COLNAGOシェイク、ダ…

 先日ハブのラチェット音を(少し)静かにする事に成功したCOLNAGOです。これでもかと言うくらい疲れ果てて帰路につこうとすると、何故かリヤのタイヤがフニャフニャに…。

この時間帯でのパンク修理は色々堪えますが、まあその辺の暗闇でやるよりかは全然マシですか。

ただタイヤチューブの予備が無いまま走るのは帰るのはちょっと怖いので、今日のシェイクダウン撮影は諦めて、短ルートで帰りますか・・・。

 と思いきや!(笑)。

こんな事もあろうかと工場に置いておいた予備用チューブです。

いつものパターンだとこれが米式バルブ(cannondale用)だったりするのですが(一体何故…みたいな感じで)、普通に仏式なのでCOLNAGOにも使えます。いやー、備えあれば、ですね。

 と言う訳でいつもの通勤ルート、多摩川サイクリングコースです。

 いつもの産業道路高架下は先約が居たので(一体どうして…)、羽田空港寄りの方まで少し走ってみました。

 パンクしていなければ羽田空港の方まで行こうかと思っていたのですが、まあ体も仕事で疲れていたので丁度良かったのかも知れません。

ちなみに今日初めてまともに走ってみたCOLNAGOの感想としては、どうもリヤのシフトが変…。チェーンの位置が上手くあっていなくて、場所によってカラカラうるさいので調整が必要そうです。これが凄いストレスに…。

リヤディレーラーの調整、出来るかな…と思いきや、そう言えば少し前にオートサプライヤーさん(TREKの元オーナー)から貰った自転車雑誌に、たしかそれの特集があったような気が…!

と言う事で、本当は今度ハブの反対側を掃除する予定だったのですが、その前にこちらを先に直しておこうと思います。うーん、折角今日ハブレンチが届いたのに(笑)。

1/43ポルシェミニカー用 デカール作成

現在本業の塗装で作業中のポルシェ純正(と言うか正規ディーラー取り扱い製品)のポルシェ911 turboSのミニカーです。

今回はリヤバンパーにある「PORSCHE turbo S」のエンブレムを再現したい為、ここをデカールで作成します。

 ロゴについてはその辺にある画像を使うと言う訳では無く、Illustratorなどのソフトを使って新たにベクトルデータを作成します。この時点で少しハードルが高くなるかも知れませんが、私も最初は全く何も判らなかったのでやろうと思えば誰でも出来ると思います。

私的に嫌なのはやろうと思った時にそれが手元に無い事で、そのせいでお陰で工場には色々な端材が眠っています。鉛の塊とか(笑。いつか自分で釣り用の重りを作ろうと思いまして)。

 デカールの印刷に使うのはこちらのドライプリンターで、既に廃版となったアルプス電気のMD5000と言う機種です。

商用印刷については本来であればシルクスクリーンや溶剤プリンター、UVプリントなどが一般的ですが、極少量を個人レベルで使うにはさすがにそれは厳しいので、こういったプリンターは非常に重宝しています。

もしくは最近であればファブスペースなどを利用すると言う手もありますが、こういった事を好んでやる人間はオープンなスペースよりも自宅工房でネチネチとやっている性分だと思いますので、恐らくそういった明るい場所には行かない傾向にあるのでは…と思っています。イメージとしてはポム爺さんのような感じですかね(多分間違い)。

 ドライプリンターの構造は昔ながらのインクリボン方式で、それ故に「たまにしか使わない」と言う使い方でもノズルが詰まったりする事がありません。そもそもノズルがありませんし(笑)。

インクはリキッドでは無くドライタイプで、またUVプリンターのように色褪せてしまう事が無い為、私的にこれがとても気に入っています。本当はキックスタートか何かで既存のインクリボンを使って印刷出来る新しいモデルが出来てくれれ嬉しいのですが、まあ今時インクリボンは無いですか。

 印刷に使うのはデカール専用紙で、知り合いの塗装屋さんからもっと良い物を紹介して頂いたのですが、これの在庫品がかなり余っている為に当面はこちらを使い続ける事に…。

ちなみに使う前には塗装の下地処理同様、表面を足付け処理してシリコンオフで脱脂してから印刷しています。足付けに使うのはアシレックスオレンジ(#1300相当)で、新品を使うとメタリック系はペーパー目が出る為、少しお疲れ気味になった物か、もしくはバフレックスが良いかも知れません。「新品にそれの必要は無いだろう」と思えるのは多分足付け&脱脂の威力を知らないだけで、その処理された面には剥離を想定して作られたマスキングテープでさえ糊が残って剥がせなくなる程ですから、ドライプリンターに効かない訳が無いのです、と言うのが私的な見解です。

 今回のポルシェエンブレムに使うのはこちらのメタリックシルバーで、「これももう廃盤かな・・・」と思ったら、サードパーティメーカーでは普通に売っていました(笑)。

象のロケット

 私的に思うこのプリンターの弱点は「インクリボンの重なり」で、今使っているプリンターは先ほどのサードパーティメーカーさんでOHをして貰っていますが、それでも塗装屋の観点で見るとどうしてもそれが見えてしまいます。その点では溶剤プリンターの方が優れているかもですが、ただそれも機器のメンテナンスによる所が大きいようで、最初は良くてもその後の保守点検をサボると…みたいです。

ちなみにその「継ぎ目」の対処法としてですが、私の場合はロゴの位置をずらして何個も印刷し、これによって時々奇跡的に素晴らしい物が出来上がる「ワンオブサウザンド方式」を取っています。まあ実際は1000個も刷る訳では無いのですが(笑)。

ちなみに上記のデカールを使った実際の施工例のページもありますので宜しければどうぞ。

SENNHEISER E945 Microphone

この時は半艶仕上げだった為、磨き処理が出来ないので下塗りでデカールの段差をしっかり平滑にする必要がありました。

完成後はオーナー様より「想像より、また日記で拝見した画像よりももっと素晴らしい出来で、感激いたしております。大切に使わせていただきます。」とのお言葉も頂戴しました。辛かった光景が走馬燈のように…(笑)。

 そしてデカールの完成です。今回のロゴはインクリボンの幅よりも全然狭い為、リボンが重なり合わさる部分に関しては何の心配も無いのですが、やはりと言うか「擦れ」が生じたりする事があるので、多めに刷ってその中から良い物を選ぶようにしています。

今回はボディカラーが白なのでエンブレムが余り目立ちませんが、新たに塗る色は赤なのでこれはかなり目立つと思います。まあ仕事がら目立ってはいけない(手作業でやったとは思えないように見せないといけない)訳なのですが(笑)。

ちなみにこちらのページ上段でご案内している通り、ここで紹介する事項は「PRO_Fitの仕事とは関係無い事」となります。単体でデカールやロゴを作成して欲しいというご要望にはお応え出来ませんのでご了承下さいませ(塗装の付帯作業としてこちらから提案をするという形となります)。

次からは本来の仕事となるので日記での紹介になると思います。塗装工程は少し先になりますが、引き続きもう少々お待ちくださいませ!

ポルシェミニカー 外装部品分解

 先日ボディの取り外しが完了していた1/43サイズのポルシェ911turboSのミニカーです。いよいよ外装部品を取り外します。

 ボンネットバッジは幸いにしてクリアーの上にシールが貼ってあった為、

 カッターの刃にシリコンオフを塗り、隙間に挿し込んで綺麗に剥がせました。

 フロントフェンダサイドマーカーは接着剤固定で、それを取り外すよりも外した際にどこかに飛んで行ってしまうのが恐ろしので、各部品は表からマスキングテープを貼った状態で外していきます。

 ミラーは外さないで塗れればと思ったいたのですが、結局外しました。

しかしヘッドライトカバーは頼んでもいないのに勝手に外れてしまうと言う・・・。

 ドアミラーの鏡部分の反射シールも綺麗に剥がせたので再利用可能です。下に敷いているのは糊が着かない紙で、これに挟んで保管しておきます。

テールランプは裏側から押すところは無く、かと言って外側から抉るのは嫌だったので…、

 裏側にあったネジを外してみると、

多少塗料で固着していましたが、強く押したらリヤスポイラーが外れてくれました。

スポイラーが付いていいた溝からテールランプを押せたので無事綺麗に外す事が出来ました。

ちなみにこのテールランプの本物がこちらです。

 と言う訳で何とか付属品は無事取り外せました。

 外装部品は単なる嵌め込みかと思いきや、結局ほぼ全ての部品に接着剤が付いていて、予想していたより時間が掛かってしまいました。しかもやはりと言うかある程度のリスクがあるので、仕事としてやるにはハードルが高いかもですね。部品取り用として一台用意出来れば間違いが無いのですが…。

それにしても1/43サイズと言うのに本当に良く出来ています。このキャリパーはこれですかね。

リヤのエンブレムはシールでは無くクリアー下にデカールが貼ってある為、

ロゴはデータから作成し、同じようにデカールを作って対応します。

既にデカールも出来ていますので、そちらはまた後日紹介しますね。

引き続きどうぞもう少々お待ちくださいませ!

竹芝桟橋行き

 ゴールデンウィーク中の事なのですが、ちょっと用事があって竹芝桟橋に来ていました。 身内がここから大島に行くと言う事で車で送りに来ていたのです。

ちなみに画像のは本物の船のマストでは無くモニュメントです(まあこんな派手なマストも無いとは思いますが)。

COLNAGOのテストランをしたかったので、一緒に車に積んで来ようと一瞬考えたのですが、それは余りに空気を読まな過ぎるだろうと言う事で一応控えておきました(苦)。

 なのでせめて夜景の撮影でも撮ろう!と言う事でDP2Merrill(カメラの事)だけは持って来ていたのですが、その日はCOLNAGOのメンテナンスをしていた記事をアップしていたのでこれらの画像はお蔵入りしていたんですよね。

 向こうに見えるのは中央区でしょうか。工業や倉庫が並んでいた埋立地は、今やお洒落なベイサイドタワーマンションへの様変わりです。

遠くから見えたレインボーブリッジがピンクに見えたので、いつもの品川埠頭に寄って近くから見てみると、海面が赤くなるほどのピンク色に!湘南の海じゃないですが、まるで赤潮かと思う程です(苦笑)。

明日の通勤は自転車を予定していて、いよいよCOLNAGOのシェイクダウン!かと思いきや、今も雨が降っているのでcannondaleの出番ですかね~。