UVプリントスマホカバー クリアーコート 完成

phone33 先日STANDOXプラチナクリアーの塗装を終えていたUVプリント済みのスマホカバーです。塗膜が完全硬化後、全面にペーパーを掛けて塗り肌を落としコンパウンドで磨きました。

phone30 そしてようやく完成です。

phone31 いつも業者さんからご依頼頂いている物は、透明なポリカーボネート製カバーに同じようにUVプリントが施されている物に一回のみクリアー塗装を施し、最後に磨いて仕上げています。UVプリントの特性上か、一回目の塗装は艶が引けるんですよね。

最初の状態も紹介します。

phone4こちらが一番最初の状態で、UVプリントだと側面までは印刷が出来ないようなのでフチに白い部分が残ってしまっています。また表面は凄いザラザラです。

phone32フチは単に黒を塗るだけでも良かったのですが、UVプリントの黒と新たに塗る黒との色の違いを判らなくする為、その間に1ミリ幅でムラサキのラインを入れる事で違和感を軽減させました。

マスキングと塗装方法は以下の記事が判り易いかと思います。

UVプリントスマホカバー 本塗り

スマホカバー クリアー塗装 下塗りとしてのクリアーは2工程、最後に塗ったプラチナクリアーを含めると3回分の塗装となっています。またUVプリントされた際に出来た段差を無くす為、その都度クリアーを削って平らにしています。

phone (1 - 1)-9クリアーの厚みでまるで漆器のようになりました。

今回最後に使ったプラチナクリアーはメルセデスベンツのナノクリアの補修に使う(指定されている)物で、特に耐擦傷性に優れた特性からして少々乱暴に扱うスマホのカバーにも向いていると思います。

難点としてはその塗膜特性からして非常に磨き難い事で、一旦ゴミが付いてもそれを処理し難いですから(傷が付かないのでペーパーもコンパウンドも効かないのは当然です)、そんなに安易には使えない、と言う感じですかね。一回熱を入れたくらいでは締まりきらない為に二度焼きは基本で、出来るなら60℃では無く80℃まで上げた方が効果的なようです。

取り敢えずようやく完成出来ましたので、後日内容を纏めて施工例として改めて紹介ページを作製しようと思います。今後IKEAに額を買いに行かないと、ですね(笑)。