小分けクリスタルクリアーセット増産

先日よりウェブショップで販売を始めたSTANDOXのクリスタルクリアー小分けセットですが、物好きな方がいらっしゃるようで既に2セットが売れ、生産が追いついていません。たった2セットで(笑)。

 その内の1セットをご購入されたのは先日当工場に遊びに来られた塗装屋さんで、そもそもそれをきっかけに今回の小分けセットを販売するに至ったのです。

その塗装屋さんも普段使っているクリアーは決して悪い物では無いようですが、実際にご自身でクリスタルクリアーを使って塗った物の仕上がりを見て、「いつも使っているクリアーは何だったんだ・・・」みたいな事を仰っていましたから、その違いには直ぐに気付かれたようです。

2セット目をご購入頂いた方は自家塗装で車のエンブレムを塗装するのに使うのだそうで、ただ少量の使用にこれはちょっと勿体ないのでは・・・とも思ったのですが、他では出所の判らないクリアーがもっと高い値段で売っているらしく、「ご提供していただいた商品はまったく高価とは思いません。」とのお言葉も頂戴しました。まあでもかなりマニアックと言うか、マイノリティ―な部類だとは思いますが(笑)。

ただもう少しお手軽に使って見たい!と言う方向けに、今後は極少量の「お試しセット」みたいなのも作ってみようかと思っています。

しかしながらメールのやり取りとか発送の手続きをするとなると全く採算が合わないので(と言うか売れれば売れる程赤字が広がるので)、ワークショップ等で直接お渡し出来る場合のみのご提供といった感じに限られると思います。その場で空の容器に入れるだけ、みたいな感じですかね。

丁度今回入手した空ボトルに30ccサイズの物があるので、主剤を30cc、硬化剤15cc、シンナー15ccのセットで、御一人様初回の一回のみ、金額はキリよく¥1,000にしようと思います。容器はパッケージなどは無くマジックの手書きで(苦)。

まあでも出来あがり(混合済み)で50ccあればちょっとしたフィギアなら10体くらいは塗れるでしょうし(ただ途中で無くなったら最悪ですが・・・)、世界中の塗装屋さんが憧れるSTANDOXのクリアーを少額で試せるのであればそんなに悪くは無いと思います。

念の為ですが、お試しセットは発送での販売は予定しておりませんので、その点はどうかご了承下さいませ。

タッチペン塗料の作成と販売

自転車フレーム タッチペン作成

少し前に、休日を利用してクロネコヤマトさんの自転車フレームのタッチアップ塗料を作ったのですが、同じようにお困りの方が居たらと思い、ワークショップを行っている休業日であればこういった事にも対応出来るようにしようと考えています。

 こちらは以前カーボンフォークの塗装をご依頼頂いた方の自転車で、

この時は即効で色を作るのではなく、既存の色見本帳から近似色を選ぶと言う方法をとりました。

自転車のカラーデータと言うのは殆ど存在していませんが、車の色見本から近い色を見つければそこから配合データを割り出して色を作ると言う事が可能です(ただし色ブレは生じます)。

配合データから色を作る場合は、秤で塗料を量りながら行います。これのメリットとしては、後で同じ色が欲しくなった場合全く同じ色が再現できる事で、データさえあれば世界中どこでも同じ色が作れますから、ベンツやフェラーリなどの外車でも調色の心配が無いと言う事です。

例えて言うと、1万円の自転車よりも3000万円のベントレーの色の方が調色は簡単です(故に自転車の補修塗装は産業として成り立ちません)。

ちなみに先ほどの自転車ですが、この時はタッチペンでは無く、実際にその色を使ってカーボンフォークを塗装しました。

 他には色見本帳は使わず、直接目で見ながら原色を混ぜて色を作製する事も可能です(と言うかむしろこの方が早いです)。

 タッチペン用の塗料として作る量は20ccくらいで、取り敢えずお試しで、当方も勉強させて頂くと言う事で今回は¥1,000(税込み)にしようと思います。

特に自転車フレームとは関係の無い、例えばPANTONEカラーは塗装では無く印刷の為、カラーチップや色番号から塗料を探して購入する事は出来ませんが、こんな感じで色見本帳を基に色を作製する事も可能です。

こちらは以前にデザイナーをされている方からご依頼を頂いた案件で、添付して頂いたパントンカラーの色見本を基に塗料を作りました。

先程の色を使って塗装したのがこちらのリモコンキーカバーで、この時はご依頼頂いて当店にて施工しましたが、エアーブラシなどご自宅に塗装出来る環境があって、自動車用の塗料(アクリルポリウレタン)を使って自分で塗りたい!と言う方にもご活用頂けるかと(シンナー・クリアーは別売りですが対応致します)。

他にはSUBARU STIのチェリーレッドや(後日STANDOXに配合データが存在する事を確認しました)、

ビルシュタインのサスやショックアブソーバなど、市販されていない色も対応出来ます。

タッチアップ塗料の作成は当方が作製しても良いですし、自分で作ってみたい!と言う方にはワークショップ形式で対応も可能です。こちらでもお試し的に¥1,000でOKで、イメージとしては先日行ったサーモス塗装の模擬ワークショックの記事が判り易いかと思います↓

サーモス塗装(模擬)ワークショップ①

対応出来るのは私が出勤している休業日(主に日曜日)のみで、今週末の2月11日(日曜日)の午後であればお受付出来ると思います。御希望の方は一応ご連絡下さい。

なお当日は従兄弟を迎えてサーモス塗装模擬ワークショップを行う予定で、その合間にといった感じでの対応となります。

時間は15分~30分くらいを想定していて、対応出来るのは塗料の販売のみ、その場でのタッチアップ作業には対応出来ません。作った塗料のお持ち帰りのみとなります。

自転車に限らず「色が手に入らなくて困っていた!」と言う方はこの機会にどうぞご利用頂ければと思います。

念の為ですが、こちらは休日を利用した私の個人的な対応としておりまして、通常営業日での直接のご依頼店、タッチペン用塗料の作成・販売には一切対応をしておりません。ご注意下さい。

クリスタルクリアー小分けセット

サーモス塗装(模擬)ワークショップ①

先日行った模擬ワークショップで、知り合いの塗装屋さん方々が使われたスタンドックスのクリスタルクリアーを大変気に入られたようなので、当ウェブショップで小売り出来るように小分けのセットを作りました。

ちなみに今まで使われていたクリアーも比較的良い物だったようですが、出来あがったそれを見て「今まで使っていたクリアーは一体何だったんだ・・・」みたいな事を仰っていました(違っていたら失礼しました・・・!)。

 左から「クリスタルクリアー」(主剤)、「ハードナー」(硬化剤)、「2Kシンナー」です。念の為ですがスタンドックスはベースコートとクリアーで使用するシンナーが違います。

比率は「主剤:硬化剤」=「2:1」で、これにシンナーを15%入れて使います。例えば主剤40gだったら硬化剤を20g混ぜて、シンナーは9グラムを入れます。

 クリアーは200ccで、

 硬化剤は100ccです。

硬化剤は他にも種類があるのですが、今の時期で丁度良さそうな「5-25」にしておきました。尚この数値は気温(雰囲気温度)を示していて、今回の製品だと5℃~25℃が適正の温度と言う事です。

夏場は「15-30」、さらに真夏や塗装面積が大きい場合には「20-40」などを使いますが、極小さい物なら通年この「5-25」で大丈夫だと思います。

 シンナーは多めに100cc程入れてあります。既定の15%希釈で口径0.3mmでも塗れますが、ガンを離して塗る場合や寒くて粘度が高いと塗り難いと思うので、その場合は20%~30%くらい希釈して使うと良いかと思います。なので30%希釈でも足りるよう多めに設定しておきました。

尚、こちらも気温によって使い分けられるよう種類があって、やはり記載の番号は使用適正気温を表しています。今回は今の時期用に揮発(乾燥)が早めの「10-20」としておき、夏場は「15-25」や「25-35」などを使うのが一般的としていますが、極小物であればこちらも通年を通してこの10-20でも大丈夫だと思います。

 一応パッケージのシールも作る事にしました。

以前Dinoを自宅ガレージで自家塗装されるという猛者な方(!)がいらっしゃいまして、その時に作ったデータがあったのでそれを修正して使っています。詳しくは以下の記事をどうぞ。

Dino用色見本 完成

塗料単体での販売は行っておりませんが、色見本(色板)を塗装する付帯作業と言う事であれば対応は可能です。ただSTANDOXの塗料となるとかなり高額になりますから余りお勧めは致しませんが・・・(2Kエナメルはクリスタルクリアーより高いです)。

 白い艶消しのカッティングシートに直接インクジェット印刷をしたのですが、普通のインクでは塩ビに乗らないのをうっかり忘れていて、改めてインクジェット専用光沢紙に印刷して裏に両面テープを貼りました。最近ドライプリンターばかり使っていたので麻痺していたみたいですね。全く定着しなくてビックリしました・・・。

と言う訳で完成です。

ただ同じようなパッケージなのでそれぞれの区別がちょっと判り難く、これについては今後シンナーの容器を変えて判り易くしようと思います。

基本的にプロ向けの製品なので使い方などのアドヴァイスはありませんが、こちらでご質問を頂ければ出来る限り対応は致します。またメーカーのテクニカルデータシートを印刷して同封しておきます。

尚、クリスタルクリアーはハードナーが二種類使えて、データシートには「3:1」のHSと、今回の「2:1」がどちらも一緒に記載されている為、配合を間違えないよう一応印を付けておきました。尚、これと同じ物がこちらのSTANDOXオフィシャルサイトからもダウンロードが出来ます。

またそれぞれのMSDS(安全データシート)のリンク先も以下に貼っておきます。

クリスタルクリアー

ハードナーMS X(5-25)

2Kシンナー(10-20)

先ほどウェブショップでも紹介しましたので宜しければどうぞ。ただ安い物ではありませんので、他ではどうしても手に入らなかったという方だけご利用頂ければと思います。

色見本マイクと注型ミニカー完成

 先日本塗りを終えていたラップ塗装の色見本マイクと色見本ミニカーです。キャンディーレッドは先日導入した新色です。

今回行ったラップ塗装の工程としては、

ベースコート黒→クリアー→強制乾燥→研磨→ベースコートシルバー→ラップ→キャンディーカラー→クリアー→強制乾燥→研磨→ベースクリアー→デカール貼り付け→クリアー→強制乾燥

と、意外と手間が掛かっています。これなら普通にマスキングで模様を塗装した方が楽っぽいので、今度は蔓唐草でも試してみようかと思います。

 ただやはりと言うかキャンディーカラーはそれだけで美しく、グリルボールに塗った黒とのコントラストが効いてとても格好良いです。他にも完成画像撮影していますので後日改めて紹介したいと思います。

 こちらも同じく新色を使って塗装した色見本キーホルダーで、ねじ込んだヒートンにステンレスワイヤーをカシメ止めて完成となります。

裏にはPRO_Fitのロゴをレーザー 彫刻しています。

ドライカーボン製エンブレムと共にオーダーが入っていましたので、後日発送の準備を、残りはウェブショップで販売しようと思います。