カメラ イメージセンサーの掃除

 少し前ですが、カメラのイメージセンサーがかなりヤバい事になっていたので、画像の無水エタノールを購入して自分で清掃をしてみました。

こちらも少し前の画像ですが、判り易いよう画像に写っているゴミに印を付けてみました。これらがイメージセンサーに付いているゴミです。

デジカメを手で持って撮影する時の絞りはF5.0~6.0くらいで、この絞りならこういったゴミは映らないのですが、ストロボを使った時のF16までの絞りとなると、上の画像のようにかなり酷い状態になっていました。被写界深度が深くなってピントの合う範囲が広くなった半面、こういったデメリットが生じていたのです。

尚、オリジナルの画像は以下の記事で紹介していて、同じ様にストロボを使って撮影した他の画像も酷い事になっています。

ストロボ2台目投入

 ちなみに普通(?)のデジカメには、振動でゴミを落とす「イメージセンサークリーニング機能」なんて物があるようですが、私が使っているNIKON D200にはそんな物はありません。勿論現場で使っているD40の方も・・・(苦)。

と言う訳で、NIKONのサービスセンターに持って行って掃除をして貰おう!なんて事も一度は思ったりしたのですが、そこに行くまでの時間があったら自分でやった方が早いと思い、今回もこういう事態になっています。まあいつものパターンですね。

イメージセンサーを清掃する際には「シルボン紙」なる物を使うのが一般的のようですが、多分いつも脱脂に使っているキムテックスでも大丈夫だろうと思い、それをハサミで小さく切って使う事にしました。キムテックスはキムワイプの高級版みたいな感じで、紙では無くPP(ポリプロピレン)で出来た不織布です。

 他の方のサイトを見てみると大体こんな感じで棒の先にウェスを巻いているようなのでそれに倣ってみました(間違っているかも知れません)。

あとトリモチみたいに先がベトベトした「ペンタ棒」みたいな物の代わりに、マスキングテープの糊面を外側に巻いています。一応これも使えました。

気を付ける点としては、要は硬い物(今回の場合だと割り箸)がセンサーに当たらなければ良いだけの事だと思うので、少量の無水アルコールを着けたウェスでセンサー面を拭き取り、それを乾拭きしてあげるだけで完了です。簡単過ぎて何だか拍子抜けしてしまいましたが、もしかして他に何か重要な事とかあるんでしょうか・・・。

その後は特に(と言うか全く)問題無く、F16の絞りで撮影していても目立つホコリは映らなくなりました。

塗装屋さんなら判ると思いますが、クリアーに付着したゴミをスピナールで取るあの作業(死!)に比べればイメージセンサーの掃除は公園の散歩と同じくらい簡単で、わざわざ人に頼むような事でもないと思います。

あ、「公園の散歩」は映画「TOP GUN」の「Easy,Cougar.It’s a walk in the park.Stay with me」からの引用で、当時この映画を観て筋トレに励み、「いつかはNINJAを」とか思っていたのは私だけでは無いかと(笑)。

アイスマンの「YOU!」、からの甲板に掛けてのシーンは今見てもかなりヤバいです。

そう言えば最近知ったのですが、トップガン2やるらしいですね!今から凄く楽しみです。

Roland MIDIキーボード塗装 完成

Roland MIDIキーボード 再塗装

先日本塗りを終えていたローランドのMIDIキーボードです。

早速撮影をしてみました。

撮影は先日からストロボ設置改造中の撮影デスクで、背景には新たに導入した「ハイミロン」を使いました。

 元々このMIDIキーボードを撮影する為に大きな背景紙が欲しいと言う事で黒のケント紙を購入したのですが、ケント紙だと紙の質感が見えてどうにも格好悪いので、その後こちらの光を吸収して背景を真っ黒にしてくれるというこのハイミロンを導入しました。まさに真っ黒(笑)。

 気になる布の撚れやシワも殆ど判りません(実際シワシワです)。

フラッシュを焚いてもこれですから、うーん、素晴らしい!です。

 肝心の塗装はと言うと、やはりと言うかストロボを使った撮影では折角のクロマフレア風顔料の色変化を表現しきれていません。実物はかなり凄い事になっているのですが、とても残念です。

 先日行って来たプロの方による講習では、どちらも丸い物だったので全く気にしませんでしたが、うーん、平面を上手く撮影するにはどうしたら良いものか・・・(苦)。

 尚、本来であればこちらのクロマフレア風顔料No.2は「青→紫→赤→橙」といった色変化をするのですが、この状況だと殆ど青系のみで、しかも色の深味が全然感じられません。

 まあでも取り敢えずは無事に完成出来ましたので(仕事じゃないと途中で止まるケースが多いのです)、今後は色々なシチュエーションで撮影を試みてみようと思います。と言うか実は既に自然光下でも撮影していて、そっちはこれよりも良い感じに撮れているので一応は安心しています。

 まあでもとにかく背景が黒いとそれだけで格好良いというか、もうまるで広告のよう(笑)。

念の為ですが今回もJPEGで撮ったそのままで、ただ何枚かはRAWでも撮影しているのもあるので、時間が出来たらLightroomで調整とかしてみようかと思います。

いつもの自然光下で撮影した画像方がクロマフレアな感じは表現出来ていて、そちらはまた後日紹介したいと思います。

撮影機材 ハイミロン

 先日コメント欄からご紹介を頂きました、「ハイミロン」なる布を購入しました。

尚、ご紹介を頂いて参考にしたのはこちらのサイトとなります。

 幅は900ミリが規定で、長さは1200ミリ分を購入しました。送料を含め¥3,000くらいです。

 しかしどうみてもこれはグレーにしか見えない気が・・・

と思ったら、

 黒は内側にありました。どうやら植毛のような感じですかね。

生地は見るからに漆黒で、ただその分埃が凄く目立ちます(怖)。

 と言う訳で早速使ってみました。撮影は先日からストロボ設置改造中の撮影デスクです。

 確かに背景は黒くなって格好良いのですが、どうも彩度が足りない感じが・・・。

 実物のキャンディーグリーンはもっと鮮やかで深みのある色なのですが、こうやって撮影した物を見てみると単なるグリーンメタリックにしか見えません。

と思っていつものグラデーションペーパーで撮影してみたら、どうやらこちらも同じような感じなので、この色自体がちょっと難しいみたいですね。ホワイトバランスとか光の当たり方をもっと調整しないと駄目かもです。

 と言う事ですが、少し前に塗装したクロマフレア風顔料No.4の色見本マイクでも試し撮りをしてみました。

 こちらも塗装の光沢感は良い具合に出るのですが、肝心の色変化が全く感じられません。うーん、難しいです・・・。

 実物はもっと色が濃く、ピンクの色味も綺麗に出ているのですが、画像だとなんだかとても地味と言うか、暗い感じです。この画像からは想像も出来ませんが、オレンジもかなり出る色なんですけどね。

やはりと言うかストロボを使った撮影にはまだ慣れていない所があり、一筋縄ではいかないようです。

まあこれはストロボに限った事では無く、今の環境に至るまでにも数年は掛かっていましたから、出直しじゃないですが、ここからまた自分なりのセッティングを見つけていこうと思います。

しかしまたなのか、と(笑)。

マイク レース塗装 完成~ストロボ撮影実践

少し前から色々と改造していた撮影デスクを使って、先日行ったレース塗装の色見本用マイクを撮影してみました。

 撮りたい物をテーブルの上に置き、ストロボ用のリモコンをカメラに挿したら、後はシャッターを押すだけです。無加工・無修正で、そのままでも構わないのですが、開くのが重たくなるので画像サイズだけ縮小しています。

カメラはいつものNIKON D200にマクロレンズの40mmを装着した物となります。どちらも大層な物ではありません(特にカメラ本体はコンパクトカメラを買うより安いです)。

カメラの設定としては、ISO100、シャッタースピード1/125、露出はF16、画像はJPEGで、元のサイズが2896×1944のところを半分くらいに縮小しています。

ストロボによって光量は十分にあるので手ブレの心配が無く、また絞り値もF16と大きいので、ピントを合わせる位置も気にしなくて大丈夫です。要はカメラが傾かないようにだけを気を付けて、後はシャッターを押すだけの「誰でも簡単に撮れる仕様」となりました。

背景にはグラデーションペーパーを使用していますが、先日コメントを頂いた方から紹介して頂いた「光を吸収する布」も入手しましたので、背景を真っ黒にする事も可能です。ただ入れ替えるのが少し面倒なので、今後はこの辺を整備していこうと思います。

少し前に知り合いの方から「塗装したフィギアの撮影をさせて貰いたい」といったお願いをされたのですが、その時は仕事が忙しくて対応が出来ず(現場が終わった後はデスクワークがあるので夜間でもダメだったのです・・・)、ただ今回この設備(?)が出来ましたので、私は仕事をしていますから、カメラさえ持って来て頂ければ勝手にどうぞ(笑)と言う事が可能になりました。

私自身も撮影の作業は非常に嫌いで(凄く嫌なのです・・・)、これで今までよりも大分ストレスが軽減できるのでは、と思っています。多分、ですが(笑)。

 

あ、ちょっとここで知り合いの塗装屋さんからリクエストがあったので、もう2枚画像を紹介します。同じ様な画だったのでカットしようと思っていたのですが、追加しました。

先日行ったレース塗装の際の、「クリップしてる付近の塗装ってどうなりました?」と言う事ですが、マイク裏側の中心(上の画像だと真ん中)でクリップ止めしています。

絵柄はかなり自然な感じになっていますが、これは二度~三度とレースを当てて塗り重ねているからで、そもそも今回のような柄物であればそこは気にしなくても大丈夫だと思います。

序に言うと、上から2枚目、三枚目の画像ではマイク本体(溝の部分)に幾つか巣穴があるのが判ると思います。これは注型したレジンに直接(サフェ無しで)塗ったからで、レンズの絞りがF16だと全体にピントが合うのでそういう粗も全て見えてしまいます。今回は柄物なので目立ちませんが、この辺では誤魔化しが効かない撮影方法となりますので、次からちゃんと下地にサフェを塗ろうと思います。

念の為ですが、本物のマイクに巣穴は存在しませんのでどうぞご安心下さいませ(ただ以前安物のマイクで熱を入れたら全面ブリスター発生で大変な事態になった事が・・・)。