BLACKRABBiT+色見本キーホルダー

以前作っていたBLACKRABBiTのキーホルダーですが、

次回のデザインフェスタvol.62ではGUNさんの隣のブースで一緒に出展する事となったので、その際残っていたこれらのキーホルダーを再販する事としました。3年前のデザフェスvol.56と同じような感じですね。

ちなみにGUNさんについては以下の記事が判り易いかと思います。偶然同じように塗装が好きで、偶然同じ年齢で、偶然同じようにネットのブログで塗装の事などを発信していたのがきっかけで知り合いました。

マスキングシートを届けついでに

デザフェスで販売するのは今まで通り色相環の色見本キーホルダーとなりますが、

今回は先日紹介したヤモリバージョンと、

新たにGUNさんに作って貰ったデータを使い、色相環+ブラックラビットの色見本キーホルダーも作成しています。

尚、これまでは歯も一体化としていましたが、今回は見せる面が片側だけと言う事もあり、顔と歯を別体で作ってみました。

顔の方は厚みが3mmのアクリル板で、歯は厚み2mmのミラーアクリル板を使用しています。歯の部分もアクリル素地のままだとチープなのでクリアーを塗っています。

こんな感じでヤモリと同じうように散りばめた色相環のピース12色+αを枠の窪んだスペースに貼り付けます。

その後同じようにして口径0.5mmのエアーブラシでクリアーを塗ります。こちらは12色のピースがミラーアクリルのキャンディーカラーで、

こちらはメタリックのキャンディーカラーとなります。

この狭い隙間にクリアーを入れようとするとガン距離を1cm~2cmまで近づける必要があり、ただそれでもエアー噛み(塗料を乗せ過ぎてクリアー中に気泡が入ってしまう現象)は免れないところですが、スタンドックスVOCエクストリームクリアーは同社クリスタルクリアーに比べてこれが起きにくい性質がある為、このトラブルを回避出来ています。初期の同社イージークリアーを彷彿する良さでこの点は素晴らしいです。

またどうせならという事で、以前GUNさんに頼まれて作った色とお揃いで、

それぞれの色を使って各素材への塗装も行いました。

ただソリッドカラーにミラーの歯は似合わないと言う事で、

新たに白の歯を作製しました。

ちなみに最初は白のアクリル板をカットしただけで試していたのですが、やはり安っぽい感じが否めなかったので、新たに白(VWキャンディホワイト)を塗装し、クリアーを塗って立体感を出しています。

やはりというかミラーよりこっちの方が断然良いですね!

ソリッドカラーのブラックラビットに合わせて色相環もソリッドカラーとし、枠も同じくソリッドカラーとしています。こちらはカーキ色=VWのハーベストムーンベージュ(LB1M)を採用してみました。

ただブラックラビットの場合、ヤモリと同じ方法でクリアーを塗るとフチに溜まったクリアーが目立ってしまい変な感じになってしまったので、

こちらの方は一回り大きい型を装着して各ピースを配置、それを抜いた状態でクリアーを塗る事にしました。

これなら隙間にもクリアーが塗り易くて非常にやり易いです。

その後単体で塗ったブラックラビットを接着して完成となります。

初期のモデルでは色相環の配置はランダムでしたが、

今回は一応順番通りにしてみました。これは可愛いですね!

尚、ブラックラビット関係は単独で販売する事は無く、今回のようにGUNさんと一緒に出展&承諾頂いた場合のみとなりますので、売れ残った場合の事を考えると余り数を作る事は出来ず、また再販出来る機会も無いかも知れません。なので気になった方は是非デザフェス会場までお越し頂ければと!

2022年10月8日サーモス塗装ワークショップ

先日の土曜日、当工場にてサーモス塗装のワークショップを行いました!

今回の参加者は2名で、うち一人はなんと外国人の方でした。仕事であれば日本人以外からも塗装の依頼を受けた事はありますが、ワークショップでは今回が初めてです。しかもわざわざ八王子からバイクでやって来てくれました!(てっきりホンダかと思いきやBMWでした・・・!)。

今回はサーモス本体の塗装と言うよりも「エアーブラシを使ってのワンポイント塗装」というのがメインで、参加者の方からは予めベクターデータを送って頂くようにしています(勿論JPEG画像でも比較的簡単な方法=ライブトレースでベクター化出来れば問題ありません)。

まずはメールでデータを送って頂き、難しそうな部分(画像だと小さい円形部分)を省いたりしてデータを修正し、マスキングシートをカットしておきます。

こちらの方が持ってこられたのはかなりサイズの小さいサーモスです。以前私も塗ったポケとると同じくらいのサイズですね。

マスキングシートはカットだけしか行っていないので、その後のカス取りは参加者様ご自身にやって頂くスタイルです。ただここまで小さいのは通常行わない程で(プロッターの限界を超えて上手く切れません)、一応デカールでも作成しておきましたが、折角の機会と言う事でチャンレジして頂いています。

まず最初のベースカラー=サーモス全体への下色塗装は私が行おうかと思っていましたが(ここで垂れてしまったりするとフォローするのはかなり難しいので)、今回は参加者が2名と少なかったので、御希望される方にはご自身で塗って貰う事にしました。エアーブラシでは無く、普通のスプレーガン(IWATAの1.0mm)を使って貰っています。

奥が私ですね。手伝ってくれた知り合いの塗装屋さん(まいるどさん)が撮影してくれてました!

ベースカラーの塗装が終わったら再び2階に戻ってマスキング作業を行います。

細かい文字は仕上がりを優先するとデカールで行いますが、ワークショップは極力自分の手を動かすという事で、特別にマスキングで対応しました。他の塗装屋さんも「そのサイズ切ったんですか?!」と驚いてました(笑)

そして再び一階に戻り、ロゴの色を作成します。

色を混ぜて作るような事は小学生の図工の時間にやっている筈ですが、工業品塗装の色を作るなんて機会は普通無い筈なので、こんな事一つとっても楽しいと思います。

それぞれ印刷した紙や画像を参考に色を作って貰いました。

そしてロゴ入れです。

ロゴはエアーブラシ0.5mmを使って貰いました。

一色目を塗ったらマスキングして2色目~3色目と塗って貰います。

一見簡単そうなストライプラインですが、仕上がり重視で行うとなると実はかなり難しい塗装となります。人間の目って意外と正確なので、ちょっとでも曲がっていたり幅が違うと違和感が凄いんですよね。

そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お疲れ様でした!

結局下色の塗装からロゴ入れ、トップコート(クリアー)までを全て参加者ご自身にやって頂きました。多少不具合が出た箇所もありますが、十分過ぎる程良い感じに仕上がったのではないかと思います。初めてスプレーガン持ってここまで仕上げられるっていうのは普通出来ないですよね!

その後は60℃60分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、

マスキングを剥がしたら完成です。皆さん喜んで頂けていたようで本当に何よりでした!

そういえば、遊びに来てくれた知り合いの塗装屋さんが初期の頃に行ったワークショップで塗ったサーモスを持って来てくれました。不具合等も見られず、これなら新品のブレンボキャリパーに塗られている塗膜より丈夫なのでは、と思った次第です。

その後GUNさんや以前ワークショップに参加された方も遊びに来られて、いつもの塗装屋会みたいな感じになりました。

ご参加された方にはとても楽しかったようで、また私も普段人に何かを教えるという事は全くしないですから、こういった機会があるのはとても嬉しく思います。

次回は来年ですかね!

adidasスニーカー 本塗り

少し前にワークショップ用のサンプルとして購入していたアディダスのスニーカーです。

本来はいつものスプラッシュ塗装用として使うつもりでしたが、前回のワークショップの参加者の方から「エアーブラシで塗装してみたい!」というリクエストがあったので、取り敢えず試しに塗ってみる事にしました。

ちなみに塗装の対象としては決して難しい物では無く、ただ仕事として行うのはどうも微妙な感じがしていて(カチッとした感じが無く、被塗物としての興味が湧きません…)、ただワークショップであればその辺も許せる気がしたので、今回試してみようと思った次第です。

尚、塗装範囲はワークショップを想定して極小範囲に、取り敢えず今回は判り易いアディダスのトレードマークである3本線を塗る事にしました。

私的に気に入らない「カチッとしていない感じ」につきまして、例えばソウルとアッパーとの境界に接着剤がはみ出ていたり、しかもそれが飛散していたり、ただそれをペーパーで削ろうとすると素地のビニール被膜(PVC)を破いたり荒らしてしまうので手が出し難く、またカットされた断面が毛羽だって気持ちが悪い、さらには縫製された糸も一緒に塗らないといけない(本来ならバラバラに分解したい)等々、気になる箇所ばかりなのです。車体の塗装で例えると、テールランプやアウターハンドルを付けっぱなしで塗ったり、エンブレムバッジを外さずマスキングしたりするような感じです。

ちなみに被塗物素材であるPVC=ポリ塩化ビニル樹脂は塗装において特段難しい樹脂では無く、ただスニーカーのような加工品に使われている場合は「樹脂の塊」では無く、極薄い膜や違う樹脂と組み合わされていたりする等不明な点が多いので、実際にやってみないと判らない事が仕事として受けるのが難しいところです。紙コップのように一見するとただの紙のようで、実は内側にはPE=ポリエチレンの被膜があったりするような感じでしょうか(PEは塗装不可能と言われている素材なので、もしそれが使われていたりするとかなり難しいです)。

色についてはライムグリーンやピンク等のポップな感じを想定していましたが、知り合いの塗装屋さん(GUNさん。笑)から「そこは絶対マジョーラでしょう!」との鶴の一声があったので、それに準じて見る角度で色が変わるクロマフレア系の光干渉型顔料を使った塗色を採用する事にしました。またサンプルなので4箇所それぞれ違う色にします(後ほど少し内容が変わります)。

作業内容はいつもの通り足付け処理&プラスチックプライマーを塗布し、各工程毎には真面目に脱脂処理も行っています(私物とか私用だとどうしてもこの辺りの基本的な事をお座なりにしがちでして・・・)。

色は一部を変更して、この4色にしました。

プラスチックプライマー塗布後、まずは下色の黒を塗ります。STANDOXの原色MIX571ですね。この時点でガムテープを貼って剥がし、塗膜がちゃんと密着しているのを確認しておきます。当然ですが全く問題ありません。

仕事じゃないので途中の撮影が疎かになってしまいましたが、何とか本塗り完了です。

こちらは当店規定のクロマフレア風No.4となります。

見る角度によって「紫→橙→黄」へと色相が変化します。

こちらは当店規定NO-01となります。「イエロー→グリーン→ブルー」に変化する顔料です。

そして反対です。

こちらは当店規定のH-07となります。ゴミが着いているように見えますが、接着剤が飛んだ痕です。

見る角度によってはここまで鮮やかな紫になるのが特徴です。

そしてこちらはNo.19 ですね。鮮やかな青で私的に気に入っている顔料となります。

角度が着くと鮮やかな紫になります。

クリアーには軟化剤を入れているので、普通に使っている内には(履きつぶす前までには)問題無いかと思います。今後実用テストを行いたいですが、その辺はGUNさんのスニーカーみたいにワークショップに参加された方に検証して頂こうかと思っています。

尚、作業的にはスプラッシュ塗装に比べるとどうしても長くなるので前回のように8人での体制は難しく、なので4~5人程度での1日作業になるかと思います。自動的に参加費も上がってしまうので、その辺で参加者も絞られてくるかもですね。

動画も撮影しました。色の変化はこちらが分かり易いかと思います。

次はポップなカラーでグラデーションとかを試してみたいと思います。

YouTube

去年の夏にTwitterを始めて、さらにそれによって動画を撮影する機会が増えたので、だったらと言う事でYoutubeに動画をアップロードしてみました。上の動画は、先日本塗りを終えているRB26のタイミングベルトカバーです。

こちらのオーナー様は元々Twitterからご依頼を頂いた方で、だったらと言う事でそちらに本塗り直後の動画を上げたのですが、どうも画質が悪いと思っていて、その後知り合いの塗装屋さん(GUNさん)から、

「動画はYoutubeの方が綺麗ですよ!」

とアドヴァイスを頂き、早速実行した次第です。元々スマホのフォルダに入っていた動画を、新たに作ったアカウント(チャンネル)にそのままアップロードするだけなので、超絶簡単でした。

仕事で撮影したのはまだこれくらいで、他には普通の方が余り見る事が無い(知らない)ミキシングマシーンをTwitterに上げたら結構ビックリする方がいらっしゃったので、そう言うのもアップロードしてみました。

元々は実家の倉庫に置かせて貰っていたのですが、その後保管する場所が無くなり、かといって危険物なのでレンタルスペースなどに置くことは出来ず、仕方ないのでこれの置く為に今の自宅を建てたという感じです。まさに死ぬまで払い続けるローン地獄です。

こちらはいつも仕事の付帯作業で行っている、スバルエンブレムの両面テープの作成風景などです。

 

こちらは先日のデザフェスで出品したピアスです。時間が無くて自宅で作業していて、その際スマホで動画の撮影も行っていました。

見る角度で色相が変化する光干渉型塗装の良さが伝わるのは、動画ならではかも知れません。

と言うような感じで、今後機会があればまた動画をアップしていこうと思います。