キャンディーレッド 曝露テスト中

 半年くらい前に作成をして、現在も曝露テスト中のキャンディーレッド色見本です。

比較的日の当たるベランダの先端部分に置いて、各塗装の褪色具合を確認しています。

詳しくは以下の記事で紹介しておりますので宜しければどうぞ。

キャンディーレッド 新色確認

 設置した時からはずっとあの場所で放置していて、大分砂埃が溜まっていたので掃除する事にしました。

 掃除と言っても単に水で洗い流しただけですが、まるで昨日塗ったくらい綺麗な状態を保っています。勿論ですが、ワックスなどは使っていません。

使っている塗料は3種類で、それぞれの褪色具合の様子を見ているのですが、現時点ではどれにも変化が見られませんでした。

このままだとちょっと時間が掛かりそうなので、自家製ソーラーレイソーラークッカーみたいな感じで、もう少し効率よく紫外線を浴びせられるように鏡で作った箱の中などに入れたりするのが良いかもですね。

色見本キーホルダー 引っ張り強度耐久テスト

car-1-1-5現在製品化に向けて試作中の色見本改キーホルダーです。

上の画像のようにリュックのジッパーなどに取り付けた時、どれくらいの力で引っ張って大丈夫なのかと言うのをテストしてみる事にしました。

car142少し前の事ですが、工場の二階では夜な夜なこんな感じでテストをしていたりします(病)。

car143 テストに使うのは成型時に失敗した注型品で、いつも通りにお尻の方に1ミリの穴をドリルで開けてヒートンを挿し込み、やはり同じようにワイヤーをカシメて取り付けます。

car144固定したターンバックルを締めていき、徐々に負荷を掛けていきます。上の画像だと16キロくらいですね。

car145 さらに負荷を大きくしていき、

car14720キロを超えました。

car146 さらに負荷を掛けたところ、ワイヤーをカシメているアルミ部分から抜けました。二度試してみて16キロと22キロ辺りで抜ける事が判りました。

car148 では捻じ込んだヒートンはどれくらいまで持つのか!と言うのが気になったので、ワイヤーを針金に変えてさらに限界を確認する事にしました。例の湾岸ミッドナイトに出て来る大田リカコと同じ心境です(判りません、か…)。

car149 ただ今度はミニカーを固定していたC型バイスが外れてしまったので、直接樹脂に穴を開けて固定具を取り付けました。うーん、一体どこに向かっているんでしょう・・・(危)。

car150 ターンバックルを回してさらに引っ張っていきます。段々楽しくなってきました。

car151で、結局ヒートンは抜けず、代わりに口の部分が広がってしまいました。どうやらここが限界のようです。

car152 最後に撮影出来た数値がこちらの27キロで、最大値は30キロを超えていました。

ヒートンの口がしっかり溶接されていればもっと上まで見れたと思うので少々残念ですが、まあ大体感じが判ったのでスッキリしました。

後は徐々に量産化出来るようにしていきたいと思います。STANDOXのリキッドシルバーが余っているので、ようやく使い道がありそうです。フフフフ、フ(壊)。

CASIO Baby-G ベルト塗装 耐久テスト

gshock54少し前に仕事で塗らせて頂いたカシオのBaby-Gフロッグマンのベルトとベゼルです。

その後G-SHOCKの塗装についてのお問合せも多くなりましたが、金額が金額なのでご依頼に至る事はやはり稀のようですね。むしろそれで良いと思ってます(希少だからこそのオリジナルな訳ですし)。

gshock8ベルト部分は柔らかい上にストレスの掛かる所なので、先ほど紹介したBaby-Gは本塗りを行う前に塗膜の強度などの確認の為に色々テストしていました。こちらのページで紹介していますので宜しければご確認下さい。

gshock38実は本塗りの時にご依頼品とは別にテスト用の素材も用意していまして、そちらにも同じ方法で塗装を施していたので、今回はこちらの耐久テストを行う事にしました。どこが限界なのかも知りたかったのです。

gshock55 前回人口皮革への塗装で試した時と同じく、テストする被塗物を重量秤と共に両端を固定して引っ張ります。

gshock56 間にはデジタル秤を挟み、表示される数値を見てどれくらいの力で引っ張っているのかが判るようになってます。勘とかも大事かも知れませんが(そしてそれは経験を基にした物に限ります)、私的にはやはり数値として知っておきたいんですよね。

gshock57 ベルトは実際に腕時計として使っているような感じに固定しました。

gshock58 間に挟んだターンバックルを回して徐々に負荷をかけていきます。画像の状態でおよそ8キロの力で引っ張っているといった感じですね。

gshock59 みるみる伸びていきますが、塗膜には全く問題ありません。プツっとしているのは傷の毛羽立ちやゴミです(元々とても程度の悪いベルトですので)。

gshock60 と、そこでダブルリングが破損しました。ここの強度は余りなかった模様です。

gshock61 ここで「引っ張る力を見るより伸びた長さを測った方が判り易いんじゃ…」と言う事に気づいて、まず最初の状態の長さを計る事にしました。およそ69ミリといった感じです。

gshock62 10キロの力で引っ張った状態で長さを測る事にしました。

gshock63 およそ77ミリ、1センチ弱伸びた感じですね。余り伸びていない印象ですが、G-Shockを知っている方なら「そこはそんなに伸びる所じゃ無いですよ!」と判って頂けると思います。

gshock64 と、ここでベルトの端が切れました。そもそもこの方向に伸びるような素材では無いので、やはり透過結構な負荷が掛かっていたんでしょうね。

gshock65 見た目的には全く問題ありません。

gshock66 と、ここで折り曲げのテストもしてみる事にしました。この方が塗膜にとっては多分厳しいような気がします。

gshock67 シャコマン(万力)を使ってこれでもか!と言うくらい締め付けます。

gshock68 この状態で5分くらい放置しました。

gshock69 万力から外してみると、折れた所にシワが寄ってます。ただし恐らくこれは塗膜では無く素材のシワかと思います。

gshock70その後家庭用のドライヤーを当てて暖かくしたところ、シワは綺麗になくなりました。

塗膜自体が密着していないと一度出来たシワは元に戻りませんが(それはもう剥がれていますので)、密着性自体問題が無ければ硬化した塗膜でも雰囲気温度を上げてガラス転移点を超える事によって変形を元に戻す事が出来ます(勿論クリアーの特性に依る所がありますが)。

gshock71 さらに塗膜の密着性テストを行います。1ミリ幅にカッターで切れ込みを入れて100升を作る碁盤目試験です。

ちなみに現在のJISではこれでは無く、「素地まで達する6本の格子状(碁盤目様)の切り込みを入れた」時にできる25マスの試験方法に簡略化されましたらしいです。

gshock72 素地に達するましっかりと切れ込みを入れておきます。ベルトは元々ゴミのような物をわざと買いましたので勿体ないと思われなくて大丈夫です。

gshock73 そこにセロハンテープをしっかりと貼りつけ、JISの試験方法では45度の角度で引っ張ります。ただうちの場合はここはそこまで気にしていません(そもそもこれでは足りないです)。

gshock74 何度かバシバシとセロハンテープを貼っては勢いよく剥がしましたがまるで剥がれる気配はありません。まあ当然です。

gshock75そもそもプロ・フィットの密着テストではセロハンテープでは無くガムテープを使っていて、これで剥がれたらNGと言う事です。装飾クロムメッキへの塗装も、塗装不可能と言われていたPE(ポリエチレン)への塗装もこの方法でテストをして良い結果を得ています。

尚、PEへの塗装は公共設備への施工だった為か第三者機関でのテストも行われたようで、そこでも結果は良好でした。ただ作業内容(下地処理)がとても大変なので、現在は基本的にお受付していません。

gshock76 こちらも45度の角度と言わず、バシバシと貼っては直角方向に剥がしてを何度も繰り返します。新しいガムテープを3回使いましたが、一升も剥がれませんでした。被塗面は脱脂もしていますので油膜などは勿論ありません。

ちなみに、「ちゃんと下まで切れ込み入ってる?」と思うかも知れませんが、

gshock77 これくらい奥まで刃は入ってます(何故か笑)。

gshock78 勿論縦目も。

gshock79 さらに「どうせ後は捨てるだけ」と言う事なので、無理矢理ぐるぐる巻きにしたりしてわざと大量のシワを作ってみました。

gshock81 同じようにカッターでクロスカットしてみます。

gshock80さすがにここまでストレスを与えると塗膜の一部は剥がれて来ています。

ここで気づいたのですが、どうやら塗膜は引っ張るよりも縮める方が弱いようで、そう言えばギャラリーフェイク(と言う漫画)に登場する主人公の藤田氏が、「普通の人間は絵画を丸める際に表側を内側にしたがるが、本当は外向きの方が剥落し難い」と言っていたのを思い出しました。実際表側は何ら問題はありません。

と言う感じで、預かった依頼品でこんな事は出来ませんから、今回色々と試せた事は今後役に立つと思います。