スマートフォンカバー クリアー塗装

phone先日到着しておりましたiPhone6用のスマートフォンカバーです。作家さん(絵師さんと言うのでしょうか)によるオリジナルのイラストで、その方と契約をされているスマートフォンのカバー屋さんにて製作して頂きました。

今回はこちらにクリアーを塗装する内容で、 作業自体は本業の塗装そのまんまなのですが、今回のは依頼主が居ないのでこちらの社外記での紹介となっています。ちなみに自分用の、と言う訳でもありません(そもそも被せる本体を持っていないと言う・・・苦)。

phone1 実はスマートフォンカバーの塗装については、いつも決まった業者さん(っぽい)方からクリアーの塗装だけを請けていて、以前その画像も日記で紹介したのですが、その後御依頼主様から掲載は控えて欲しいという事で記事は削除しました。尚、それに関しても報告済みですので問題はありません。

ただその時のアクセス数がかなりの量だったので(3時間くらいで数百件と言う・・・)、だったらと言う事で試しに塗装の実例を紹介してみようと思った次第です。

phone2 ちなみに何故クリアー塗装だけかと言うと、いつも塗っている物もそうですが、今回のケースに使われているUVプリントはどうも艶が無いのです。

一応保護の為に最後にクリアーも印刷されている筈なのですが、それにしても塗装の質感とは大分違います。しかも黒い色の所はプリンターの動きに合わせたようなスジが結構目立ちますし・・・(まあ黒は仕方ないのでしょうね)。

phone3ちなみに今回黒を選んだのは、これを塗装で「漆」っぽい仕上がりにしたかったからで、だったらと言う事で絵柄も和風っぽい物を選びました。

イラスト自体はとても素晴らしいので、このザラザラな質感が艶々になればきっと凄く嬉しいと思う方は居るのではないでしょうか。と言う実益を兼ねたコンセプトです(笑)。

phone4 さらに今回気になったのはフチの白い部分で、UVプリントだとどうしても正面の平面部分しか印刷する事が出来ないらしく(出来たとしても対応できる機械がとても高いんじゃないかと)、ここが白いままだと折角のイラストが勿体ないので、周りのフチは黒で塗ろうと思います。

と言うか本当はカバー自体の色を透明か黒に出来れば良かったのですが、どうやらそれは選べないようなのです。まあむしろ今回はこれのお陰でやる事が増えたので良かったかも知れません。

尚、プラスチックの素材はポリカーボネートで、比較的柔らかいですが軟化仕様にすれば問題はありません。また今回は黒い方は耐擦傷性か、或いは傷復元クリアーを試してみようと思います。

phone5こちらのイラストは全体が淡いのでフチが白いままでも何とか見れますが、折角なのでこちらも何か色を入れてみようと思っています。

無難なところでは瓦の色に合わせたグレーか、または番傘に合わせた渋い赤を細味のラインにして入れても良さそうですね。仕上げのクリアーは、絵柄のところは敢えて艶消しで、フチだけを艶有りにして額装っぽくしても良さそうです。となると、黒い方もあやとりに揃えてフチは鮮やかな赤のラインを入れた方が、いやいやそこはピンクだろう・・・、と全く妄想が全く止まりません。

うーん、しかし一体どこに向かっているんだか(笑)。