ワニクリップ用塗装スタンド Ver4.0完成

 少し前から作成していた小物塗装用のワニクリップ用スタンドです。

MDF板は新たなルートから大量に仕入れられましたので、その後データを修正して色々改善していました。

こちらの塗装スタンドは販売もする予定で、となると送料がネックになってくるでしょうから、ご購入いただいたユーザー自身で組みやすいようにと色々工夫していました。素の状態なら送料の安いメール便(現ネコポス便)で送れますからね。

 組み付けで一番面倒だったのが柱の挿し込みで、板の穴のサイズをそれぞれ0.1ミリ単位で調整し、また柱の角を丸める事でスムースに穴に誘導出来るようにしておきました。

 と言う訳で現在出来上がっているのがこちらの最終Ver.4.0です。1.0から始めて丁度30個めのデータですね。

 大きく変更したのは中板で、柱の穴が他の板に比べて少しズレています。

 ここに柱の溝を挿し込む事で板のズリ抜け防止と、また中板がきっちり水平に固定出来るようになりました。

 中板の穴は他の板よりも大きめになっていて、また溝も角を丸くしておいたのでスムースにスライド&抜き差しが出来るようになっています。

 中板の固定位置は3カ所で、挿し込んだクリップ棒の遊びを少なくしたい場合は下段で、スピード優先なら放り投げても入り易い上段がお勧めです。

 ただ中板の位置は後からでも簡単に変えられるので、取り敢えず見た目が一番良い中段にしておくと良いかと思います。柱は画像のように先に中板に入れてしまった方が組み付けは簡単だと思います。

 底板の穴に柱の先端が入るように挿しこみ、ただこの時点では最後までしっかり入れなくて大丈夫です。

 さらに天板を被せます。このVer.だと間違えようが無いのですが、念の為穴の小さいのが天板となります。中段はそれよりも一回り穴を大きくしていて、クリップ棒を入れ易くなっています。

 各固定部には接着剤の塗布をお勧めしますが、一応「何とか入れられて、且つ外れ難い」と言うギリギリのサイズにしているので、余程重い物や乱暴に扱わない限りは接着剤無しでも大丈夫だと思います。ただしこの辺は自己責任でお願いしますね。

 パワープレイで素手でも最後まで挿し込む事は出来ますが、無難な方法としては当て木を挟んでハンマーで叩くのが宜しいかと思います。柱は一応予備で2個余分に入れるようにしますので、何も無ければそれをお使い下さい。

 また今回は壁に引っ掛けられるよう上下に穴を開けておきました。クリップ棒を入れてもギリギリ素通りしない、絶妙な位置に空けています。

 壁に掛けた時にズレたら気持ち悪いので、丁度中心で引っかかるようになってます。

 と言う訳で完成です。接着剤を使わなければ2分くらいで組み立てられると思います。

 中板は横から押してスライドさせれば溝から外れますので、

 好きなように下にズラしたり、

 上の方にしたりも出来ます。

また中板がしっかり溝に嵌っていれば接着剤が無くても外れる心配が無い為、持ち運ぶ際も安心できると思います。

また乾燥時の都合上、風の流れを良くする為に底板を少し浮かしたい!と言う事であれば、柱が底板を突き抜けるよう叩いて調整すればこれも何とかなると思います。

ただ底板に開けた穴はわざときつくしている為、スライドさせる際には少し大変かも知れません。この点だけご注意下さいませ。

取り敢えずは実際に使って頂いてレポート(と言う程の事でもありません)して頂けるモニターを募集しますので、「使ってみたい」と言う方は是非ご応募頂ければと思います。条件は実際に使っている光景をブログやSNS上で紹介して貰えれば良いだけですのでどなたでも簡単に御利用頂けると思います(一人静かに使いたいという方は販売もしますのでそちらをどうぞ。笑)。