色見本壁時計(草案)

 ちょっと紹介する事が無くなってしまったので、少し前から構想している「PRO_Fit色見本壁時計」のイメージイラストでも紹介したいと思います。

材料として使うのは色見本用として作成している注型ミニカーで、先日遠心注型によって裏面がフラットなタイプを量産出来るようになった為、折角なのでこれを使って何か面白い物を作ろう、と言う事となります(構想自体は時計の方が先なのですが)。

尚、ミニカーを量産する遠心注型については以下記事をどうぞ。

第3回~ 遠心注型

一応これで遠心注型は完成型となりましたので、今度時間が出来たら改めて記事を纏めておきたいと思います。

そして!

 ただ単に壁時計を作っても面白くなので、各塗色には実際にその色を作る為の配合データなども記載してみようかと思っています(メーカーから配布されたデータは著作権上マズイので独自に作成した物に限りますが)。

また折角良い材料を使っているので、その辺も前面に押し出してみようと思います。と言っても普通の方にSTANDOXと言っても何のことだか判らないと思いますが…。

試してみたい仕様は色々あって、先ほどのは「艶消し黒」をベースにミニカーを艶々に、またこちらのイメージは艶消し仕上げにして普通に室内にも使えるようにといった感じになっています。

 ミニカーの配色は色相環となっていますが、特にこれに拘る必要は無く、彩度を落として柔らかくしたパステル系や、PANTONEの色見本みたいにグラデーションしていく様にしても良いかもです。車好きな方向けなら例えば歴代のGT-R純正色を並べて行く、なんてのも面白いかもですね。

と言う訳で、一旦これらのデータをメールに添付し、PRO_Fit二階工場に間借りして貰っているクリエイティブディレクターのK氏に投げてみたところ、画像と共にコメントが返って来ていたりしました。

以下がそちらになります。

「 やはり放射状に配置してあるほうが気持ちいいな。ただ、その場合配合データは「表」ではなく、要素を絞った上でテキストのみにするとすっきり収まるかも。」や、

「添付の「2」の方は表のままでも行けなくもないが要素が多すぎる印象ですな。」といったコメントと一緒に上記二枚の画像が送られて来ました。

うーん、なるほどですな(笑)。

時計の台座に関してはMDF板をレーザー加工機でカットすれば簡単に出来るのですが、文字の印刷方法と、また時計本体にはある程度の「厚み」が欲しい為、側面部分をどうするか、と言う所で思考がストップしています。

本来であれば文字盤はUVプリンターを使うか印刷したシートを貼ったりすれば問題無いのですが、やはりと言うかこの工場内にある設備と今出来る技術を使って全部一人で完結させたいんですよね。となると文字全てデカール、ですか…(恐)。

こちらは以前紹介したグラスリッドなる塗料メーカーの壁時計で、こんな風に四角形にした方がスペースに余裕があって良いかも知れません。

と言う訳で、各パーツを量産出来るようにして、それらを色々組み合わせてオリジナル壁時計が作れるようなればー、なんて思っています。まあ実際はこんな事をやっている場合じゃないので、結果作業は止まっている訳なのですが…。