れて10:00からの入館です。

それでも会場には誰も居なく、ほぼ一番乗りといった状態でした。至福の時間ですね・・・!

とりあえずいつものように最初は早足で会場を一周します。

人が居ると作品を観る事にも気を遣うので、好きそうな作品をある程度チェックしておき、その際大体の撮影も済ませておきます。心の中で「うぉおお~!」と叫び後ろ髪もひかれつつもとにかく先を急ぎます。その後は順番は関係無く好きそうな物を優先して観ていく感じですかね。

会場に入って直ぐにあったのがこちらの新聞紙で出来た飛行機で、

照準らしき物がついているので一目で普通の飛行機では無いというのが判ります。

使われている新聞が当時の物で、作品は実際に第二次大戦中に投入された特攻機「桜花」を再現した物なのだそうです。

同じく大戦中に開発された気球爆弾を意識して、空気で膨らませているとの事です。

そしてこちら!

余りにも有名な構図ですからうっかりスルーしてしまったのですが、二周目になって近くで見てみるとなんと・・・!

どうやらこちらの作品、カットした革を一つ一つ糸で縫い付けられているようです。なんて恐ろしい・・・!

近くで見ると解像度の悪い画像みたいに見えるのですが、離れてみるとやはりあの有名な画で、ただ再び近づいてみるとやっぱり革だ!と、ちょっと現実的では無い感覚に浸れるのが面白かったです。遠目に観ると余りにも自然に見えてしまったからか、一部の方に踏まれてしまっていました・・・。

そしてこちらの作品!(笑)

実物大の人形を置くのは反則ですよね~(良い意味です)。

現代アートの概念がどういった物なのかは判らないのですが(まだ誰もやった事が無い的な感じでしょうか)、こういうのも許せるのが岡本太郎芸術賞の面白いところだと思っています。六本木とか日本橋とかのお洒落な美術館には置かせて貰えなそうですよね(笑)。

ちなみにこちらの作品は冊子に掲載されていなく、岡本太郎芸術賞とは関係が無いんでしょうか。

他には絵画と立体造形を組み合わせて展示された作品があり、

私的にはアートとしてだけでは無く、造っている工程を想像して自分だったらどうやるかとかを考えたりするのが好きだったりします。素材を知ってからもう一度細部を見まくる!なんて事が多いです。

ただぶっちゃけ良く判らない物も多いですが・・・。

サイズが大きい物はそれだけでよくやりきったなぁ(そして保管も搬入も大変だろうなぁ)と感心してしまいます。

そしてこちらは西除闇氏の作品で、

アート作品で仏像的な物はよく見かけますが、なんとこちらは少年ジャンプで出来ています!(笑)

勤めていた職場が閉業してこれら大量の雑誌が廃棄されてしまうとの事で、それを利用して造られたのだそうです。こういうの私的に好きです。

力を掛ける方向で紙がばらけてしまうでしょうから、普通に彫刻するより結構大変だったのでは・・・と色々考えてしまいます。もしくは接着剤で固めてからとかですかね(倒れないようにもしないといけないでしょうし)。

あとうっかり見過ごしていたのがこちらの作品で、

 

このスペースは壁とカーテンで覆われていて中が暗くなっています。靴を脱いで中に入っていきます。

中に入ると正面と左右の壁と床にも作品があるのですが、中は結構暗いので撮影出来たのはこちらの正面のみでした。

 

細かい造形が素晴らしく、暗い中で一方向からの光源でより立体感が増すのが良かったです。周りにちりばめられた細かい石などの表現も素晴らしかったです。

他にもまだ画像あるので、後日また紹介しようと思います。千葉ツーリング旅行のもまだ紹介していないんですよね。