PRO_Fitドライカーボンエンブレム 完成

 先日二度目のクリアー塗装を終えていたドライカーボン製のエンブレムです。穴を開けてステンレスワイヤーを通しました。

 左がノーマルで、右がキャンディーレッド仕様です。

 前回作ったエンブレムはカーボンからの自作でしたが、今回は専門の方にカーボンのカットまでをして貰ったのでかなりコストを抑える事が出来ました。やはり餅は餅屋ですよね。

 カーボン板のオーダー内容としては、

「サイズは35mm×12mm×厚さ1mm、四隅のコナーRは2、 個数50 精度は幅厚さとも±0.1mm程度です。」

との事です。うーん、プロっぽいですね~!(病)。

 キャンディーレッドはノーマルのシルバーに比べると工程は増えていますが、一応「これでは出したくない」として弾かれた物を再利用する形なので金額は同額に設定する事にしました。デカールの印刷時に出来たちょっとしたスジはキャンディーカラーにすると全く判らなくなるので仕上がりの点はご安心くださいませ。

 それでも売れば売る程赤字になると言う内容は変わらないので、販売は限定的に、今までPRO_Fitに塗装をご依頼頂いた方のみと言う条件になります。

 色については今後バリエーションを増やしていくつもりです。グリーンに反対色の赤はちょっと強烈ですからね。

 まだちょっと判らないのですが、色見本キーホルダーとセットにした場合は割引価格を設定しようと思っています。

 私がいつも行っている塗装はご依頼品があって初めて成り立つ物なので、こういった自ら作った物を塗って販売する!と言う事にずっと憧れていたんですよね。なので赤字だとかそういう事は取りあえず無視する事にしています。

あと現在まだテスト中なのですが、注型樹脂で作った色見本キーホルダーの裏側にPRO_Fitのロゴをレーザー彫刻で入れる事も試していて、そちらが上手くいけばそこからシリコーン型を作ってロゴ入りのミニカーを量産したり墨入れをしたVer.も作れると思います。

もう少し時間的に余裕が出来たら予め塗装した物の販売や、サイズを小さくしたVer.も造ってみようと思っています。

エンブレムの両面テープをレーザーカット

s6601仕事の方でホンダS660のメッキエンブレムを塗っていて、最初に剥がした両面テープと同じ様な物をレーザーカッターで復元しようと言う試みです。板金塗装屋さんなら判ると思いますが、ちゃんとした両面テープってカッターじゃ全然切れないですよね。超音波カッターとか普通ありませんし・・・。

ちなみにデータの作成は仕事の方でやっていますので概要についてはこちらをどうぞ。

s66017 両面テープは汎用の50mm厚の物で、自動車板金塗装屋さんならいつも使っている定番のニットーの物です。これで¥5,000って、ちょっと高い気もしますが・・・(まあ信用度第一ですしね)。

s66018 で、ホンダの「H」をレーザーでカットしているところです。ただこれは最初に厚紙を切って試し斬りをしている所ですかね。

3Dプリンターもそうですが、レーザー加工機はまさに物が燃えているような凄い臭いが出るので、個人で買うことは出来ても自宅で日常的に使うのがちょっと難しいかも知れません。なのでDIYで3Dプリンターを使う場合は臭いのやさしいPLA樹脂が人気で、ABSは私もよく使うので判りますが、あれの溶ける臭いってまさに毒ガスですよね・・・。一日中あの臭いを出したらそれはもう事件ですよ。

s66019と言う訳でエンブレムの裏側に貼る両面テープはこんな感じで完成です。ただ実はレーザーで両面テープを切るのは結構大変で、周りの焼け焦げた煤を掃除するのがとても厄介なのです。どうやらレーザーを使うと断面が炭化してしまう模様で、一つ一つシリコンオフと綿棒を使って掃除しています。やはり綺麗に切るには業務用の超音波裁断機とかを使わないと駄目なんですかね。

まあでも一応今回のでデータが出来ましたから、清掃する手間さえ掛ければザクザク量産するのも可能で、あとは次回の御依頼の機会さえあれば!って感じですかね。

しかし何故かいつも単発のような気が・・・。

自作カーボンエンブレム(曲面Ver.) 下塗り

profit36以前こちらで紹介した曲面パネル用のカーボンプレート(主に自転車フレーム用)は、先日仕事で塗った象印の魔法瓶と一緒にクリアーの塗装まで完了しています。と言ってもそれは下塗りの下塗りなので完成まではまだ当分時間が掛かりますけどね。なので平面用のプレートも並行して作業しています。と言うか需要的には平面なタイプの方がありそうですし(苦笑)。

profit43バンドソーで粗切りしたカーボンプレートはその後ダブルアクションサンダーで粗研ぎし、さらに当て板を使って形を整えます。角の面取りも~、ですね。

profit44今回収穫出来た分はこれだけですが、カーボン目が微妙にズレている物やカーブ具合が良く無い物も混ざっているので最終的に残るのはさらにこれの半分も無いかも知れません。ちなみに平面Ver.の方は使える部分がもっと少なく、もうまるでプロボリス状態でして・・・(笑)。

profit45と言う事でまずは一回目の下塗りクリアーです。案の定結構巣穴があったのでそれらは筆でクリアーを挿して埋めていますがそれゆえに塗装面は凸凹になってしまっているのでこのままデカールを貼れる状態では無いですから、こちらが完全硬化したら一旦平滑に研いでもう一度下塗りを行い、そしてようやくPRO_Fitロゴのデカールを貼って最後にもう一度クリアーを塗って完成となる予定です。

うーん、まだまだ先は長いなぁ・・・と(笑)。