壁面用色相環パネル 完成

先日塗装を行っておいた直径1メートル20センチ程の大きな色相環パネルです。

その後再度足付け処理をして2度目のクリアーを塗っておきました。

ちなみにキーホルダーの色相環が直径3センチなので大よそ40倍!のサイズといった感じですね。

使用用途としては、デザインフェスタで出店した際に壁面に貼り付ける為のディスプレイ用として、ただそれ以外に屋根裏に仕舞っておくのも勿体ないので工場の壁に仮貼りしてみました。

尚アクリル板の厚みは1ミリと薄いので、裏に6ミリ厚くらいのスチレンボード=ハレパネを貼って少し浮いたような立体感のある感じにしています。

ちなみに壁面ディスプレイ用の色相環としては、

直径38センチで工場二階の入り口に飾っている物や、

デザフェスでも飾れるよう、着脱可能にした直径46センチメートルの色相環もあります。作っている時はかなり大きいと感じていたのですが、実際会場に持っていくと意外と小さく感じてしまう為、遠くからでも目立つ大きなパネルが欲しかったんですよね。GUNさんみたいに印刷した壁紙を貼っても良かったのですが、やはりここは塗装屋らしく行きたかったというような感じです(まあアクリル板が余っていたというだけですが・・・)。

新たに塗装しておいたソリッドカラーの色相環ピースもそれぞれ台紙から剥がしていきます。こちらは艶ありですね。

艶消しの方は全部家に持って帰り、寝る前や休日の空いた時間を使って取り外しています。今回うっかりしていたのですが裏に台紙を貼ったままにしていて(良かれと思ってそうしてました…)、それを剥がす手間が増えたのが痛かったですね。次回はレーザーでカットする前に全部剥がしておかないとです。

今年のデザインフェスタは真夏の7月開催です。暑いのは苦手なので携帯扇風機を持って行かないとですかね・・・。

2022デザインフェスタ準備 飾り棚作成

前回GUNさんのブースに間借りした時は、余っていた有孔ボードを使ってこの様に商品を並べていましたが、

今回はGUNさんに御願いして自分用のMブースを借りて貰ったので(2個分の内の1個)比較的スペースがありますから、新たに商品棚を作る事にしました。

素材はダイソーで買った300×600の有孔ボード(¥300)で、ただそのままだと木目柄が嫌なので、

VW社のキャンディホワイト(ベースコートのみ)で塗装しました。角はダブルアクションサンダーで軽く面取りしています。

それに、同じくダイソーで買った300×400の有孔ボード(¥200)をダクトテープ(ガムテープの強いタイプ)で固定します。

そして塩梅の良さそうな角度で固定出来るよう紐で結びます。

ただそれだけだとちょっと高さが足りなかったので、600×300を半分に切った物を上に追加する事にしました。

GUNさん曰く、「目線と同じ位置にするのが商品を見て貰えるコツ」なのだそうで、なるほど~!ですね!

有孔ボードのフックは以前色見本を壁に掛ける時に作ったデータを修正し、新たにレーザー加工機で切り直しました。より簡単に抜き易くなるよう、引っかけの部分を少し甘くしています(ちょくちょく位置を変えやすいように)。

色見本キーホルダーはそのままフックに掛けると横を向いてしまうので、棚板を作成してそこに乗せるようにしています。こちらも目線に近い位置で、さらに天井の光を反射させて塗装が映えるようにですね。

どれが売れるのか判らないのと、キーリングは数が限られているので、取り敢えず各色5個ずつくらいを作成してあります。

キーリングを着けていない在庫用がこちらです。

今回は鈴生り方式で塗装を行っているので、一度に20個くらい塗れるようになったのが改善出来た点ですね。前回はこれに一個一個ヒートンを挿して塗っていましたので・・・。

なのでコストも大分下げて、前回は一個¥1,600だったGUNさんデータ提供のBRACKRABBiTが、なんと一個¥500から販売出来るようになりました!

ちなみに当日売れて在庫が無くなったら、その場でキーリングを取り付けて作成していくといったスタイルになります。私的に「ただそこに居て何もしない時間」と言うのが本当に嫌なので、当日は多少忙しくなるくらいになってくれればと思っています。

これらのキャンディーカラーは作業的にはソリッドカラーより楽なので、金額はそれと同じく¥500としています。足付け処理もしてプライマーも塗っているので塗装屋さんからすると「それで採算合うの?」と思われそうですが、そもそもデザフェス出品は通常の仕事とは違い、普段の塗装ではやらない(やれない)事をやる為でもあるので問題無いと思っています。

ちなみにこちらのピンクはただのソリッドカラーに見えますが、実際には蛍光顔料を使った3コート塗装で、さらに右側の物はそれにホログラム顔料(細目)を入れた4コート仕様なので、当然ですがお値段も少し高くなります(といっても¥700と¥800ですが)。金額はデザインとかでは無く(一応)作業時間に関係しています。

あとPRO_Fitオリジナルの新商品としては、ミラーアクリルを使ったキャンディーカラー色相環色見本キーホルダーを作りました!

この形のキーホルダーは、最初はソリッドカラーで、その後下色にメタリックを塗った3コートキャンディーカラーVer.を作りましたが、それだとどうしてもコストが上がってしまうので、今回ミラーアクリルに直接透過性塗装を行った2コートキャンディー塗装の仕様で作成しました。

通常の透明アクリル板は端材で買っているので材料費はほぼタダみたいな物ですが、今回のミラーアクリルも色相環のみの仕様であればさほどコストが掛からないので、費用は据え置きとしています。いずれウェブショップでも販売しますので宜しければご検討くださいませ。

裏側は既存と同じく、色相環12色のRGB値を記したデザインになっています。

その他、枠をミラーアクリルに、色相環の背板をホログラムラメにした仕様も作成しました。

ホログラムラメは、レーザー加工機で切り出した透明アクリルの裏側にクリアーを塗って、それが乾かない内にパウダーホログラム顔料を振りかけて隙間なく埋め、最後にクリアーを塗って粉が飛び散らないようにしています。下塗り無し、顔料だけで埋め尽くす贅沢仕様ですね。

その後完全硬化させたらひっくり返して、表面にクリアーを塗ります。ちなみにこちらの画像はホログラムでは無く通常のミラ―アクリルをカットした物で、それぞれ塗装しなくてもそのまま見れる(使える)物ですが、「使用している15個のパーツ全てに塗装が施してある」と言うのが基本的なコンセプトなので、何も塗らずそのまま使うという事は無いようにしています。まあそもそもアクリル樹脂素のままよりクリアーが塗ってあった方が間違いなく質感が良いという事もありますね!

角度によって見え方が変わる塗装は動画が判り易いですね。便利な世の中になりました。

こちらは見る角度で色相が変わるクロマフレア系(マジョーラ風)を枠に採用したタイプです。

どれも実物の方が質感は抜群に良いので、手で取って見て貰えるデザフェスは良い機会でもあるんですよね。

あと3週間も無いですが、仕事に影響がないようにしつつ、もう少し何とかしたいと思います。

色相環立体色見本 完成

先日購入していたウォールナット楢(ナラ)の木材です。

ウォールナットの方を、適当な長さにランダムでカットしました。

平面のままではノッペリとして面白くないので、それぞれの木端材に2ミリ~3ミリの段差を設け、その上に以前塗装しておいた立体色見本を並べようという作戦です。

 今回使う立体色見本は、制作した3個のうちの一番小さい物で、直径は380mmとなります。それでもそのサイズを出力できるプリンターは無いので、A4サイズに印刷した4枚を糊で張り合わせて台紙を作りました。

 背板は使わず、それぞの木端を木工用ボンドで接着していきます。

木端の下に2ミリ~3ミリ厚のアクリル端材を下に置いて段差の位置を固定しました。

塗装した立体色見本を仮置きして大体の位置を決め、

両面テープで固定します。段差が付いて隙間が空いているところには端材のアクリル板を挟みました。

実は何か月も前に完成していたのですが、背板の形が気に入らなかったのでこのままお蔵入りさせようと思っていたのですが、先日手伝いに来てくれたJIROちゃんがこれについて言ってくれたので、改めて紹介する事にしました。

仕事風に、最初の状態も紹介しますね。

元はこういったアクリル端材だった物を、

レーザーカットして何枚かを接着剤で貼り合わせ

パテ処理をして継ぎ目を埋めたりもしています。

塗装に関しては(ここだけは)仕事に関係している為、後で正確に色が再現が可能なよう配合データから作っています。

壁時計として作っている物は直径が250mmで、今回の物はそれよりも大分大きくはなりますが、それでも3個作っているうちではこれが一番小さな物です。

一番大きい物は460mmになるのでさらに迫力がある筈ですが、未だ業務の方が(銀行口座の残高が)安定しないので、そちらに着手するのはもう少し先になるかと思います。せめてその間に壁時計キーホルダーが作れればと・・・!

色相環壁時計 制作⑤ 仮組み

 先日塗装まで完了していた、色相環12色を使って作っている壁時計です。

色々考えている事があるのですが、そうなるといつまでも完成しなくなってしまうので、取り敢えず仮組みだけしておく事にしました。

 位置決め用のジグを使って各ピースを順番通りに配置していきます。固定は取り敢えず両面テープです。

 全てを貼り終えたらジグを抜き取ります。

 用意しておいたムーブメントを裏から取り付けます。各色板(アクリル板)が白いのは、下色として白を塗っているからですね。背板のMDF板は艶消し黒で塗っています。

針を装着し、取り敢えず仮組み完了です。これはカラフル(笑)。

ただこれだけだとちょっと寂しいので、中央の空いたスペースに、色を作製した時に参考にしたRGB値と、何かしらロゴや文字を入れようと思ってます。となると背板はMDF板では無く、マットブラックのアクリル板にレーザー彫刻&白の墨入れの方が綺麗に出来そうですね。サンプルなので一応PRO_Fitのロゴも入れてみますか・・・。

時間が出来たらまずはイメージイラストを作製してみようと思います。