自転車用色見本 原型作成

car53こちらは仕事の合間に作成している色見本で、最初は市販のダースベイダーのシリコーン型にポリエステル樹脂を注いで作成していたのですが、どうもオリジナリティに欠けるという事でその後自動車のフォルムをした型を作成して色見本を作成していました。

car27ただご依頼頂く製品は車関連ばかりでは無いので、それ以外のレパートリーを増やしておきたかったんですよね。

sworks9と言う訳で今回はこのカーボンフレームのフォルムの一部をコピーさせて頂く事にしました。尚こちらは現在塗装の仕事でご依頼頂いているS-WORKSのカーボンフレームです。

sworks7 2次元的な輪郭線については以前作成しておいたデータがあったのでそれを使えるのですが、折角今回本物があるので今の内にZ軸もコピーしておく事にしました(本当はそのまま3Dスキャンが出来れば一番良かったのですが・・・)。

sworksmini Illustratorで作成したベクトルデータはそのままCorelDRAWのプラグインソフトを使ってレーザー加工機に出力出来ます。こちらはテスト的に5ミリ厚のアクリル板をカットしました。

sworksmini1 こちらはデータの一部を切り取り、改めて2mm厚のアクリル板をカットした物です。色見本のテンプレートに装着した完成イメージはこんな感じですかね。テンプレートの方の落書きは少し前に紹介した染付風色見本で蛸唐草模様の練習で描いた物ですので気にしないで大丈夫です。

sworksmini2 先ほどのカットしたアクリル板に手で混ぜられるタイプのエポキシパテを盛りつけました。

sworksmini3 その後#120~#180のペーパーで研いでそれらしいラインを形成します。

sworksmini4 その後塗装した物をこんな感じに貼り付けて色見本となります。本当はヘッドチューブが1cmくらい飛び出るようにしたかったのですが、まあそれはまた別の機会に・・・(新たなご依頼も増えてしまいもはやパンク寸前です)。

sworksmini5 と言う訳で仕事の序に一緒にサフェーサーを塗らせて貰いました。

sworksmini6この後サフェ―サーを研いでラインを整えたらシリコーンで型を取って量産出来るようにします。

いずれはミニチュアのヘッドカバーも原型から作成して耐熱シリコーンで型を取り、ピューター(低溶融金属)で鋳造→結晶塗装→凸部研磨鏡面上仕上げ→キーホルダー化(じゃなくて色見本化)と言うのを実現したい次第です。