Newウレタンレジン

今まではウェーブ社製のレジンキャスト180秒硬化タイプ(2キロセット)を使っていたのですが、無くなる度にいちいち注文するのが面倒で、一斗缶サイズとか無いのかな~?と思っていたところ、

一斗缶サイズでは無いのですが、ちょっと今までの物とは違う物を見つけたので早速試しに買ってみました。4セットまとめて買ったのは1万円以上になると送料が無料になるからで、いつもの事ですがまんまと罠に嵌っている訳です。

購入したのは里見デザインさんなるメーカーの物で、以前もGMCのホイールキャップを制作する時にシリコーン樹脂などを買わせて頂いたところです。いつも楽天かヤフーショッピングで買っているので気が付きませんでしたが、オフィシャルサイトではエヴァンゲリオンや大人のガレージキット(笑)なども販売していてビックリしました・・・。

里見デザイン

 色は何色でも良かったので、一番安かった白にしました。

ちなみにウェーブレジンキャストのアイボリーでは硬化剤が黄色だったのでそれぞれ区別がついたのですが、今回は主剤も硬化剤もほぼ同じ透明なので、カップや蓋を間違えないよう印を付けておく必要があるようです。特にキャップを間違えると次に開けた時にビックリするのではと・・・(恐)。

 今回の製品を購入するまでは、「もしかしてウェーブの方はこれのOEMでは?」と思ったりもしたのですが、どうやらウェーブの180秒硬化よりもこちらの方が可使時間が長いようで、私的には扱い易いです。購入ページの評価にもあったように、これなら既存の物(私はウェーブ)よりも巣穴が出来にくいかも知れません。

 完全硬化までの時間は今までのウェーブ社製と同じくらいで、仕上がりは正直まだどうなのか判りません。普通のパテで出来る巣穴と違い、注型した物の巣穴は肉眼では見つけ難いんですよね。

ちなみに今までは「見本ならある程度の巣穴は仕方ないか」と思っていたのですが、やはりと言うか塗装時にそれが現れるとどうしても気になってしまうので、今回からはちゃんとサフェを塗って挑もうと思っています。悪い癖と言うか、この先本当に大丈夫なのかと・・・(苦)。

取り敢えず注文したグリルボール(マイクの先の丸い物)と同じく10個作っておきました。既に「塗りたい物リスト」は埋まりつつあって(笑)、今から楽しみです。

 ちなみにこちらは先日紹介した画像ですが、この内の半分(4本)は本物のマイクでは無く、今回同様にレジンで作成した色見本用のマイクです。マイクケーブルを挿し込む穴の無い物がそうですね。

既にそれら見本品の撮影も行っていて、先日から作成しているストロボを使った自家撮影スタジオも大分安定して来ました。

後日実際に「撮りたい物を置いてシャッターを押しただけ」で撮影した画像も紹介したいと思います(まあ基本的にはいつもそうなのですが、今回はさらに誰でも簡単にそれっぽい画が撮れるようにといった感じです)。

色見本用マイクモックアップ 増産

色見本用に作成しているウレタンレジン製のマイクモックアップですが、大分数が減って来たので増産する事にしました。尚、画像は以前の物で、もう半分以上使ってしまっています。

また今回は、以前購入しておいた注型樹脂用の着色剤(顔料)を使ってみる事にしました。

主剤と硬化剤に対して6%まで入れて良いとの事で、取り敢えず2%程入れてみました。レジン自体はいつものウレタン180秒硬化の白いタイプです。

ちなみにこちらが元々本物のマイクを基にシリコーン型を作った時の画像で、

今回はこの型に黒い樹脂を注いで出来上がった複製が以下の画像となります↓

おおおお・・・。まるで本物のSHUREマイクのようです。一瞬タイムリープしたのかと思いました(笑)。

今回の件とは全然関係ないのですが、知り合いの塗装屋さんから新しいタイプの顔料を譲って貰ったので、近々それを使って色見本用マイクを塗装しようと思います。

注型用樹脂入荷しました

car57 一体どこに向かっているのか判りませんが、注型用の樹脂を購入してみました。

ちなみに今まで注型に使っていたのは不飽和ポリエステル樹脂で、基本的にそれらは注型として使う物ではなくファイバー繊維と組み合わせた積層用として使う物です。インパラは型離れは良いのですが微妙に痩せるんですよね。

そう言えば当初は「余ったクリアーが勿体ないので」と言うコンセプトでしたが、いつの間にかかなりズレてしまいました(苦)。

car58 と言う訳で購入した今回の注型用樹脂ですが、こちらは今までのポリエステルでもエポキシでも無くウレタンタイプで、可使時間は何と120秒!!と、ちょっとあり得ない程に最速です。勿論買ってから気付きました(苦)。

car59 主剤と硬化剤は1:1で、取りあえずいつものように予備脱泡から始めます。

(ただ思ったよりも出なかったので必要無かったかも知れません。)

car60 事前にかなりイメージトレーニングして挑んだのですが、やはりと言うか脱泡中に固まってしまいました。は、早過ぎますよ・・・。

car61 しかも妙に熱くなっていると思って測ってみたら、もはや反応熱でゆで卵が作れるレベルでした。

car62と言う訳で改めてネットで調べてみたら、どうやら普通にアンダーゲート方式か、または遠心脱泡機で使うみたいですね。または真空脱泡機の中で混合出来る機器でしょうか。

car63 と言う訳でこちらは普通に注いでみました。粘度自体はクリアーと変わらない程なので、今回のような形状であればこれで十分そうです。

car64とにかく硬化が早いので確かに生産スピードは飛躍的に向上しました。って、そんなスピード感は全く必要ないんですが…(苦笑)。

ちなみに思わぬところで気が付いたのですが、先日仕事でご依頼頂いたロータスの樹脂製プラグカバーの凸文字天面をシルバーに塗る為の型枠作りにこの樹脂はとても向いているのでは!と思いました。伸縮も殆ど無く切削性も良いので、後は「反り」さえ出なければジャストフィットな気がします。まあ実際にやってみるとそんなに簡単では無いんですけどね(実際ロータスの凸文字は思っていたよりも大変でした…)。