ちょっと漕ぎ足りなかったので

cat (1 - 1)-2日中はいつもの業者さんへ自転車で納品に行ったのですが、どうもそれだけでは余り走った気がしなく、どうもムラムラする気持ち(笑)を抑える事が出来なかったので、夜から少し走りに行く事にしました。

行き先としてはいつもの品川埠頭で、コースもいつもの通り、とにかく車と人と信号が無いストレスフリーな道を走って行きます。スピードは出せませんが程よく汗が搔けて気分が良くなるような感じですかね。

上の画像はその途中の大森ふるさと浜辺公園の近くで、白い砂浜の向こうに工場地帯が見えると言うちょっと異様な光景の場所です。猫もいつもの通りで。

trek (1 - 1)-10そして一応到着地の品川埠頭です。ここは夜になると車も人も殆ど居無く気分良く走れるのですが、意外と信号が多いのでガムシャラに走りたい!と言う方には向いていないかもです。ただレインボーブリッジは良く見えます。

shinkansen (1 - 1)で、帰りは東京湾岸道路(国道357なる一般道です)を走っていたのですが、道路から見える歩道の向こう側になんと新幹線が!? 暫く走ってから車道の切れ目を見つけ、歩道に入って少し戻って見るとこんな感じで沢山の新幹線が止まっている所を発見しました。

長く大田区には住んで居ますが、まさかこんな所にこんなのが・・・。

shinkansen (1 - 1)-4帰って調べてみたらどうやらここには新幹線の整備をする工場があるみたいで、しかも住所は大田区では無く品川区と言う事が発覚しました(笑)。

この時点で時間は21時ちょっと前なのですが、工場の中はまだ普通に仕事をしていたようで、建物の途中にある入り口から作業をしている方もチラホラ見る事が出来ます。

電車が好きな方なら結構楽しめそうな場所ですが、って言うかだったらもうとっくに知っていますか(笑)。

アクリルトラス作製

laser7 今日はようやく夜になって手が空いたので、先日に引き続きジオラマ用のミニチュアトラスを作る事にしました。画像は既にアクリル板をレーザーでカットした状態です。

laser8 そして先日届いたシリンジ(注射器)とインジェクター(針)です。ちなみにこのインジェクターは注射器用の物では無く瞬間接着剤のノズルに使う「ニードル」で、実際に付くかどうか判らなかったのですが一か八かで買ってみました。ピッタリ付いてくれて一安心です。

ちなみにどちらもモノタロウで購入した物で、シリンジが100本で¥1,490(安!)、ニードルは10本で¥589でした。

laser13 そしてこちらがアクリル用の接着剤となるジクロロメタン(二塩化メチレン)です。右のアクリルサンデーはamazonで約¥700+送料(¥500くらい)ですが、左のサン・ボンドはこのサイズでなんと¥1,490です。しかもモノタロウは¥3,000を超えると送料無料ですしね(何だか思うツボに・・・)。

laser14 接着剤はあのままだと使い難いので小瓶に小分けしています。ステンレスのトレーが何だかそれらしくてとっても良いですよね~(病)。

laser9 ちなみに「接着剤」といってもこれは単なる溶剤で、要はアクリル樹脂の表面を溶かしてくっつくタイプの物です。なのでこれは手に付いても全然ベタベタしません。

このジクロロメタンなる溶剤はよく洗浄などに用いられますが、その理由としては「溶剤なのに燃え難い!」という利点があるからで、確かにそれって凄く魅力的です。

laser10 接着の方法はこんな感じで接合部に接着剤を流し込みます。使うのはちょっとだけでも毛細管現象でピュッ!と左右に広がりますから、超簡単且つスピーディーです。

laser11両サイドには連結用のパネルをくっ付けます。

laser12 端はネジで固定出来るようになっていて、ジョイント部分の仕様は自由に変更が可能です。

laser (1 - 1)-8 そしてジャジャーン!と、とりあえずは入り口だけですが、これだけでも十分雰囲気は変わったと思います。一気にモーターショーっぽくなりましたよね(笑)。

laser (1 - 1)-7本来のトラスはスチールパイプで作られているので見た目は結構無骨なのですが、アクリルだとこんな感じでカット面が光ってくれるのでこれはこれで面白いと思います。

方向性は良い感じのなので、さらに増産してしっかりした骨組みを作りたいと思います。天吊りのスポットライトなんかも付けてみたいですよね。

尚、今回のトラスに使ったデータは後日ダウンロード出来るようにしておきますので宜しければどうぞ。

ステージジオラマ用の小物製作

laser2 中々使う暇が無いのですが、先日データを作ったのでテストカットをしてみました。使ったのは工場の二階にあるレーザー加工機ですね。

laser3使った材料は2mm厚のアクリル板で、とりあえずこんな感じでカットが出来ました。

アクリル板は電動ノコギリなどで切ろうとしても摩擦熱で溶けて上手く切れてくれませんし、Pカッターではこういう抜きは難しいのですが(と言うかあり得無いかと・・・)、レーザーを使ったカットだと超綺麗に且つ簡単に切ってくれます。本当、もっと使わないと損だと思うくらいなんですよ。

laser4 と言う訳で今回は接着にチャレンジしてみました。使った接着剤はアクリル樹脂専用の物で、ただ私はこれを持っていなかったのでカッティング屋の抹茶★ん!に借りました。しかも勝手に(笑)。

laser5 で、何か作りたかったかと言うと、よくコンサートステージなどに設置してある「トラス」のミニチュアが欲しかったんですよね。ジオラマ用として市販されている物もあるのですが、それらは多分144分の1くらいのモデルようでちょっとサイズが小さかったんですよね。今回はそれの50%増しくらいのサイズで作っています。

i814 使う用途としては先日とりあえずの完成となったBMW i8の為で、これのサイズが14分の1だったので比較的大きいトラスが必要だったんですよね。ちなみに先日まで12分の1と紹介していましたが、お客様のご指摘により間違えていた事に気が付きました。余りの勘違いぶりに自分でもビックリしましたよ(笑。ご指摘に感謝です)。

i8 (1 - 1)BMW i8の方はこんな感じでLEDで電飾しているので、トラスの方もアクリル素材と言う事を利用して同じく電飾して表現させたいと思っています。アクリル板はカットした断面が綺麗に光るので結構良い感じになるのでは、なんて期待しています。

laser6ちなみにやってみて判ったのですが、アクリル板の接着はかなりデリケートで、市販の接着剤(アクリルサンデー)に付属のスポイトでは微妙な調整が難しく、だったらと言う事で微調整が出来る注射器を購入しました。しかも何故か100本!(笑)。どの道色々な用途で使うと思うので纏めて買っておいた方が断然お得だったんですよね。接着剤もあんな少量では心許ないので、どうせならと言う事で業務用のジクロロメタン(二塩化メチレン)を1Lで購入済みです。

ただこんな量の注射器や、発がん性が疑われるような溶液とかがあったら(少し前に色々問題になった溶剤です)、傍からみると怪しい事をしているようにしか見えないのですが、工作好きな人が見れば結構ワクワクしてしまいますよね。私は封を開けた瞬間、これはヤバイな~!なんて多分相当ニヤけていた筈です(笑)。

注射器と一緒に購入したノズルは幸いにしてピッタリだったので、それらについて後日改めて紹介したいと思います。アクリル板も沢山買っちゃいましたよ~(病)。

崩壊を逆手にとって

factory (1 - 1)-35昨日紹介したクリアーの塊ですが、今日見たら見事に崩壊していました・・・。

と言ってもこれはいつもの光景で、容器の中で固まったクリアーを外気に晒すと硬化が促進され、急激な伸縮で歪が生じて一気に崩壊してしまうのです。これを防止する為にはもっと時間を掛けて容器の中で徐々に硬化させていくか、或いは軟化剤を添加して塗料に柔軟性を持たせれば綺麗な状態のままで固める事が出来ます。まあ、そうした所でどうするんだって話しなのですが(笑)。

beida-10 ちなみにこれを応用(と言うか再利用)したのが、当工場唯一のサインプレートに貼ってあるダースベイダーで、同じく廃材のクリアーを再利用して作った物が硬化時に頭の部分が崩壊してしまったのですが、なんだかそれが割合丁度良かったのでそのまま貼り付けてしまいました。

会社の看板としてはちょっとあり得無いとは思いますが、不完全な感じが結構気に入っていたりして、イメージとしては日光東照宮の陽明門の逆柱みたいに「建物は完成と同時に崩壊が始まる」という伝承を逆手にとった感じです。って、ちょっとパクリ過ぎましたか(笑)。