「第19回 岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」展へ

okamoto (1 - 1)-7先日も紹介しましたが少し前から親戚のご主人がフランスから来日していて、プレゼントを渡す序に川崎の生田緑地にある「日本民家園」を案内する事にしました。彼の職業が(多分)左官屋さんとの事なので、日本の古い建造物なら結構楽しめるのでは?と思ったんですよね。

と言う事なのですが、実はそこの民家園がある生田緑地には岡本太郎美術館もあるので、私は先に行ってこちらも楽しむ事にしました。今の時期に毎年開催されている岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」展が丁度始まっていたんですよね。いつもは開催時期の終り頃にギリギリでしたから、こんなに早く来たのは初めてかも知れません。

okamoto (1 - 1)こちらの企画展では展示物の撮影が許可されていて、今回は「SNSへの掲載もOKです」みたいな事も紹介されていました。

上の作品はまさにそういった時代背景に関係したような感じで、どうやらあの小屋に寝泊まりしながら日本中を旅する!みたいな事を作品にしているようです。凄いパワーですよ。

okamoto (1 - 1)-2 こちらの作品も、パッと見て通り過ぎるだけでは何だか意味が分からなかったのですが・・・

okamoto (1 - 1)-3どうやらネットから集めた情報を基にして、日本に投下された原爆と同じような形・サイズのアート作品?を作ったようです。その行動と思考がもう逸脱しています。

okamoto (1 - 1)-4こちらもパッと見だけではよく判らなかったのですが、どうやら全てが金属素材で、しかもこれらの彩色は塗料などでは無く、金属自体の色や化学変化などによる色を使って表現されている模様です。芸術家と言うよりはもはや職人じゃ…と言うような感じです。これはもう一度行ってじっくり見てみたいです。

okamoto (1 - 1)-6展示されている物の中には陰鬱が強い物もあって、出来ればこれは遠慮したい・・・と言う作品も確かにあるのですが、作者のエネルギッシュな所が強く感じられたりするので、私的にこの企画展は結構好きだったりします。とにかく毎年これだけは!、と言う感じなんですよね。

okamoto (1 - 1)-5いつも行くのは開催終了ギリギリで紹介していたのですが、今回はまだまだ時間がありますのでその点だけは良かったような気がします。美術館の内容は外れだったとしても(まあこれは好き嫌いがあるでしょうから)、同じ敷地内に最新型のプラネタリウム設備や梅園があったり、築200年の古民家でお蕎麦が食べられたりもするので、友人同士や子供連れのご家族でも楽しめると思います。

車庫もありますし、今回は4月10日まで大丈夫ですよ~。