色相環キーホルダーワークショップ2025/2/22

先日の土曜日、当工場にてワークショップを行いました。

内容は色見本キーホルダーの塗装と制作で、こちらは前回に引き続き2回目となります。

前回は3名の参加で開催しましたが、結構やる事が多くて忙しい!という事で今回は2名とさせて頂きました。商売的に考えると完全に赤字ですが、いずれ今のスタイルで塗装の仕事が出来なくなった場合の事を想定し、体力が残っているうちに違う可能性を作っておきたいんですよね。

塗って頂くのは色相環キーホルダーの枠(表と裏)と色相環の背板の合計3点と、

おまけで4ピース色見本キーホルダーの4点となります。

ただレーザー加工はこの後に行うというスタイルの為(耐ソルベントクラック対策)、その時点で失敗する可能性がある為、予備用のパーツも塗って貰っています。

スプレー塗装が終わったらそれを強制乾燥させて硬化するまでの間にレーザー彫刻をしたドロー部の塗装を行って貰います。こちらは工場二階のスペースで行うので溶剤系は扱わず、模型用の水性塗料を使って貰っています。

4ピース色見本の方は枠が「白アクリル」か「黒アクリル」のどちらかとなるのでこのパーツは塗装せず、塗るのはドロー部だけとなります。強制乾燥待ちの間に出来るような感じですね。

色相環のピースは、

■ソリッドカラー艶あり
■ソリッドカラー艶消し
■ミラーキャンディー
■メタリックキャンディー

のいずれからから選んで頂きます。

尚、今後ミラーキャンディーとメタリックキャンディーも艶消し仕様を作る予定です。

ちなみに今回ご参加頂いた方では、GUNさんのワークショップにも参加されていた方が来られました!画像はその時に作成したものと、先日ワンフェスで購入した物を見本として持って来て頂きました。ビックリしました(笑)。

GUNさんについてはこちらの記事が判り易く、そもそも私がワークショップをやり始めたのも彼の影響によるものです。

尚、この日はワークショップを19時に終了し、その後は工場二階をフリースペースとしていつもの塗装屋会みたいな感じでピザを食べてました。GUNさんとG-SHOCK塗装屋さん、あとガチの自動車塗装屋さん(なんと今は塗装インストラクターになってました!)も来られました。

その塗装屋さんの会社で使っているボンネット型のテストピースも頂いてしまいました。沢山持って来て頂いたのですがうちの工場には飾るスペースが無く、ただGUNさん的にツボだったみたいで(笑)2枚貰っていました。ピンストライプとかに丁度良いみたいです。確かに!

そして完成です!

今回参加された方はそれぞれ「推しの色」との事で、こちらは青と赤のグラデーション、背板にはBLACKRABBiTと同じくマジョーラトラぺジウム上位互換のクロマフレアカラーを塗っています。

こちらもクロマフレアカラー2種を採用した作品となります。

色見本キーホルダーの制作では4色まで使用可能ですが、クロマフレアカラーは3コート塗装となる為にこれ1色で2色分となります。ただクロマフレアカラーの下色は黒なので、4ピース色見本ではこの黒も使えるようになります。

尚、塗装環境はいつものように神経質にやっている訳では無いのでゴミの付着は仕方ないですね。

という感じでご参加頂いた方々にも喜んで頂けたようで本当に何よりでした。有難うございました!

次回は4月を予定していて、その際はまたXにて募集のご案内をさせて頂きます。宜しければ是非!

壁面用色相環パネル 完成

先日塗装を行っておいた直径1メートル20センチ程の大きな色相環パネルです。

その後再度足付け処理をして2度目のクリアーを塗っておきました。

ちなみにキーホルダーの色相環が直径3センチなので大よそ40倍!のサイズといった感じですね。

使用用途としては、デザインフェスタで出店した際に壁面に貼り付ける為のディスプレイ用として、ただそれ以外に屋根裏に仕舞っておくのも勿体ないので工場の壁に仮貼りしてみました。

尚アクリル板の厚みは1ミリと薄いので、裏に6ミリ厚くらいのスチレンボード=ハレパネを貼って少し浮いたような立体感のある感じにしています。

ちなみに壁面ディスプレイ用の色相環としては、

直径38センチで工場二階の入り口に飾っている物や、

デザフェスでも飾れるよう、着脱可能にした直径46センチメートルの色相環もあります。作っている時はかなり大きいと感じていたのですが、実際会場に持っていくと意外と小さく感じてしまう為、遠くからでも目立つ大きなパネルが欲しかったんですよね。GUNさんみたいに印刷した壁紙を貼っても良かったのですが、やはりここは塗装屋らしく行きたかったというような感じです(まあアクリル板が余っていたというだけですが・・・)。

新たに塗装しておいたソリッドカラーの色相環ピースもそれぞれ台紙から剥がしていきます。こちらは艶ありですね。

艶消しの方は全部家に持って帰り、寝る前や休日の空いた時間を使って取り外しています。今回うっかりしていたのですが裏に台紙を貼ったままにしていて(良かれと思ってそうしてました…)、それを剥がす手間が増えたのが痛かったですね。次回はレーザーでカットする前に全部剥がしておかないとです。

今年のデザインフェスタは真夏の7月開催です。暑いのは苦手なので携帯扇風機を持って行かないとですかね・・・。

色見本キーホルダー ソリッドカラー色相環

今までは比較的鮮やかな色が多かった色見本キーホルダーですが、今回は無彩色=アースカラーのモデルと作ってみようと、新しい色を試してみています。

こちらの試作品は以下の通りとなります。


■枠・・・ゼネラルモーターズ「Cream」(カラーコード:53A)

■背板・・・ゼネラルモーターズ「Medium Beige」(カラーコード:64BN)

■色相環・・・ソリッドカラー艶あり

■ドロー・・・グレー


グレーの色見本は以前作っていたのですが、

黄色味のあるグレーが欲しかったので、こちらを新たに作っておきました。

ドロー部の色は新たに作ったこのイエロー味のグレーの中から選び、さらにそれをMIX870(隠蔽力の高い白原色)に変換した物を使っています。MIX570(通常の白原色)だと何故か気泡(巣穴)が出来てしまうのですが、同じベースコート用の白でもMIX870の方だとこれが少なく済むんですよね。塗料中の樹脂量の違いでしょうか。

ちなみにこれまでドロー部は白(MIX870)と黒(MIX571)をそのまま使うをメインとしていて、時々ピンクなど違う色を使っていましたが、その場合気泡(巣穴)の発生が激しく、それを埋める為に2度塗り3度塗りを繰り返しとても手間だったので、だったらという事で通常メインで使っている白原色のMIX570をMIX870に変えてみたところこれが上手く行ったという次第です。

ただ既存の配合データではこのMIX870を使った仕様は限られているので(殆ど無い)、新たにPRO_Fit仕様として作り直す必要がありました。

ただこれのお陰でドロー部の色が目立ち過ぎるのを抑えられたので、さらに理想の配色に近づいたと思います。

尚、ソリッドカラー(パールでもメタリックでも無い色)で構成された枠には、やはりソリッドカラーの色相環が良く似合う訳で、ただし現在この12色のピースの在庫が殆ど無いので、

新たにアクリル板からレーザー加工機で切り出す事にしました。

ただ大変なのはここからで、

切り出したそれらは自宅に持ち帰り、毎日毎夜段ボールにマスキングテープを貼って一つずつ間隔を空けて固定する作業を行なっています。

デザフェスに出店した最初の時はこういう作業を工場でやっていたのですが、その年は忙しかった割に売り上げが激減、なのでこれらはあくまでも隙間時間という事で、自宅に帰って寝るまでの2時間くらいを費やす事で対応する事にしました。

これらによって外食とかに行く機会はさらに無くなりましたが(笑)、塗装に関する事ならどれをやっていて楽しいですし、SNS等で「待ってます!」「是非、WEB販売を!」と言って頂けるのが本当に嬉しく、さらに新作を作ろうとやる気が出たりもします。

と言う訳で、今回は艶ありと艶消しそれぞれ12色ずつ合計24シート、全部で1万個くらいのピースを並べました。ようやく地獄からの解放です・・・!

各ピースの隙間が狭いと色がしっかり入らないので、それぞれ十分なスペースを空けるようにして固定しています。

表面は#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン)で足付け処理をしてあり、脱脂処理後、プラスチックプライマーを塗ったら本塗り開始です。

尚、これまでは透明アクリル板にまず「白」を下塗りしてから本塗りを開始していましたが、

今回は全て白アクリル板を使う事で下色に白を塗る事を省き、その分膜厚を抑える事に成功しています。塗膜が厚くなってしまうとその後取り外してから行う「バリ取り」が凄く大変なんですよね。

そしてクリアーを塗って本塗り完了です!

ちなみに上の画像では奥が艶ありクリアー(クリスタルクリアー)、手前が艶消しクリアー(スーパーマットK9150)となります。塗った直後は艶がありますが、これから徐々に艶が消えていきます。

一度にこの量を塗るのはセッティングも含めるとかなり大変ですが、

STANDOXの塗料と自補修(自動車補修塗装)の品質を維持したままキーホルダーを作ろうとすると、どうしてもどこかでコストを落とさなければならないので(それこそ一個5万円とかになってしまいます)、なのである程度まとめて一気にやらないとダメなんですよね。一応趣味の範囲ではあるのですが、仕事で使う設備や材料・時間を費やすのであれば、出来るだけ効率よくする必要はある訳です。

「だったら最初から着色されたアクリル板や印刷シールとかでも良いんじゃ?」と思う方もいるかも知れませんが、高品位なアクリルポリエステル樹脂の質感は塗装の事を知らない人でも「これは何か違う」と、普段見ている素材には無い美しさを感じ取れる筈なので、キーホルダーにしては高額な物でもデザフェスのような実物を見れる場所では結構目に留まってくれるのではと思っています。

ちなみに次にやりたいのはキャンディーカラーの艶消しで、これは一見着色アルマイトっぽく見える性質がありますから絶対欲しがる人は居るだろうと思っています。何より私もその色見本が欲しいのです(笑)。

また今回は、デザフェスのディスプレイ用に比較的大きな色相環のピースも塗りました!

ちなみにこれらは不要になった1mm厚のアクリル板を使っていて、今まで購入していた物を別のショップさんから新しいメーカーの物に変えたので、どうせ使わないならと残っていた8個を切り取って今回一緒に塗装した次第です(なので12色は揃っていません)。

厚みが無いのでちょっとチープですが、これに5ミリ厚くらいのハレパネ(スチロールボード)を貼って少し浮かせてあげれば見れるかなと思った次第です。何より遠くからでも目立つかと。

ちなみに今年のデザフェスは出店しない予定だったのですが、一応応募した抽選に当たったので、出るなら本気で!という事で今回も頑張る事にしました。

問題は引き籠りにさらに輪がかかった事ですが(笑)、あと20年塗装の仕事を続けられるよう、今やれる事は今の内にやり切っておかないとですね。

猫用高窓階段作成

2年くらい前にお迎えした猫っぽく無い猫のつくねですが、

少し前にメルカリで買った木製の手作りステップ階段(¥5,300)を取り付けてあげたところ、

上手い事それを使ってケージの上まで登る事が出来ました!

これまで何度かキャットタワー的な物を買ったのですがどれも殆ど登ってくれる事が無く、てっきり高い所が苦手だと思っていたのですが、そこから外の景色が見える事に気付いてからは積極的に登ってくれるようになりました。

ただやはりと言うか普通の猫よりも臆病っというか慎重な性格のようで・・・、

降りる時は毎回こんな感じです(笑)。一度にジャンプ出来る高さは70センチくらいが限界みたいで、まるで私が知っている猫と違う・・・(ちなみに体重は太り過ぎと言う訳では無く極めて平均的です)。

高い所に上がれた事で、新たに安寧の場所?を得たつくねですが、

この部屋には壁の高い所にスリット状をした窓=所謂「高窓」があって、そこからならまた違う景色が見れますから、もしかしたらここに階段があればあそこまで登ってさらに楽しめるのでは!?と考えました。

早速調べてみたところ、このような感じの良さそうな物が色々あったのですが、

こういった市販品は壁に直接ネジを打ち込んで固定するタイプが殆どで、この場合は下地材として壁に厚めの板を貼るか、もしくは穴を開けて石膏ボード用のアンカーを打ち込まないといけないようで、だったらという事で一体成型物の階段を自作する事にしました。

という訳で早速コーナンに行って材料を買って来ました。厚さ19ミリで、横幅180ミリ、長さは1800を2枚です。ちゃんとした金額を忘れてしまったのですが、一枚¥1,000くらいだったと思います。

階段の広さについては元々使っていたステップ台を参考にしました。こちらは150ミリ×200ミリで、つくねにはちょっと狭すぎるかと思い、

5段の内の最初と最後を広めの400×180、真ん中3枚を300×180にする事にしました。

作業は主に仕事が終わってからの時間を使い、少しずつ組み立てていきました。

と言う訳で完成です!

強度を出すなら筋交い的な物を入れた方が良かったのですが、見た目をスッキリさせたかったので、ビスと木工用ボンドのみとしています。つくねならこれで充分かと。

全部組み立てたら意外と大きくなってしまったのでバイクや自転車では持って帰れず、なので後日車で取りに来る事にしました。

そして先日の日曜日、朝一に車で工場に取りに行って来ました。いきなり設置するとつくねが警戒して使ってくれなくなってしまうんじゃないかと思ったので、猫草を置いて暫く慣れてもらうようにしました。

なんて事を心配をしていたのを他所に、穴あけ加工中にちょっと目を離した隙に勝手に登ってしまってました!いやいや危ない(笑)

設置は出来るだけスマートにしたかったので、階段最上部の取り付けは元々高窓の枠を停めていたネジを利用して共締めに、最下部は柱を立て、途中真ん中辺りのみ壁に芯が入っている所でねじ止めをしました。

そして設置完了です!つくねもあっという間に登っていました(笑)

慣れるまではチュール等で釣って昇って貰おうと考えていましたが、予想以上に爽快に上がっていきました。やはりと言うか階段状だと登り易いみたいです。

冬は特に天井付近は暖かいですし、日当たりも良いので早速お気に入りの場所になってくれたようです。これは作った甲斐がありました!

費用はステーを入れて¥3,000くらいで、いずれさらに拡張して部屋の壁の上を一周できるようにしてあげようかと思っています。