BE@RBRICK塗装 クロマフレア風No.2

 オーダーを頂いて塗る物とは別に、当店のオリジナル仕様のベアブリックも作っておこうと思い、早速塗装を行っていました。

色は先日キーボードの塗装にも使ったクロマフレア風No.2で、まず下色に黒を塗り、先に脚の内側を塗っておきます。本当は両脚を外して塗りたいところですが、時々根元が折れてしまう事、またコストを抑える為にこのまま塗る事にしています。

 その後脚を戻し、全体にクロマNo.2を塗ります。ここまでがベースコートです。

デカールも入れようと思い、データを作りました。

 ALPSのドライプリンターを使い、象のロケットさんオリジナルのデカールシートにゴールド+光沢クリアーで印刷します。

 デカールの段差を目立たないようにする為、デカールはフチのギリギリに合わせてカットしています。

 背中はこんな感じに、

正面は斜めにするとか目のところにするとか色々考えたのですが、まだ最初と言う事で無難に真っすぐにしました。

取り敢えず10体と思っていたのですが途中で脚が一つ取れたので9体、後日何かの序にクリアーを塗らせて貰おうと思います。

 ちなみにその後追加で30体くらいを購入しました。元々は食玩のおまけで着いてくる物のようで、その時に集めていた方が不要になった物を売りに出されているようです。

今回入手した物は最初から頭頂に穴が空いているので、これならそのままヒートンをねじ込んでキーホルダーに出来ます。

まだ未定ですが、販売用とは別にフェイスブックページでレビューをして頂いた方向けのプレゼント用としていくつか作成しておこうと思います。

クロマフレア風マイク色見本 本塗り

 いつもの色見本用のマイクです。

画像は既にベースコートの黒を塗ってある状態で、元の素体については以下の記事が判り易いかと思いますので宜しければどうぞ。見た目はマイクですが樹脂(ウレタンレジン)で出来ています。

色見本用マイクモックアップ 増産

 先日のサーモス塗装に引き続き、新たに入手したパウダータイプのクロマフレア風顔料を塗りました。

 さらにSHUREのロゴをデカールで入れます。前後でシルバーとゴールドの2種類に分ける事にしました。

 最後にクリアーを塗って本塗り完了です。

 こちらはロゴがシルバーの方ですね。

色は「青→紫→赤→橙」と変化していきます。

色が多数に変化するクロマフレア系の顔料はその材料費から高額な塗装になりがちでしたが、今回新たなルートでこれらの顔料が比較的安価で入手出来た事、またパウダータイプなのでSTANDOXの塗装として使用出来て手間も殆ど掛からない為、塗装費についてはキャンディーカラーと同程度で提供出来るようにしようと考えています。

後日完成画像と料金をマイク専用サイトに紹介させて頂きますので、マイクの塗装をご検討されている方は宜しければご確認下さいませ。

新★クロマフレア風顔料 完成検証

 先日塗装を行っていた、クロマフレア系のパウダー顔料を使った色見本です。

検証も兼ねますので、それぞれの色に分けて紹介したいと思います。

 まずは先ほどの画像の一番右上にあった「No.2」なる色で、公式では「青→紫→赤→橙」に変化する顔料となります。

塗膜構成としては、下色にSTANDOX原色の黒(MIX571)を塗り、その上に「バインダー(STANDOX MIX599):パウダー顔料」=「10:1」の割合で混合し、クリアーを塗っています。

 色見本は平面と立体の2種類作るようにしていて、こうして見ると全く違う色のように見えますがどちらも同じ色です。

 先日試した顔料に比べると粒子が細かく上品なのが特徴です。

 サイズが小さいので色の変化が判り難いのですが、マジョーラやクロマリュージョンカラーに比べても遜色ありません。

 と言う訳で、知りあいの塗装屋さんから分けて頂いた本物のマジョーラと比べてみました。

左が日本ペイントのマジョーラ「アンドロメダⅡ」で、右が今回の新顔料、No.2です。

判り易いよう、マジョーラの方の画鋲に葉っぱのタイプの物を着けています。

少し角度をつけてみました。

さらに向きを変えてミニカー型の色見本を隣にしてみました。左が日本ペイントのマジョーラ「アンドロメダⅡ」で、右が今回の新顔料、No.2です。

並べて見てみると微妙な違いは判りますが、前回試した顔料に比べると断然こちらの方が近く、また綺麗です。

先程と同じ色ですが、角度をつけるとここまで色が変化して見えます。普段は判り難いのですが、公式の説明にあった「橙」の色ですね。

顔料自体の金額は通常の塗料に比べると大分高いですが、それでもマジョーラやクロマリュージョンカラーに比べればかなり割安なのでご要望にも応じ易くなるかと思います。

また顔料自体が粉末の為、既存のパウダーパールと同様に樹脂(バインダー)と混ぜて使えばSTANDOXのベースコートとして使用が可能です。経年によるクリアーとの層間剝離の心配も無く、耐久性は既存の塗膜と同様と考えて頂いて大丈夫です。

他の色も後日改めて紹介しますね。

BLACKRABBiT新作

今日は従兄弟を工場に迎えて、サーモス塗装の模擬ワークショップを行う予定だったのですが、私が風邪を引いた恐れがあり(もしくは隠れインフルなのではと・・・)、彼の状況だと今は絶対に感染する訳には行かない!との事で、大事をとって延期にさせて頂きました。ちなみに画像は一応事前に検討していたイメージイラストです。

 と言う事ですが、前回の模擬ワークショップにご参加頂いたARTTOYペインターのGUNさんは、新作のBLACKRABBiTを持って予定通り普通に遊びに来ていました(笑)。

 こちらが新しいBLACKRABBiTで、透明なソフビの中に和柄の端切れを入れて透明レジンで固める!と言う、これはまた斬新で面白い作品です。

 またこちらは雪をイメージした極粗目の白パール?塗装で、ワンポイントのアクセントとして和柄のマフラーが首に巻かれています。海外の方から好まれそうな作品ですね。

 こちらは定番のマジョ―ラカラーで塗られたBLACKRABBiTですが、

なんと今回はこちらのマジョ―ラ―プレアデスⅡをお土産として頂いてしまいました。1リットルで10万円くらいする塗料ですが、良いんでしょうか・・・。

 またさらにこちらの未塗装の素体も!

 この素材には蓄光顔料が練り込まれていて、暗闇で真っ赤に光ります。

蓄光タイプは素地を活かした塗装をする事で通常には無い表現を可能にしますが、その為のマスキング作業は想像を絶します。GUNさんのブログで今回の素体を使用した作業内容を紹介していますので宜しければどうぞ。→■赤蓄光ワイヤーフレーム作業中

他にどこかで見たような色があると思ったら・・・、

以前色見本用のマイクに塗装した物と同じ色が(笑)。

元々この顔料を持っていた塗装屋さんは前回のサーモス塗装の模擬ワークショップにご参加いただいた方で、私とGUNさんはそれぞれ別の時期に譲って貰っていたのですが、お互い自分の物に塗装をしていて、ここでまさかの再会と言う訳です。

ちなみにこの色で塗装されたBLACKRABBiTを見た時は「こんなに面白い色をしてましたっけ?!」と思いましたが、並べて見て見たらまさに同じ色でした(笑)。

ワークショップを楽しみにしていた従兄弟には申し訳ない事をしましたが、次回また予定を立てて今度こそはお願いしようと思います。