2025年5月3日 色見本キーホルダーワークショップ

先日の5月3日(土曜日)に、当工場にて色見本キーホルダー制作のワークショップを行いました。

色見本キーホルダーのワークショップではお好みの色を4種類使い、上記のような二つのキーホルダーのパーツを塗装して制作します。このような感じですね。

実は本業が忙しくてワークショップをやる余裕は無かったのですが、この後の7月にはデザフェスも控えているのでやるならGWしかない!と言う事で、急遽募集を行って休日を返上して開催する事にしました。

今回選んで頂いた色はこちらのマジョーラアンドロメダに該当するクロマフレアカラーと、

蛍光オレンジがメインとなります。以前オークリーのサングラスフレームや、

スバルエンブレムの六連星部分に採用した顔料ですね。

尚、蛍光色は扱いが難しく、ワークショップでは使用を控えて貰っていたのですが、今回は塗装経験者と言う事で対応する事にしました。

比較的小さい物なので使うのはエアーブラシでも良いのですが、折角自動車ボディの塗膜と同様の物が塗れると言う事で、一般的なスプレーガン(口径0.4,mm~1.0mm)を使って貰っています。

使用するトップコートクリアーは常温一時間で硬化するタイプ=STANDOX K9600エクストリームプラスを採用しています。

クリアーを硬化させている間に、4ピース色見本の枠の文字部分の塗装を行って貰います。通常ここもスタンドックスの塗料を使っていますが、ワークショップでは工場二階の室内で行うので、臭いが少ない模型用の水性塗料を使って貰っています。

塗膜が硬化したらそれぞれを組み合わせて完成です。お疲れ様でした!

左の二つはホワイト系パールと蛍光オレンジで、それぞれ下色2種と上色2種の合計4色を使っています。

右の二つは下色の黒とアンドロメダで2色、その他マゼンタ&パープル系のソリッドカラーで2色を作って貰いました。

蛍光色は派手過ぎると思い今まで敬遠していましたが、意外と(むしろ)良い感じです。知り合いの塗装屋さん(GUNさん)が、「ワークショップでは普段やらないような事をやり出す人が居るのでその発見が面白い」と言っている意味がよく判りますね。

ワークショップは12時~19時くらいで完了し、その後はいつもの塗装屋会みたいな感じでフリースペースに!

スリースペースではいつものメンバーと、今回はSNSで繋がった方も遊びに来ました。画像で見ていた時はもっと大きいのかと思っていましたが、実物を見ると想像以上にサイズ小さくてビックリです。GUNさんのブラックラビットが大きく見えますね!

これをプラ板から作っているって・・・。

色見本キーホルダーのワークショップはその内容からしてどうしても少人数(2~3人)となり、また参加費も比較的高め(¥12,000)となってしまいますから、次回は塗装工程を無くし、好きなパーツを選んで組み付けるだけといった比較的簡単&安価に出来る内容を試してみようかと思っています。

この度のご参加ありがとうございました!

2025年大田区桜マップ

今年は4月に入ってから気温が低かった日があったせいか、都内の身近な桜をいつもより長く楽しめた気がします。

なので通勤路や近所のウォーキングで多くの桜を撮影していたので、来年以降の為に桜観賞用のマップを作っておく事にしました。

上の画像は大田区池上の、呑川から少し中の方に入った照栄院裏手の枝垂れ桜です。

道は行き止まりとなっていて、奥にある階段を登ると池上本門寺の五重塔付近に出られます。なので日中人が殆どいなく、またこの事を知らないと桜がある事も判らないので、ゆっくり撮影できるのも気に入っています。

時期的にはソメイヨシノよりも少し早めに咲く感じで、また丁度ここに街灯があるのでスマホでも撮影し易いのが気に入っています。

尚、掲載している画像は全てGoogle Pixel7a(スマホ)での撮影となります。

その後徐々にソメイヨシノも開花していきました。

ここは同じく大田区池上の、日蓮橋の上からの撮影となります。

ここから左手に見える桜の樹がこの辺では一番立派に見え、散歩中の人も足を止めて撮影されている姿をよく見ます。

先ほどの日蓮橋から左前方に見えた桜並木となります。この時点ではまだ五分咲くらいで、この後花が増えると陰が多くなってコントラストが強くなります。

まだ半分くらいで、この後雨が降ったのですがそんなに影響が無かった事、また気温が急激に下がったのでむしろ花を長く楽しめる事となりました。

先ほどと同じ場所での帰り道(夜)です。

先ほどの場所から少し上流=池上方面に歩くとマンションと街灯があって一部明るくなっているので、スマホを手すりに置いて固定すれば夜でも比較的綺麗に撮影が出来るようになります。

人通りも少ないので周りの目を気にせず撮影できるのも良いと思います。

こちらは池上本門寺の五重塔です。桜の時期は結構人が増えるのですが、この日は気温が低く雨も降ったので殆ど人は居ませんでした。結構暗いので手持ちでの撮影は難しく、なのでスマホを地面に置いてセルフタイマー機能を使って撮影しました。

本門寺の山門を通らず、裏の道路から回って来れるので自転車でも気軽に寄れるのが良いですかね(車でも来れますが駐車場は無いです)。

その後雨が降っていた日の通勤路です。左前方に先ほどの日蓮橋があって、今回は逆に池上側から蒲田に向かって撮影しています。この時がほぼ満開で、ただ雨のせいか少し花が散ってますね。

こちらはJR蒲田駅と大森駅の間にある、踏切近くの公園です。立派なソメイヨシノが2本あるのですが、殆ど人が居ないのでベンチで花見をするには良い穴場だと思います(実際帰り道に夜桜を楽しむ女性3人が花見をしていました)。

車が通れなく一見行き止まりになっている所にある小さい踏切で、そのお陰で人通りも少なく穴場になっています。

その後淡いピンクの色見本キーホルダーを作ったので、それを持って外で撮影散歩をしに行く事にしました。

こちらは桜では無くハナカイドウですかね。公園の植木に咲いてました。

こちらは通勤路とは違いますが、自宅から歩いてもいける高級住宅街の大田区田園調布です。

ここの桜並木は非常に綺麗で、場所柄なのか外国人も多く見受けられました。東急田園調布駅から歩いて10分くらいの場所です。

桜も散り始めていたので花びらと一緒に撮影です。こうやってみるとソメイヨシノはピンクより白に近いのが判りますね。

場所が変わって、こちらは当工場から比較的近くにある大田区唯一の砂浜がある大森ふるさと公園です。ここも徒歩圏内ですね。

桜の樹は密集していなく点在しているような感じで、広々とした開放的な雰囲気になっています。

敷物を敷いてもOKのようで、この日は食事をしながら花見を楽しんでいる人も多く見受けられました。公共交通機関では来にくい場所ということもあってかいつ来ても人口密度は低く、比較的穴場だと思います。

砂浜があるので、花見以外でもゆっくり出来る感じが気に入っています。犬を散歩する人や、シェード下で瞑想をしている光景をよく見ます。

そしていよいよ終盤です。先ほども紹介した日蓮橋付近の桜並木の道ですね。池上側から蒲田方面を向いて撮影しています。

その先の呑川がカーブした場所にはゴミを止めるフロートがあって、呑川上流から流れて来た桜の花びらがここに溜まるようになっています。前日に全部回収されていたので、一日で結構な量が溜まるのが判ります。

池上本門寺の桜

その他、池上本門寺の正門からの風景や、

多摩川の桜も満開

定番の多摩川土手も桜は見事ですよね。ただ夜間は真っ暗なのでスマホでの撮影は厳しいかなと(上記の過去記事はいずれもSIGMAのカメラで撮影しています)。

今年の桜は二週間くらい見ごろが続いたので、歩いていける身近な場所だけでも十分楽しむ事が出来ました。

つくね(猫)では無く犬をお迎えいていたらお出かけ時には常に連れていっていたと思うので、今とは全然違った生活になっていたかもですね!

色見本キーホルダー ビアンコフジ完成

趣味で作っている色見本キーホルダーですが、新たにフェラーリ純正色ビアンコフジ=「BIANCO FUJI/ITALIA」(カラーコード:226027)を枠に塗装したモデルを作成しました。

ビアンコフジについては仕事で何度か塗っている色で、

フェラーリ488のリモコンキーカバーや、

フェラーリ458のリモコンキー等で何度かの施工事例があります。

スタンドックスのホワイトパール原色は現在4種類があり(MIX801,826,829,836)、このビアンコフジではその中でも古いタイプのMIX801が使われています。昔ながらの暖色系=黄色味のあるパールといった感じで、近年良く見る粒子が細かく抜けの良い寒色系パールに比べるとクドい感じがするのですが、今回程の小さいサイズだとむしろそれが贅沢な感じで丁度良くなっています。

ちなみにフェラーリの車体ではソリッドカラーの白なら何度か塗った事がありますが、ホワイトパールは経験が無く、最初にご依頼頂くまでその存在自体知りませんでした。

今回のキーホルダーではそのビアンコフジを枠の部分に採用しています。

色相環の部分は厚さ3mmのミラーアクリル板をレーザー加工機でカットし、12種類のキャンディーカラーで塗装を施しています。

色相環の背板には、シルバーホログラムラメを採用しています。

色見本キーホルダーに採用しているホログラムラメは、「ラメ」と呼ばれる中では比較的粒子の小さい物ですが、それでもこういった塗装は通常自動車補修に使われる事はありません。この顔料を埋める為にはクリアーを厚塗りする必要があり、そうなると塗膜限界を超えてトラブルが生じてしまう為ですね。

なのでこちらのキーホルダーでは、透明アクリルの裏側からラメを塗る事で膜厚が大きくならないようにしています。ラジコンのポリカーボネートボディを塗る場合と同じような感じですね(なので裏側は凸凹でザラザラしています)。

ちなみにショーカーに見るようなラメ仕様はあくまでも室内展示が基本であって、一般的な自動車のように屋外で長時間雨風紫外線に当たり続ける使い方とは別の物となります。なので実用がメインな自動車補修用塗料ではその設定が無いんですよね。塗装の役割は主に「美観」「保護」「識別」で、用途によってそのバランスが違うといった感じです。

文字等のドロー部については、黒では無く「グレー」を採用しています。

またグレーも、単に白と黒(STANDOX MIX570+MIX571)を足すだけでは青味のある寒色になってしまうので、今回の暖色寄りなビアンコフジのホワイトパールには合わないですから、新たに作った黄色味のあるグレーを採用しています。

作業的には黒の方が楽なのですが(特に修正時)、黒だとコントラストが強すぎる気がしたので、今回は柔らかい感じでグレーを採用してみました。

近々ウェブショップで販売を開始しますので宜しければご検討くださいませ(ただ開始1分程度で売り切れてしまいますので、事前にXの当アカウントから開始日時の告知を御確認頂き、予めログインID登録をして直ぐに買える状態にしておく事をお勧めいたします)。

その他には、枠の色はビアンコフジのままで、背板とドロー部(文字)の色をピンク系にした物も作成しました。

ドロー部に塗っているのはただのピンクでは無く、蛍光顔料を混ぜた塗色を採用しています。線が細い箇所だとただのピンクでは背景に埋もれてしまい文字が見えにくくなってしまうので、蛍光顔料で発色を良くして輪郭をはっきりとさせています。意外に色々試行錯誤しているんですよね。

全体のデザイン自体は初期の頃から変わっていないのですが、レーザーカットする始点などを工夫したりして細部の仕上がりが良くなるようにもしています。効率化もかなり進化しました。

一見すると大量生産された工業製品ですが、実はハンドメイド!というのが私的な理想で、地味な作業を積み重ねていって昇華させていく過程と様が好きです。

こちらは同じピンク系でもちょっと派手過ぎるラメで、さすがにこれは使い道が無いなと思っていたのですが、

今回のビアンコフジとピンクの文字の枠に合わせてみると意外にも良い感じになりました。既存のピンクラメがソメイヨシノとすると、こちらは芝桜といった感じですかね。

私が仕事で使う「色」は絶対音感のような基本の部分というのが存在しなく、強いて言えばそれは塗料原色にあたると思うのですが、混ぜ物のないそれらの色=例えば青の場合だとそれ単色では黒にしか見えないので、色相としては殆ど参考になりません。

なので重要なのは他の色との組み合わせ=「比色」であって、それぞれ隣り合う色や、面積の比によってどのように見えたりするのかに重きが置かれます。それぞれの色を単色で見ても余り意味は無く、白でも黒でもとにかく他の何かの色と比べる事が重要で、厳密に言うと色(色相)だけでは無く「明度」「彩度」、そして粒子感や輝度感、フリップフロップ性など多岐にわたります。

という事で、2種類のピンク系ラメを採用した背板のキーホルダーを並べてみました。左が既存のピンクホログラムラメ、右が「これは使えないな」と思っていた派手なピンクラメです。

ただ好みについては人それぞれですから、7月に出店するデザフェスではこれらを隣同士に並べ、どういった方が買ってくれるのかを検証してみたいと思います。

ちなみにその他にも、見る角度で色味が変わるクロマフレア系顔料を使った背板も作っていたりします。こちらは当店規定のNo.64ですね。

ピンクというよりは紫系なのですが、クロマフレア顔料(本物)には無い色味の物で、私的に気に入っている色でもあります。ただやはりラメや結晶塗装のような立体感が無いので何か物足りないんですよね。

ただ色相が変化するクロマフレア系カラー(所謂マジョーラ)は一般の方には人気があるので、実物を見て貰えるデザフェスのような催しは結構面白かったりします。

ご興味のある方は是非!

→DESIGN FESTA | デザインフェスタ オフィシャルサイト

rotiformホイールセンターキャップ加工

先日塗装の仕事でお預かりしておりましたrotiform=ロティフォームのホイールセンターキャップ5個です。

今回は塗装だけでは無く、こちらをスリーポインテッドスター仕様の艶あり黒にされたいという事で作業を承りました。

尚、塗装については仕事なのでブログ=PRO_Fit日記の方で紹介しますが、制作については個人的な趣味のような事となりますのでこちらの社外記に掲載するようにしています。

参考までに以前制作したエッティンガーホイール用のセンターキャップを紹介しますね。

この様な感じで直径68mmのホイールセンターキャップに合わせたスリーポインテッドスターを樹脂で作成し、

その後装着した状態の画像も送って頂きました。

今回のホイールキャップはその時よりも2mm大きい、直径70mmとなります。

試しにと、前回予備用として作っておいた68mm仕様のスターを合わせてみると違和感がなかったので、今回はこちらの型を使用するようにします。一からマスター型とシリコーン型を作ると大幅なコスト高となってしまうので、今回はそれを省ける感じですね。

ただちょっと難点があって、

今回のキャップはフチとプレートが別体になっていて、

通常であればプレートを外すと土台部分が平滑なのですが、今回はフチのパーツを取り付ける為の段差があって凸凹としているんですよね。

だったらという事で既存のプレートはそのままに、上からスターを貼り付ける!という方法も出来なくはないのですが、

プレートは湾曲しているのでスターの周り(フチ)は浮いてしまいますから、この場合結局削って平面にする必要があるんですよね。溝も見えなくはなるにしても残っていると気持ち悪いですし、かといってパテやパネルボンド(接着剤)でそのまま埋めるのも違うかなぁと。

という訳でジャジャーンと!レーザー加工機の登場です。趣味で作成して販売している色見本キーホルダーも全てこれを使用しています。余りにも役に立ってくれているので、いずれ自宅にも導入しようかと思っているくらいです。

各部の寸法を測ってデータを作成し、土台部分のフチに合わせてリング状のアクリル板を切り出しました。

元の段差に合わせてアクリル板の厚さは1.5mmを採用しています。ピッタリに出来ました。

その上に今度は2mm厚のアクリル板を載せました。

そこに68mmで作ったスリーポインテッドスターを取り付けます。尚、上の画像では下のアクリル板をカットしたままですが、塗装する前にフチの角を削って滑らかにするのでサイズ違いの違和感はもっと減ると思います。

以前作ったシリコーン型はちゃんと保管しておいたので綺麗な状態で残っていました。再び役に立つ日が来た事は何とも嬉しい限りです。

右が原型となる物で、それを基に作ったのが左側のシリコーン型となります。

よく離型剤を塗り、注型用のウレタン樹脂を注ぎます。ちなみに余った樹脂をそのまま捨てるのは勿体ないので、同じく以前作ったシリコーン型を使って色見本用のミニカーを作っておきます。

樹脂を注いでポリプロピレン製のシート(クリアーファイルをカットした物)を被せ、

平らな板を乗せて重石を置いて15分程待つと、

このような感じで複製品が出来ます。

勿論このままでは使えないので、バリを剥がしてペーパーで形を整え、サフェを塗って巣穴等も埋めるようにします。

この後は普通の塗装作業になりますので、こちらでは無くPRO_Fit日記の方での紹介になるかと思います。

念のためですが、制作のみや販売などは行っておりませんのでご了承くださいませ。