アクリル製トラス 基本フレーム完成

laser17 少しずつですが着々と進行させていましたアクリル製トラスです。先週はほぼ毎日仕事が終わってからこれに一時間くらいの時間を費やしていて、そして遂に本日上棟を迎えました。

laser18 使っている材料は3ミリ厚の透明なアクリル板で、IIlustratorなるソフトで作製したデータからレーザー加工機でカットし、それらを溶剤(接着剤)で固定していきます。レーザーを使うと断面が溶けて綺麗にカット出来ている為か、かなり適当な接着でも透明感のある綺麗な仕上がりになってくれます。素材さえ出来ていれば超簡単に出来上がっていきます。

laser19 出来上がったそれぞれのフレームを、ビスとナットで固定していきます。ただネジに対してドライバーが真っ直ぐ入らないのでこれがちょっと面倒で、強度を考えなくてよいならネオジム磁石で固定出来るようにした方が良かったかもですね。まあ組み付け作業は楽しいので全く問題は無いのですが。

laser20 と言う訳でジャジャーン!と。ちょっと一部で脚が捩れてしまっているところもありますが、とりあえず早く設置したいので概ね良しとしておきます。

laser-60早速ですが、出来上がったトラスのフレームをスチールロッカーの中に入れて撮影してみました。画的には以前と余り変わらないのですが、今度は脚が4つあるので安定感が全然違います。配線は、まあ気にしないで下さい(笑)。

laser-61配線は出来れば床下を通すようにしたいので、新たにステージを設けて一段高くするか、或いは箱型の照明にしてそれぞれを直列で繋いで増設出来るようにしたいですかね。

laser-62天井からの照明はRGBのLEDを使って、リモコンを使って簡単に色を変えたり照度を変更したり出来るようにしたいと思います。

最後はやはり背面に大型モニターで、当分まだまだ楽しめそうです。

LED内蔵発光型トラス

factory11レーザーの加工で使っているアクリル板は「端材詰め合わせセット」なる物を購入していて、種類は選べませんがその代わりに意図していない物が入っていたりして結構楽しかったりします。まさに福袋みたいな感覚ですかね。

で、今回は上の画像にある「鏡になったアクリル板」が入っていたので、先日から作製しているジオラマ用のトラスの一部にそれを使ってみる事にしました。

factory112ジオラマ用のミニチュアトラスには装飾用にLEDを組み込む予定で、それのジョイント部分に先ほどのアクリル鏡を内蔵させてみました。配線の取り回しを良くする為と、少量の光でも効率よく照らせるようにですかね。

factory12 元々レーザーで開けている穴はビスを通す為の4ミリ径で、ここにLEDの電球を差し込む為に5ミリに拡大しました。アクリル板はのこぎりなどでカットするのは凄く大変ですが(これは本当に苦い思い出ばかりです)、穴を開けるのは普通に簡単に出来ます。

factory13そして開けた穴に砲弾型のLEDを挿し込んでみました。LEDの先っちょは若干テーパーになっているので接着剤も使わずピッタリ嵌ってくれて、なんだかこれだけでもう楽しい予感しかしません。うーん、ヤバイです。

factory14 で、実際に灯火してみると、予定通り光は直角に曲がってくれて、トラス全体に光が伝わっていってくれます。これは綺麗ですね~。

factory16LED球一つだけでも良い感じなので、ジョイント部全てにこれを使えばかなり華やかになりそうです。

あとはモールタイプのフルカラー(RGB)LEDも購入しているので、それはキャビネットの中に貼ってステージ全体を照らせるようにする予定です。リモコンで色が変えられるなんて凄く便利ですし、照明の色一つで手軽に雰囲気が変えられるって言うのは良いですよね。飽きずにまだまだ楽しめそうです。

R2D2も早く作らないとですね~(と言うか最近車のプラモを作りたい衝動に駆られてしまっていまして・・・病)。

 

トラス増産体制

laser15先日購入したアクリル板端材セット(10キロ×2箱)ですが、どうやら今回は2ミリ厚の物が少なく、それよりも厚い3ミリとと5ミリの物がメインになっています。本来なら喜ぶ所なのですが、先日より作製しているジオラマ用のミニチュアトラスは2ミリ厚で作っていたのでちょっと困ってしまいました。

factory2 が、実際の所は少しデータを変えるだけで良かったので全然手間では無かったのでした。

と言う事で早速修整したデータでレーザーカットです。

factory6 ちなみに今回は新たに注文していたインジェクターが届いていたのでそれも試してみたかったのです。

赤いのが最初にモノタロウで買った瞬間接着剤用の針で、青いのが一般的なホビー用の針です。こっちの方が長いので多分やり易いと思ったんですよね。

factory7アクリル樹脂を接着するのはジクロロメタン(二塩化メチレン)なる溶剤で、これ自体はベトベトする訳ではありませんから凄く扱い易いです。一応お約束と言う事でステンレストレーでそれらしい雰囲気を醸し出してみました(怪)。

factory8 レーザーで切り出したアクリル板を組み合わせ、継ぎ目に接着剤となる溶剤を流します。

ちなみに今回のシリンジ(針)を使ってみた感想としては確かに針が長い方がやり易いのですが、どうやら内径がこっちの方が太いらしく下に向けるだけで中の溶剤が出て来てしまいます。溶剤がアクリルに付くと侵して跡が残ってしまうので、繊細な作業の時は赤いシリンジの方が使い易いかも知れません。

factory9 と言う訳で、新たに3ミリ厚のアクリル板で、外寸は今までの2ミリ厚の同じミニチュアトラスが完成しました。これで強度も単純に50%アップです(そこに全く意味はありませんが・・・)。

factory10ちなみに現在検討中なのがこのレーザー加工機を使ったワークショップで、一応それを想定して色々テスト中です。

数人集まってと言うのはちょっと無理そうですが、とりあえずはレーザー加工機を使ってみたいと言う方には是非利用して貰おうと考えています。

アクリルトラス作製

laser7 今日はようやく夜になって手が空いたので、先日に引き続きジオラマ用のミニチュアトラスを作る事にしました。画像は既にアクリル板をレーザーでカットした状態です。

laser8 そして先日届いたシリンジ(注射器)とインジェクター(針)です。ちなみにこのインジェクターは注射器用の物では無く瞬間接着剤のノズルに使う「ニードル」で、実際に付くかどうか判らなかったのですが一か八かで買ってみました。ピッタリ付いてくれて一安心です。

ちなみにどちらもモノタロウで購入した物で、シリンジが100本で¥1,490(安!)、ニードルは10本で¥589でした。

laser13 そしてこちらがアクリル用の接着剤となるジクロロメタン(二塩化メチレン)です。右のアクリルサンデーはamazonで約¥700+送料(¥500くらい)ですが、左のサン・ボンドはこのサイズでなんと¥1,490です。しかもモノタロウは¥3,000を超えると送料無料ですしね(何だか思うツボに・・・)。

laser14 接着剤はあのままだと使い難いので小瓶に小分けしています。ステンレスのトレーが何だかそれらしくてとっても良いですよね~(病)。

laser9 ちなみに「接着剤」といってもこれは単なる溶剤で、要はアクリル樹脂の表面を溶かしてくっつくタイプの物です。なのでこれは手に付いても全然ベタベタしません。

このジクロロメタンなる溶剤はよく洗浄などに用いられますが、その理由としては「溶剤なのに燃え難い!」という利点があるからで、確かにそれって凄く魅力的です。

laser10 接着の方法はこんな感じで接合部に接着剤を流し込みます。使うのはちょっとだけでも毛細管現象でピュッ!と左右に広がりますから、超簡単且つスピーディーです。

laser11両サイドには連結用のパネルをくっ付けます。

laser12 端はネジで固定出来るようになっていて、ジョイント部分の仕様は自由に変更が可能です。

laser (1 - 1)-8 そしてジャジャーン!と、とりあえずは入り口だけですが、これだけでも十分雰囲気は変わったと思います。一気にモーターショーっぽくなりましたよね(笑)。

laser (1 - 1)-7本来のトラスはスチールパイプで作られているので見た目は結構無骨なのですが、アクリルだとこんな感じでカット面が光ってくれるのでこれはこれで面白いと思います。

方向性は良い感じのなので、さらに増産してしっかりした骨組みを作りたいと思います。天吊りのスポットライトなんかも付けてみたいですよね。

尚、今回のトラスに使ったデータは後日ダウンロード出来るようにしておきますので宜しければどうぞ。