お祭りと御入山会

omatsuri-1-1 日曜日は大抵自転車に乗って業者さんに依頼品を納品しに行くのですが、その道中、どうも向こうから御神輿がやって来る気配が!

急いでショルダーバッグからカメラを取り出して何とか間に合いました。場所は石川台駅付近ですが、どうやら雪谷八幡のお祭りみたいですね。

omatsuri-1-1-2 納品を終え、相変わらず肩の調子が余り良く無いので夕刻からウォーキングをしにいつもの池上本門寺に向かうと、何やらこちらでもどこからか不穏な空気賑やかな太鼓の音が・・・。

omatsuri-1-1-4 こちらは池上本門寺では無く、その近くにある大坊本行寺です。どうやらこちらはお祭りでは無く「御入山会」なる行事のようで、日蓮聖人が池上に入山した日に行われる法要なのだそうです(全く知りませんでした…)。

omatsuri-1-1-5 池上本門寺のお会式の時と同じような万灯も沢山出ていて、しかもこちらはお会式程の参拝者(と言うか見物客)は居ないので、かなり間近で見る事が出来て結構楽しめました。非常に得した気分です。

omatsuri-1-1-6てっきり土日でやっているのかと思いきやお会式と同じく日にちで決まっているらしく、どうやら本日9月18日だけの行事だったようです。今日が日曜日だったのは偶然だったみたいで、昼間に見たお祭りとは全くの別物だったと言う事ですね。

来月の池上本門寺のお会式は10月11日(月)~13日(水)と言う事なので、撮影出来たら紹介出来るかもです(ただその時間帯でも人が沢山居たら近寄らないと思いますが・・・)。

CDとか動画とか

少し前にも紹介したBOOM BOOM SATELLITESの『LAY YOUR HANDS ON ME』です。

予約して届いた日から毎日30回くらい聴いているので多分もう3000回くらいになると思いますが(念の為ですが変な病気ではありません)、毎日聴いていても全く色褪せる気がしません。多分もう次が無いというのも理由になっているのかも知れません。ブンブンサテライツはメンバーの川島道行氏の脳腫瘍による麻痺などの後遺症によりこちらが最後の作品となりました。

尚当初はオフィシャルでフルバージョンが聴けたのですが、現在はyoutubeでショートバージョンのみの公開となっていまして、ここからが凄いのに!と言う所で終わっています。そう、ここからが凄いんですよ。

boomboom (1 - 1)と言う訳ですが、アルバムを買うとブルーレイディスクが付いて来ますので、フルバージョンのMVはこちらで観る事が出来ます。残念ながら仕事場でこれを観れる環境が無いので、脳の中で映像を再生しつつ曲のみで盛り上がる、と言う事を繰り返しています(それでも十分です)。

ブルーレイディスクの他には写真集と、上の画像でテーブルに敷いているポスター型のディスコグラフィーが私的に超お気に入りです。先日行ったニトリでこれを入れる額を買うつもりだったのにうっかり忘れていました…。サイズ測って今度IKEAに行ってきます。

boomboom (1 - 1)-2こちらの「BROKEN MIRROR」ですが、イラストにあるようにガンダムUCに採用されていました。ミネバ様とかヤバい事になっていますよね(判りませんか…)。

こちらはその「BROKEN MIRROR」のMusic Videoで、演奏する二人のパフォーマンスに応じて投影される映像が切り替わり映し出される“Scanning Control Live Projection”と言うシステムが採用されています。しかもこの時の撮影現場をUstreamでリアルタイム配信する(!)という凄い事をやっていたらしいのです(と言うのも私はオンタイムで見れていませんでして…)。

今思うと、恐らくこの時の試みがその後のプロジェクションマッピングの前身になっていたのでは・・・と思っています。クリエイターにライゾマティクスが携わっていますしね。

参考までに、先ほどの「BROKEN MIRROR」のMVが2012年で、こちらはPerfdumeの2012年のライブ映像です。世界的にも衝撃的なパフォーマンスでしたよね。

gundamと言う訳でこちらの文章を打っている時に調べ物をしていて気が付いたのですが、どうやらガンダムユニコーンのアルバムが近々出るらしいです!

と言ってもそれ自体には余り食いついてはいなかったのですが、ボ、ボ、ボ、ボーナスディスクが・・・!

丁度オフィシャルサイトにテキスト形式で紹介されていましたのでそのまま曲目を紹介させて頂きますね。


【DISC1】

M01:「Into the Sky」SawanoHiroyuki[nZk]:Tielle
M02:「Next 2 U -eUC-」SawanoHiroyuki[nZk]:naNami
M03:「bL∞dy f8 -eUC-」SawanoHiroyuki[nZk]:Aimer
M04:「流星のナミダ」CHiAKi KURiYAMA
M05:「Everlasting」Kylee
M06:「merry-go-round」CHEMISTRY
M07:「B-Bird」earthmind
M08:「BROKEN MIRROR」BOOM BOOM SATELLITES
M09:「RE:I AM」Aimer
M10:「StarRingChild」Aimer

【DISC2(BONUS DISC)】 SawanoHiroyuki[nZk] “RE:UnChild” (2016/08/14 @ TOYOSU PIT)

M01:「UnChild」
M02:「StarRingChild -English ver.-」(Vocal: Aimer)
M03:「bL∞dy f8 -eUC-」(Vocal: Aimer)
M04:「But still…」(Vocal: Aimer)
M05:「Next 2 U -eUC-」(Vocal: naNami)
M06:「Destiny」(Vocal: naNami)
M07:「REMIND YOU」(Vocal: Aimer)
M08:「EGO」(Vocal: Aimer)
M09:「BEYOND THE TIME ~メビウスの宇宙を超えて~」(Vocal: Aimer)
M10:「Into the Sky」(Vocal: Tielle)
M11:「Pretenders」(Vocal: Tielle)
M12:「Because we are tiny in this world」(Vocal: Tielle)
M13:「ビギニング〜流星のナミダ」(Vocal: Aimer)
M14:「A LETTER」(Vocal: naNami)
M15:「ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~」(Vocal: Tielle)
M16:「RE:I AM」(Vocal: Aimer、naNami、Tielle )


と言う感じです。完全にボーナスディスクの方にやられて予約しました。AimerがBEYOND THE TIMEとかって、超ヤバい気が・・・。

最初のガンダムだけ見ているとシャアって悪者側になってしまうのですが、その後見続けていくと彼の気持ちやジレンマに共感出来るところも多々あって面白いです。ロボットアニメと言うよりも、もはや男達の理想をぶつけ合う人間ドラマですよ。

https://youtu.be/ollHhcEQpoE?list=RDd887L1pkIkM

こちらも聴いているだけで当時の記憶とか映像が浮かんで来ます。今聞いても良いですよね~。

boomboom (1 - 1)-5ちなみに今回初めて知ったのですが、ブルーレイディスクって自分で買った物でもバックアップすると違法らしいですね。本当はフルVer.を携帯端末で観れるようにしたいのですが、となるとそれもダメな訳ですか・・・。

仕方ないので自宅のテレビに映した映像をiPadのカメラで撮影~後からMP3を合成と言う力技を試そうと思いますが、昭和じゃないのになぜそんな事を今更(苦笑)。

G-SHOCK向け塗膜軟化密着性テスト

gshock 現在仕事でご依頼頂いておりますカシオG-SHOCKのベルトとベゼル一式です。

実は先日、いつもこちらの社外記(と日記)を見て下さっている方からメールでご連絡を頂きまして、どうやらその方は今までもG-SHOCKの塗装を多く手掛けているとの事で、実際に塗装に使っている材料や耐久テストの結果までかなりご丁寧にアドヴァイスを頂きました。

今回はそれを踏まえてこちらでも色々テストを行いましたので紹介致します。

ちなみに今回と別件で、真空成型についてのアドヴァイスや使用工具のご支援(笑)を頂いた方などもいらっしゃいまして、色々とお気遣い頂き恐縮です。この場を借りてお礼申し上げます。

gshock11 と言う訳で、今回は内装塗装の際にも応用出来るよう、テスト素材は人工皮革を使ってみました。素材的には塩化ビニル樹脂でしょうか。椅子のクッション部分やカバン、自動車内装などに使われている材料ですね。

gshock12 適当なサイズにカットし、それぞれの仕様を裏に記しておきます。

gshock13 プライマーは3種類、ベースカラーは通常の黒、クリアーの仕様は2種類としました。クリアーを塗らないVer.も作っています。

gshock14 頂いたアドヴァイスとしては、ベースコートのみよりも、軟化性を持たせたトップコート(クリアー)を塗った方が恐らくは耐久性が高いという事でした。

gshock15 と言う訳で10種類の仕様が完成です。太いのはカットしてさらに数を増やします。

gshock16 最初は折り曲げるテストです。それぞれの結果も書き記しておきます。

gshock17 こちらは軽めに曲げた場合で、

gshock18 こちらは強めに曲げた状態です。実際はもっと指を使ってグニグニとストレスを与えています。

gshock19 こちらはプライマーを使わなかった物で、結果が悪いとこのように塗膜が割れると言う寸法です。

ここまでの結果は非常に良好で、今度は引っ張るテストを行いたかったのですが、どうせならこれは数値として比較してみたい!と言う事でバネはかりを買う事にしました。

gshock20イメージとしては昔ながらの筒状の物だったのですが、デジタル式が想像以上に安かったのでこちらの入手しました。amazonで¥1,000くらいです。

gshock4 作業台に固定されているバイスの反対側にシャコマンを固定し、間にターンバックルとバネはかりを入れて固定します。

gshock5 被験体となる人工皮革はC型バイスで固定します。隙間は24ミリとしました。

gshock6 ターンバックルを回すと人工皮革が引っ張られ、その際の力量が数字として表れると言う算段です。これをメモして各々比較すれば良い訳ですね。

gshock7 ちなみにこういった引っ張り強度試験を紹介したJISの本があったのですが(いつものマニアックなオートサプライヤーさんから頂いた物です)、何度かの引っ越しの際に紛失してしまった模様です。すいません…。

ただ他に「塗膜の付着」(佐藤弘三著)などの本もありまして、そこにはヤング率がどうとか書いてありました。多分今回はこの辺に該当すると思うのですが、まあその辺は良く判らないので割愛致します。

gshock8 と言う訳で引っ張ります。

gshock9 全ての被検体で同じ事を繰り返します。

データは沢山あった方が良いので、空いた部分でも行ったりして大体20個くらいのデータを取得しました。

gshock10結果としては非常に良好で、素材の人口皮革の方はヘロヘロになってしまいましたが塗膜は十分実用に耐えられる事が判明しました。一番良い結果の物では22キロ(!)で引っ張っても大丈夫です(それ以上は固定部分が滑って計測不能となりました)。

テストに随分と時間を費やしてしまいましたが、これでようやく本番に挑めます。頂いたアドヴァイスは非常に役に立ちました。本当に有難うございました!

真空脱泡&透明レジン比較

rabbit3 先日新しいドライポンプとクリスタルレジンNEOを使って真空脱泡注型を試みた溶けたウサギです。離型剤を綺麗に取り除き、表面に軽くペーパーを掛けて均しました。

このままでは気泡の具合が判り難いので、クリアーを塗って艶を出します。

rabbit5 クリアーを塗りました。仕事の序でなのでリッチにクリスタルクリアーです。

rabbit7 耳の外側に何カ所か気泡が見られますが(画像では見えません)、初めての仕様としては中々良い感じに出来たと思います。

rabbit8 その後熱を掛けて完成です。前回テスト的に透明ポリエステル樹脂で作った物と並べて比較してみました。

rabbit9 こちらの黄ばんでいる方が透明ポリエステル樹脂で、最初に購入したドライポンプでテスト的に行った物ですが、かなり気泡が入っているのが判ると思います。

ちなみにこれらの溶けたウサギ「TOROBBiT」はアートトイぺインターのGUNさんから頂いた未塗装品の物を、許可を頂いてシリコーン型を作って個人的に楽しんでいます。

rabbit10 ポリエステル樹脂で作った物と比べると、新たに作成したエポキシレジンのこちらは黄ばみも無く透明感があってとても美しいです。

rabbit11 気泡が多く入った理由としては、ポリエステルレジンは可使時間が短い為、気泡が消える前に樹脂が固まってしまうのが原因だと思います。反応が始まるまでは3分くらいでしょうか。

rabbit12 それに比べるとこちらのエポキシレジンはカタログ値で可使時間が70分とかなり長めで(実際この高温多湿な時期だと30分くらいだと思います)、真空脱泡機を使っての減圧→常圧戻し(加圧)を3回くらい繰り返す余裕があったので気泡もしっかり抜けたのだと思います(またはもしかしたら常圧のままでも綺麗に出来るのかも知れません)。

rabbit13 下から見ると何故か背徳的に感じるのは気のせいでしょうか・・・。

rabbit14 それにしてもこちらの透明ポリエステル樹脂、単体で見ている分にはかなり透明に見えていましたが、こうやって並べて比べてみるとかなり黄ばみが強いのが判ります。最初はこれでもかなり良い方だと思ったんですけどね。

rabbit15 対してこちらのクリスタルレジンNEOの方は相当透明なのが判ると思います。ただしこれでもいつも塗装で使うクリアーに比べると多少青黒いんですけどね。

rabbit17 ちなみに右耳(画像だと左側)中央辺りに極小さい黒い毛ホコリが混入していて、なるほどかなりしっかり仕上げる場合は塗装と同じくストレーナー(ろ紙)に通さないとダメな事も判明しました。まあでも繊維の形が立体的に見えるのでこれはこれで新鮮で面白いのですが(笑)。

rabbit18先ほどのとは関係ありませんが、こちらは普段FRPの補修として使う不飽和ポリエステル樹脂(リゴラック)で、内部にはあり得ない程気泡が混入しているのが判ると思います。ゴミではなく殆ど気泡です。

こちらは可使時間が一分くらいしかないのと、そもそも注型用では無い物ですのでこれが普通です。

factory19そういえば真空脱泡装置を作る前にはこんな物も用意してたりしました。ポリエステル樹脂に使用可能な「消泡材」なる添加剤です。

樹脂中に数%程添加すると泡が消え易くなるとの事で、ただデメリットとして白濁りするらしいので出来れば今回のような用途には使いたくなかったのです。ただ幸いにして(か)結局その後怒涛の勢いで真空脱泡化が進んだので出番は全くありませんでしたが(笑)。

後は場数を踏んで、目指すは大量生産ですね!(多分間違い)