BMW X5 M “50d”→”40e”エンブレム 製作⑦複製セット

bmw513 先日新たに作った「0」のシリコン型です。マスター型を取り外したら離型剤を塗り、レジン(ポリエステル樹脂)を流し込みます。

ちなみに一応今までの経緯は以下の通りです。いちいちリンク先に行くのが面倒な方はこちらから一連の流れが一度に見れます。

BMW X5 M “50d”→”40e”エンブレム 製作①MDFレーザーカット

BMW X5 M “50d”→”40e”エンブレム 製作②マスター型成型

BMW X5 M “50d”→”40e”エンブレム 製作③マスター型完成

BMW X5 M “50d”→”40e”エンブレム 製作④ シリコン型

BMW X5 M “50d”→”40e”エンブレム 製作⑤ 注型

BMW X5 M “50d”→”40e”エンブレム 製作⑥複製

bmw514レジンを溢れるくらいまで注いだら、エアーを噛まないように注意してPPクリアーファイルの切れ端を乗せます。さらに平らな板を乗せ、重石を乗せて余分な樹脂を溢れ出し、そのままの状態で固まるのを待ちます。

bmw515 外した時の状態は多少なりバリが付いていますが、軽く爪で擦れば取れる程度です。

bmw516そして追加で作製しておいた「4」と「e」と並べてみました。完成のイメージとしてはこんな感じとなります。

この後は全体を削って成型し、さらにサフェーサーを塗って細部まで形を整えたらいよいよ本塗りです。ちなみに作る文字は全部で3セットで、その内の1セットは途中の段階でストップさせ、残りの2セットを最後まで仕上げる予定です。

ようやくそろそろ本業(塗装)の作業に移れそうですね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

BMW X5 M “50d”→”40e”エンブレム 製作⑥複製

bmw487出来上がったシリコン型に注いだレジン(ポリエステル樹脂)が固まったので取り出してみました。うーん、いい感じです。後はバリを削り落とし、裏側を平らに削って、もう一度サフェーサーを塗って細部を整えます。その前に離型剤をしっかり落としておかないとですね。

ちなみに一応今までの経緯は以下の通りです。いちいちリンク先に行くのが面倒な方はこちらから一連の流れが一度に見れます。

BMW X5 M “50d”→”40e”エンブレム 製作①MDFレーザーカット

BMW X5 M “50d”→”40e”エンブレム 製作②マスター型成型

BMW X5 M “50d”→”40e”エンブレム 製作③マスター型完成

BMW X5 M “50d”→”40e”エンブレム 製作④ シリコン型

BMW X5 M “50d”→”40e”エンブレム 製作⑤ 注型

bmw488 さらに複製を進めていって、その都度余分に作ったレジンで色見本用のダースベイダーも量産しておきます。

bmw489 で!どうせここまで来たらと言う事で、今回は予定していなかったオリジナルの「0」も複製の型を取る事にしました。全く考えていなかったのですが、途中から色々と思うところがあったんですよね(これさえ無ければもっと楽が出来ているんじゃ・・・と思わないでも無いのですが)。

bmw490実はこの時点で「4」と「e」は3個ずつ複製を作っていて、ただ「0」に関してはオリジナルの一個のみですから、どうせなら3セット作って色々試してみよう!と言う作戦です。一個失敗したら全てが台無しですが、3セットあればどれかはいけそうですし、余ったのは手元に残せますからね。任意保険みたいな物です。

と言う訳で少し時間をロスしてしまいましたが、何とか良い結果が残せるように出来ればと願うところであります。

BMW X5 M “50d”→”40e”エンブレム 製作⑤ 注型

bmw509 先日流し込んでおいたシリコーンが固まったので枠を外します。もうかなりヤバイですよ!(色々と)。

ちなみに一応今までの経緯です。

BMW X5 M “50d”→”40e”エンブレム 製作①MDFレーザーカット

BMW X5 M “50d”→”40e”エンブレム 製作②マスター型成型

BMW X5 M “50d”→”40e”エンブレム 製作③マスター型完成

BMW X5 M “50d”→”40e”エンブレム 製作④ シリコン型

bmw510 ヒックリ返したらMDF板で作製したマスター型を外します。後はこれに樹脂を流し込むだけでOKですが、一応型を大事にしたいので、樹脂を流し込む前に離型剤を塗っておく事にします。もしかしたら今後バンバン注文が来るかも知れませんしね(一体どこに・・・)。

bmw511 ちなみに単に樹脂を注ぐだけだと量が足りなかったり余分が残ったりと後で処理が大変なので、以前も行った「PPクリアーファイル」をカットした物を敷いて平らにしておきます。

PPクリアーファイルはその名の通り素材がPP(ポリプロピレン)ですから、これはプライマー無しに塗料や接着剤などは全くくっ付きませんから固まった後でも離型剤無しで簡単に剥がせるのです。他にはPE(ポリエチレン)でも大丈夫です。

bmw512先ほどのPPクリアーファイルの上に平らな物(今回は板)を置き、さらに重石を置けば断面は勝手に平らになってくれます。最後に軽くサンダーで削れば簡単に処理出来る、と言う算段ですね。

後はこれを何度か繰り返し、3セットくらい溜まったら細部を整えてサフェーサーを塗って仕上げます。そうしたらいよいよ本業(塗装)に移って、本塗り出来る日も間近です。

ただ後は色なんですよね~(W124のエンジンルーム内のパーツと良い、この辺がかなり大変です・・・)。

BMW X5 M “50d”→”40e”エンブレム 製作④ シリコン型

bmw504 BMW X5に取り付け予定のエンブレムの内の「4」と「e」のマスターモデルが出来上がりましたので、いよいよシリコン型(正しくはシリコーン、ですね)の作製です。久しぶりに使うので、案の定主剤がちょっと固くなっていました。

bmw505ちなみにいつの間にかマスター型の一部が隆起していて、恐らくはMDFの層間剥離でしょうが、そこを平らに削ったら次の日にはその分そこが凹んでいた!と言う悪夢のような出来事がありました。ただマスターモデルは形だけあればそれで良いのでとりあえずスポットパテ(ラッカーパテ)で修正しておきました。やはりMDFは塗装するには不向きなようで、仕事では無くて本当に良かったですよ。

bmw506 主剤が固く流動性がイマイチだったので、まず少量入れてからエアーを掛けて細部にシリコン(シリコーン)樹脂が行き渡るようにします。

bmw508と言う事で豆腐一丁出来上がりです。単に枠を作って樹脂を流し込んだだけなのですが、何故ここまで楽しいんでしょう・・・。不思議です。

ちなみに今回も注型はオーバーフロー方式で、型は片面だけを作ってそのまま樹脂を流し込むだけの方法にします。

一応3セットくらいは作って数がまとまったら一旦全部サフェーサーを塗り、最後にもう一度形を整えてから本塗りを行う予定です。

ちなみにこんな事をフェイスブックページで紹介している為か、海外の方からAE86のエンブレムを作って欲しいという依頼が来ました。出来ない事は無いのですが、まずマスターとなるモデル(純正部品)が必要な事、コスト(費用)は凄く掛かりますよと言ったのですが、それでも欲しいと言う事なので現在何かしらの方法を模索中です。確かに海外での日本車ブームは凄いですから(凄いんですよ)、SNSを上手く利用すればそんな事でもちゃんと仕事として成り立ちそうな気がします。誰かやりませんかねぇ。

ではどうぞもう少々お待ち下さいませ!