エポキシ接着テスト、みたいな

先日メガネセルフレームの修理をしている時に、ふと「エポキシ接着剤の強度って」と思い、ちょっと実験的に試してみる事にしました。

使うのはその辺の河原で拾ってきた石で、ちなみに違法ではありませんので念の為。

先日まとめ買いをしたステンレス製の取っ手のねじ穴に3Mの構造用エポキシ接着剤を充填し、石に貼り付けます。

イメージとしてはこんな感じです↓

取っ手と石を接着する面積は極僅かですが、ネジ穴に充填されたエポキシ接着剤はネジ山に食い込み、また石側は表面にある微細な孔にエポキシ接着剤が浸透する事で見た目以上に強固な接着が得られるのでは!?と思った次第です。って単に私の頭の中のイメージなだけなのですが(苦)。

ちなみに石の裏側にはこんな感じでステーを貼り付けています。

黒いのは同じく構造用エポキシ接着剤で、間にファイバークロスを練り込む事により接着面積と強度を確保しています。これは以前施工したcannondaleのフレーム修理の応用みたいな感じですかね。見た目は酷いですが、多分人の力ではもう剥がせません。

参考までに↓

cannondale system six carbon frame

 と言う訳で取っ手の接着(?)が完了です。

 後はどれくらいの力まで耐えられるのかを引っ張り強度テストをしてみたかったのですが、意外に見た目が良い具合になってしまったので、これはこれで使ってみようかと、と言う事に…。

尚、引っ張り強度テストとはこんな感じでして↓、これはまた機会のある時に…。

色見本キーホルダー 引っ張り強度耐久テスト

 と言う訳で、取りあえずは貨物用エレベーターの扉に取り付けてみました。ツッコミどころが満載ですが、ここに取っ手があると便利なんですよ。

 この扉は引き戸タイプの為、力の入る方向は横方向が基本となりますが、ただそれでも「あの面積の接着だけで!」と言う具合にどれくらいの強度があるのか目安になればと思います。

あとさすがにこの石が落ちたりしたら怖いので(足の指が…)、ネジの頭を通した後にCリングを挿し込んでみました。思い付きでやってみたのですが、全く抜けなくなってちょっとビックリです。

Cリングは以前フィアットのリモコンキーを修理塗装した時に買っておいた物で、その後出番は無かったのですが、ようやく日の目を見る事が出来ました。ようやくだよ君たち、みたいな(笑)。

尚、フィアットのリモコンキーの修理&塗装は以下ページで紹介しています↓

FIAT Remote Key

今回使った取っ手はあと207個残っているので、当分まだ遊べそうです(他の種類を含め合計324個買ったのでして…)。