ようやく心の整理がつきまして

inco-9自宅で飼っているコザクラインコですが、実は今年のゴールデンウィーク辺りに亡くなっていました。羽根の根元に悪性の腫瘍が出来てしまっていたのです。

最初に連れていった病院でレントゲンを撮って貰った所、どうも肺炎っぽいとの事で薬を貰ったのですが、その後も症状は変わらず、次にセカンドオピニオンとして行った病院で羽根の根元に腫瘍があると判りました。

ただその先生曰く、その時の病状では手術などの治療は余り意味は無く、もう予後を見ていくしか無いだろうとの事でした。私も少々パニックだったのでさらに他の動物病院にも相談していたりしたのですが、相談に乗ってくれた先生は鳥の専門で、また非常に信頼できる方でしたので最終的にはその通りにする事にしました。

それからは出来るだけ早く帰って鳥の面倒を見ようと思い、こちらで紹介していたR2D2の制作が止まったのは実はそれが一番の理由です。

ただその頃私が出来る事と言えば、体が汚れないように毎日小屋の掃除をしてあげる事、リンゴを摩り下ろして食べ易くして上げる事、新鮮な葉っぱやビタミン剤を上げる事、処方された薬を与える事だけで、ただそれでも先生が驚く程長生きしてくれました。随分と健気な鳥だと言って下さったのが本当に救いだったと思います。

それからの日々としては、残るもう一匹のセキセイインコを猫可愛がりして(笑)何とか凌いでいたのですが、今日見たネットの記事で・・・

「一日一日を大切に、楽しい毎日を送ることができれば、ペットの生涯は「悔いのない生涯だった」といえるでしょう。問題なのは生きた時間の長さではなく、中身なのです。」

と言う文章を見て号泣してしまいまして、と言うか今も嗚咽が止まりません(苦)。

私がもっと早く気が付いていればと後悔する事はありますが、今回の記事を読んでようやく折り合いがつきましたので一応こちらでも紹介しておこうと思った次第です。

病気が発覚してからの最後の二か月は穏やかに過ごせましたので、今思っても無理に他の病院で手術などをしなくて良かったと思っています(麻酔をしてそのまま起きないと言う事もあるとの事でしたので・・・)。

今回の記事はこちらのページから見れまして、同じくペットを亡くしている方はまず周りに誰も居ないか確認してから見るのをお勧め致します(笑)。

自転車用色見本 原型作成

car53こちらは仕事の合間に作成している色見本で、最初は市販のダースベイダーのシリコーン型にポリエステル樹脂を注いで作成していたのですが、どうもオリジナリティに欠けるという事でその後自動車のフォルムをした型を作成して色見本を作成していました。

car27ただご依頼頂く製品は車関連ばかりでは無いので、それ以外のレパートリーを増やしておきたかったんですよね。

sworks9と言う訳で今回はこのカーボンフレームのフォルムの一部をコピーさせて頂く事にしました。尚こちらは現在塗装の仕事でご依頼頂いているS-WORKSのカーボンフレームです。

sworks7 2次元的な輪郭線については以前作成しておいたデータがあったのでそれを使えるのですが、折角今回本物があるので今の内にZ軸もコピーしておく事にしました(本当はそのまま3Dスキャンが出来れば一番良かったのですが・・・)。

sworksmini Illustratorで作成したベクトルデータはそのままCorelDRAWのプラグインソフトを使ってレーザー加工機に出力出来ます。こちらはテスト的に5ミリ厚のアクリル板をカットしました。

sworksmini1 こちらはデータの一部を切り取り、改めて2mm厚のアクリル板をカットした物です。色見本のテンプレートに装着した完成イメージはこんな感じですかね。テンプレートの方の落書きは少し前に紹介した染付風色見本で蛸唐草模様の練習で描いた物ですので気にしないで大丈夫です。

sworksmini2 先ほどのカットしたアクリル板に手で混ぜられるタイプのエポキシパテを盛りつけました。

sworksmini3 その後#120~#180のペーパーで研いでそれらしいラインを形成します。

sworksmini4 その後塗装した物をこんな感じに貼り付けて色見本となります。本当はヘッドチューブが1cmくらい飛び出るようにしたかったのですが、まあそれはまた別の機会に・・・(新たなご依頼も増えてしまいもはやパンク寸前です)。

sworksmini5 と言う訳で仕事の序に一緒にサフェーサーを塗らせて貰いました。

sworksmini6この後サフェ―サーを研いでラインを整えたらシリコーンで型を取って量産出来るようにします。

いずれはミニチュアのヘッドカバーも原型から作成して耐熱シリコーンで型を取り、ピューター(低溶融金属)で鋳造→結晶塗装→凸部研磨鏡面上仕上げ→キーホルダー化(じゃなくて色見本化)と言うのを実現したい次第です。

3日遅れのスーパームーン

trek-1-1-31 今日は天気が良い気配しかしなかったのでやる気満々で自転車通勤にしました。画像はいつもの多摩川サイクリングコース脇の産業道路の真下です。

trek-1-1-33 最近はもっぱら徒歩での通勤なので自転車に乗るのは週に1~2日程ですが、やはりと言うかこのスピード感は楽しいです。朝は人も多いので色々気を遣わないといけませんが、今日くらいの気温なら夜のサイクリングコースは殆ど人が居なくなるのでストレス無く走れて気持ちが良いです。何より人目を気にせず撮影に没頭出来るのがうれしいですね。地を這うようにしてカメラをセットしている姿は人様には見せられる格好ではありませんので…。

trek-1-1-35今日が人生最後の日だと思って全力で挑む!と言うのは中々難しいのですが(次の日の事を考えると無理ですって・・・)、今日一日を締めくくる!と言う点については徒歩または自転車での通勤は非常に有効になっていると思います。

仕事ではどうしても一日単位で物事を考える事は出来ませんが、体を動かす事でスイッチを切り替える事はし易くなるようなので、お陰で大きなプレッシャーに押し潰されずに済んでいるのだと思います。

と言う事で、そろそろ年内の受付制限をしないとですね(いよいよパンク寸前です)。

スマートキ―用トヨタ極小エンブレム 増産

key65ちょっと前に塗装が完了していたトヨタの極小エンブレムです。現在進行中のトヨタスマートキーに埋め込んで透明レジンで固める為の物となります。

その後ボタンに入れるロゴの色が変更になりまして、自動的にこちらの色も塗り直しとなったのですが、ただ現状既に二回程塗り重ねていてボテっと感が否めませんから、今回改めて作り直す事にしました。

key127 しかしながらトヨタマークのシリコン型は一個しか無い為、沢山作るとなると何度も注型しなければなりません。

car124 結果、みるみるミニカー型の色見本も増えていくと言う…(苦笑)。

key128 その後アルカリ洗浄槽に浸け置きし、さらにウォッシュコンパウンドを使って隅々まで脱脂&足付け処理を行います。

key125 さらにシリコンオフで脱脂し、台に固定します。

key126塗るのはいつもの2液ウレタンサフェーサーで、ただそのまま塗るとさらにボテっとした肌になってしまう為、10%程シンナーを足して塗っています。

この後熱を入れて表面を軽く研いだらいよいよ本塗りです。

尚、色に関しては先日テストしている3コートSPFシルバーで、現在4種類の色見本が出来ていますが、今回はさらに黒味の強い色を作成します。一方では先ほどのミニカー型の見本を塗りつつ、こちらも同時に塗って良さそうな物を選んで実際に使うという方式です。

内容は普通に塗装のご依頼なのですが、レジンを使った注型などは専門外と言う事でこちらの社外記での紹介となっています。ちょっと複雑になってしまって申し訳ございません。

何とか年内完成を目指していますのでどうぞもう少々お待ちくださいませ!