2020年の振り返り

去年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって今までに無い1年となりましたが、当工場は元々非対面の営業形式ですし、通勤も徒歩か自転車なので、殆ど支障はありませんでした。

売り上げに関しても、一昨年の2019年度と比べると去年は20万円程のアップで、極緩やかではありますが一応は成長を続けているようです。まあそのお陰でうちは持続化給付金(100万円)を貰えなかった訳ですが・・・(正直なところ半月休んでこれを貰った方が断然得で、私の知り合いの殆どは法人個人事業問わずこれを貰っています)。

ただ去年から大きく変わったのが私の労働時間で、以前は一日16時間くらい働いていた時期もありましたが、その後発症した頚椎の痛みによってこれを短縮する必要が発生し、それに伴って睡眠時間も増えたら、何だか以前よりも健康になってしまった!という次第です(笑)。労働時間は減った筈なのですが、逆に売り上げは上がっていたのでむしろ良い傾向にあるのかも知れません。

さらに工場引っ越しの際に都から借りたお金(96カ月ローン!)が去年の10月にようやく終わり、その分これからゆっくり出来そうな気もするのですが、何かの間違いで長生きとかしてしまうと私の個人年金だけでは老後が終わる事しか想像できない為、今まで払っていたローンの分は積み立てに回し、今まで通り馬車馬のように地道に働いていこうと思っています。まあ私の場合幸いにして毎日朝起きて職場に行くのが楽しいくらいなので休みが少なくても全く問題は無い訳ですが(笑)。

 

上の画像は工場二階に入ったいつもの場所で、以前考えていた工場移転計画は現在のところ頓挫してしまっていますから、だったらという事でここを「色見本が飾れるスペース」にし、週末だけでも一般窓口として利用出来ないか模索中です。

ただ問題は単に窓口だけを設けても利益は出せないでしょうから、ここにちょっとした机を置いて、お一人様用のワークショップが出来ないかとかも考えています。

塗装となるとどうしても大掛かりな作業になってしまいますが、予め塗ってあるパーツを組み合わせて「自分だけの色見本」を作れたりするだけでも楽しめればと考えています。今はキーホルダーだけですが、今後これを応用したアイテムを増やしていこうと思っていて、実際にやってみた物を紹介していこうと思います。

色相環壁時計【25センチ・艶消し・背板グレー】完成

 背面がグレー、色相環が艶消し仕上げ、直径25センチの色相環壁時計です。

こちらの画像の、左から三番目の物となります。

針は三角形のタイプで、色はゴールドとなります。

いつもと同じく画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

ベースコート+艶消しクリアーの2コート仕上げとなります。

塗装に使っている材料と作業内容は自動車ボディを塗る内容と同じですので、強度についてもそれと同様と考えて頂ければと思います。日の当たる所に置いておいても色褪せたりしません。ちなみにsnap-onの工具箱に使われているような焼き付け塗装は耐候性が弱いのが特徴で、屋外に置いておくと比較的早い段階で色が褪せてしまいます。焼き付け塗装=高級と言う訳では無く、むしろコストが低いから使われているのが一般的な理由だったりします(職業訓練学校に来ていた金属塗装業界の権威みたいな講師の方がそう言っていました)。

こちらもウェブショップに出品しますので、宜しければご検討くださいませ!

色相環キーホルダー 増産

先日より販売を開始している色相環の色見本キーホルダーですが、お陰様で出品するとすぐに売り切れてしまう状態で、いよいよ材料の在庫も無くなって来てしまいました。

と言う訳で、夜な夜なレーザーでアクリル板を切り出し、

 結晶塗装を施しました。

そのまま貼り付けると塗料のバリが出来てしまうので、各パーツは少し浮かした状態で塗っています。

その後熱を入れて結晶塗装完成です。

1mm厚のアクリルだと熱で曲がってしまうのですが、今回使用した2mm厚なら(なんとか)大丈夫です。

小粒ながら結晶目があるのが判ります。

今まではイモリをそのまま貼り付けていましたが、段差(高さ)が3ミリと厚みがあるので何かの際に引っかかって外れてしまう恐れがあるので、これ用に背板も作ろうと思っています。結晶塗装が無機質的なので、鮮やかな色とかにした方が面白いかもですね。

また今までは裏側に当ウェブサイトへリンクするQRコードを入れていたのですが、

こちらもRGB色相環をデザインした物にしようかと思います。表がイモリでも変じゃないですし、統一した方が在庫管理も楽ですからね。

色相環12色のピースはまだ少し在庫があるので何個か作れますが、いずれそれらも無くなってしまうので、早く塗らないとですね~。

2020年西鎌倉行き

少し前、休日を利用して西鎌倉の方に行って来ました。

いつもは鎌倉駅より東側・南側がメインですが、今回は西側を歩いて、こちらの雷亭にやって来たのです。最後に来たのは10年以上前でしょうか・・・!

元は昭和の初めに開発された分譲別荘地との事で、こちらの本館は江戸時代の建造で横浜市戸塚の豪農、猪熊家の旧宅を昭和4年に移築改築したものとの事です。台風の被害なのか、建物の一部が修繕中の模様でした。

オフィシャルサイト

少し遅めの到着にしたお陰で店内は比較的空いていました。以前何度か来た事があるのですが、その時は結構混んでいたイメージがあります。味噌田楽食べましたね~。

気温は低かったのですが店内は暖かかったので冷たいお蕎麦=天せいろを頂きました。どれも美味しかったです!

敷地内は広い庭園になっていて、ここに入場する為には入口で¥500を支払うのですが、食事をした時にチケットを渡すとそのお金が相殺されるようになっています。中々良いシステムですね!

この日もカメラは持って来ず、全てスマホ(Google Pixle3a)での撮影となります。画質が良く無く無駄にファイルサイズが大きいのですが、とにかく便利なので重宝しています。

桜や広葉樹が多いので春から秋までは凄く良いと思います。今の時期は・・・まあ仕方ないですね(笑)。

庭園内を散策していみると、何やら人工的な物が。

別荘分譲地という事だからなのか、まさかの露店碁盤と将棋盤が!

今風だったら携帯コンロでお湯を沸かして淹れたて珈琲とか飲みながら楽しんだら面白そうですね。

 その後は西鎌倉駅に向かって歩いていきます。

高台の方は別荘地みたいになっていて、そこから下って行くと遠くに橋脚のような物が見えます。

 おおおお~!久しぶりに見る湘南モノレールの線路(?)です。

地元の人は見慣れた風景だと思うのですが、普通の道路の上にあんな物が動いてやってくるのはかなり非日常的な光景です。

底に何もない!というのは中々シュールな光景ですね。

これはもうちょっとしたアトラクションです!電車好きじゃなくても子供とかは絶対喜びそう。

と言う訳で西鎌倉駅に到着です。当たり前ですが下に線路がありません(笑)。

おお~、何とも不思議な光景です。

他の路線と区別する必要が無いからか、車両毎に色やデザインが全く違っていました。

途中の駅ではこんなポップな車両も。地元企業が広告として使っていたりするのでしょうか。

下に道路があって普通に車が交差していく光景はちょっとした非現実感を味わえます。高所恐怖症の人はちょっと嫌かもですね(まあでもそれを言ったらゆりかもめや普通の電車もそうだと思いますが)。

車両の下にはローラーが着いていて車両が接触しないようになっています。

「モノレール」という事もあってレールは単線なのですが、駅など交差する箇所では二本に分岐しています。

どうやって動くんだろう?と思って調べたら、動画がありました(笑)。