着色アルマイト風マイク塗装

 先日仕事で本塗りを行ったセレナの内装モニターパネルと一緒に、こちらの色見本用マイク(樹脂製)も塗らせて頂きました。

 マイク本体はシリコーン型に樹脂(ウレタンレジン)を流し込んで造っている物ですが、ネジの部分には下色に塗ったシルバーが見えているからか、まるで本物の金属のようです(念の為ですが手作り品です)。

 色はいつものキャンディーレッドに、クリアーを艶消しにした着色アルマイト風仕上げの仕様です。意外とマイクに合うのでは?と思い、急遽一緒に塗らせて頂きました。

 SHUREのロゴはシルバーとゴールド、裏表で色を別けてます。

既に強制乾燥も終わっていて、ご依頼品であれば数日寝かしますが、当店の色見本用なので早速組み付けてみました(単に今日紹介する画像が他に無かった言う・・・)。画像はサイズの縮小のみで、撮ったそのままの未加工です。

本番の撮影はまだですが、自然光下で見るとアルマイトっぽい質感は表現出来ているようで、今度は室内でストロボ等の撮影機材を使って撮ってみようと思います。誤魔化し感が無く(被写界深度を浅くしなく)、それでいて程良い感じのコントラストを表現出来ればなぁ、と。

着色アルマイト調塗装

セレナモニターパネル枠部塗装承ってます

仕事でご依頼頂いている内装モニターパネルの塗装ですが、

色見本としてお預りしているのがこちらのアルミ部品で、赤の着色アルマイト仕上げになっています。

先ほどの内装パネルの枠のシルバーの部分を、これと似たような色で塗装をしたいので、キャンディーレッドの艶消し塗装で対応すべく、また今後の為にも色見本を作製しておく事にしました。

 作成する色は3種類で、下に敷くシルバーをそれぞれ変えています。画像だとどれがどれだか判らなくなってしまいましたが、MIX818JLM-906、MIX598のシルバー原色を塗装し、さらにその上に透過性の赤=キャンディーレッドを塗り重ねています。

トップコートには艶消しクリアーを使用しています。

 その後60℃40分の熱を掛けて完全硬化させました。綺麗に艶が消えています。

 結論から言うと、今回の見本に近い色は一番粗いシルバー(MIX598)を敷いた物でした。艶有り仕上げだとメタリックの粒子目が粗すぎて、さすがにこれは違うだろうと思っていた色でしたが、つや消しにしてみるとそれが全く目立たず、一番輝きが強かったこの色が見本のアルミアルマイトに近かったです。

 またそれぞれの内容が判るよう、いつものように色見本プレートを作製しておきました。

 画像右側の艶ありキャンディーレッドは以前作成した色見本で、この2色は全く同じ色です。艶消しになるとここまで見た目が変わるのか!と言うお手本のような見本(?)ですね。

画像だと単なるオレンジ掛かった赤にしか見えないのですが、実際は金属感が感じられて、本番もこれと同じく艶消し仕上げで挑もうと思います。しかしまた随分と遠回りしてしまいましたが・・・(苦)。