排気装置搬入

factory_23色々ありましたがとりあえず本日無事排気装置の搬入を終えました。ダクトはまだ繋いでいないので電源は入れていませんが何とか峠は越えたといった所だと思います(いやまだお金を払っていませんか)。

今回選んだ排気ユニットは水を使うタイプなので当然錆などの懸念事項がありますから、本体はオールステンレスでしかも注文を入れてから建物に合わせて設計し直したセミオーダー品になります。うちの場合は天井が3メートルなので高さを抑えなければなりませんが、どうやらこの装置は筒の部分が肝となるらしいのでそこは弄れずに腰下を低くして対応したようです。それでも異様に大きい水槽のような物で、画像ではファンユニットが付いていませんがそれを装着した状態だと300キロ程もあるそうです。それに水を200リッター入れると総重量は0.5トンとなる訳ですからこれだとスーパーセブンと大差無いくらいです。

ちなみに通常の塗装ブースの排気は1次フィルターと二次フィルターで塗料を吸着させますが、水洗式はそのフィルターの代わりに水を使います。ただしこの場合水自体が汚染物質となるのでそのまま捨てる訳にはいかず、さらに使い続けたり放置すると悪臭を放ちますからこれはこれで厄介なのです。以前一時期勤めていた工場にもこういった水洗装置を利用していましたが、それ自体では溶剤臭を抑えられないので水の中に液体タイプの消臭剤(ファブリーズみたいなもの)を入れて臭気を誤魔化すように使っていました。結構なランニングコストが掛かる割には効果は小さかった気がします。と言うかその水自体が腐ったような悪臭を年中放っていたので私的には好きでは無かったんですよね。故に今回の製品も当初は眉唾物だと思っていた所はあります。

が、今回の装置ではそういった懸念事項は全て払拭されているらしく(そのまま水を捨ててもOKです。当然環境基準は問題無いですしお上のお墨付きです)、環境に良い事に加えてランニングコスト、メンテナンスも楽との事ですから比較的導入の決意はし易かったのです。何よりも決めてとなったのはこの製品を紹介してくれた人間が、「他では評判が良いですよ」とか「今までの物に比べると良くなったと思います」といった曖昧な説明では無く、「これなら大丈夫です」と言い切ってくれた事ですかね。これに限らず今回の機器設備導入は単に値段競争では無く、どこが信用出来るか、困った時にどういった対応をしれくれるのかといった事を第一に考えて諸々を決めた感じですかね。

明日にはダクトが繋がって電源も入れられると思いますから、今後実際に使ってみて色々レポートしていきたいと思います。ここまで来て「やはり眉唾だったか・・・(苦)」、とならなければ良いのですが(笑)。