ここが心臓部

factory_17先日無事コンプレッサーの搬入~設置が完了しました。ご尽力頂いた方々にはこの場を借りてお礼申し上げます(と言う程ここは大事な所なのです)。

コンプレッサーはオイルフリーのドライヤー内蔵タイプで、このシリーズとしてはこれでも比較的小型の方にはなります。ただしそれでもコンプレッサー本体の重量は170キロで、荷降ろしにはフォークリフトなどはありませんから全て人力で私も含め大人4人で何とか降ろせた、といった具合です。昭和島の物件で決まっていたとしたらこれを二階に運ぶつもりでしたから一体どうなっていたのか・・・と、今思うと肝を冷やすばかりです。それにしてもこれを降ろすと言う大事な時に販売店の方はどこに行ったのでしょう・・・(笑)。

ちなみに今回これらを新品で買う程余裕があった訳では無いのですが、タイトルにもある通り塗装ではこれが一番重要な部分で、コンプレッサーもエアータンクも中古市場にも溢れる程あるのですが、今回これだけはちゃんと新品の物が欲しかったのです。一度オイルが染み漏れてしまったものや、水が溜まって錆が溜まってしまったようなエアータンクでは根本的にトラブルを抱えた事になりますし、新品だとしてもそれが怪しいメーカーだったらとても信用が出来ません。一旦トラブルが生じたエアーはいくら高性能なエアーフィルターを費やしてもトラブルが続いてしまうのです。これは塗装屋をやってきた中で本当に悩まされ痛感した事でもありました。

今回これに気付いたのは今まで間借りでお世話になっていたTACさんのエアーを使用した事で、今の仕上がりで「ハジキ」が生じることなんて本当に殆ど無いのです。新品から購入した物をちゃんとメンテナンスをして使っていれば非常に良好なエアーを供給してくれるのです。特にちょっと前に一時期勤めていた町工場ではこれにより塗装のハジキが酷かったので大変苦労しましたから、エアーの大切さは本当に良く判ったのです。

ちなみに勿論エアーの設備はこれだけではまだ足りず、トランスホーマー、エアーフィルターも二個装着される予定です。ただ今回一緒に購入したトランスホーマーは届いた状態である筈のエアー調整ネジが付属されていなかったと、ちょっとお粗末な展開ではありましたが(苦笑)。

まあとにかく必要な物は徐々に揃って来ました。週明けの火曜日には排気ユニットが設置され、水曜日には排気ダクトの工事を予定してします。また火曜日には朝から銀行に寄り、そこで遂に融資されたお金が振り込まれた通帳を手にする予定です。結局お金を借り入れする前に諸々の事を決めてしまいましたから今思うと随分と危ない橋を渡っていた気もしまして、それによって眠れない夜もあったのですが(そもそも少ない睡眠時間が削られてしまいまして・・・笑)、ようやくここに来てそれぞれの点が繋がって来たようです。

今日の作業はブースの壁の下地剤を充填しましたので、明日はご先祖のお墓参りした後に続きの研ぎ作業をしに行きたいと思います。折角の連休なので少しでも作業を進めておかなければ、ですかね。