先日試していた新しいメッキ調塗装ですが、仕上がりがイマイチと言う事で仕事(ご依頼品への塗装)に使うのは難しいと考え、新たな見本品を作成する為として、真空蒸着メッキの専門店=カネコ真空さんにお願いする事にしました。
最初に見積もりを頼んだのはこちらのワイヤレスマイク用アルミ筐体で、
分解すると3部品の構成となっています。これに真空蒸着メッキを施した場合の見積もりを御願いしたところ、4万4千円+往復送料との事で、ただ試作費(非ご依頼品)に使うにはちょっとコストオーバーだったので一旦保留とする事にしました。
その後色々探してみたところ、以前サンプルで作っていたこちらの注型樹脂製の色見本用のマイクがあったのでこちらでお願いする事にしました。事前に確認した所塗装済みで問題無い(そのまま上から施工する)との事だったので、大分コストを落とせたかと考えました(実際は変わらなかったのですが笑)。
それから数日、完成と見積もりの連絡メールが来まして、初回の支払いは代引きでとの事なのでそちらを了承→数日後にこちらが届きました。尚、蒸着メッキについては今までも何度か塗装前に施工されたい物に携わっていて、既に確立した技術なので密着性や仕上がりについては信用しています。
また被膜は基本的には塗装と同じで、最後にトップコート=クリアーが塗ってあるので、この後透過性の塗装=キャンディーカラーを塗ればカラーメッキのように出来ます。この様な感じですね。
と言う訳で、今回蒸着メッキされた樹脂製の見本用マイクと、当店でメッキ調に塗装したグリルを組み合わせてみました。
やはり蒸着メッキの方が明るい感じで、それに対してメッキ調塗装は黒っぽいのと表面が曇った感じがあります。ただ装着した際に角度が変わる部位=今回のようにマイク本体とグリルとであればそこまで違和感を感じません。
ミニカー型の注型樹脂の方も当店で行なったメッキ調塗装ですが、丸みを帯びて違う形状だと隣に並べてみても違和感は少ないです。
ただし同じ物を並べてみるとやはり違いは歴然です。左が蒸着メッキ、右がメッキ調塗装です。ちなみに右側のメッキ調塗装は下地は黒では無いです(サフェの明るいグレー色です)。
ネックなのはコストで、今回部品点数が1個になったので当初の半額くらいで済むかと思っていましたが、出来上がってみれば金額は変わらなかったので、今回はこれ一点で46,706円となりました。数で金額が変わらないのであればもっと纏めてお願いすれば良かったですね。ワイヤレスマイクなら部品が13点くらいになるので今回と同じ金額ならむしろ安くなりますから、次回お願いする時は事前に見積もりを確認しようと思います。
また今回使った新しいメッキ調塗装は、トップコート=クリアーをスタンドックスで塗りましたが、専用のクリアーなら白く曇った感じも無くなるとの事なので注文しておきました。そちらもテスト出来次第紹介しようと思います。