空調服(ファン付き作業服)作製

工場一階には工業扇風機があるので、その場に留まって作業をする分には真夏もこれで十分だったのですが、先日の塗装ワークショップで、まさかこの前に陣取る訳にも行かず、しかし当日は35℃と言う予報の為、これはどうしたものか・・・と思い、知り合いの塗装屋さんがお勧めの「空調服」を手配する事にしました。

 と言っても一流メーカーの物は2万円~5万円と高額で、かといって出来合いの安いカモフラ柄とかはちょっと避けたかったので、自分で材料を寄せ集めての半自作みたいにする事にしました。

 ファンはそれ専用の物があって、こちらはamazonで¥1,680でした。電圧は3~9V、 電流は0.1~0.5Aで動くそうです。

 バッテリーもそれ専用の物があるみたいですが、スマホ用のモバイルバッテリーが安くて高性能なのでそれにしました。容量10000mAhでUSBポートが二つ、同じくamazonで¥1,399でした。随分とお安くなりましたよね~。

 付属のケーブルをファンに繋ぎ、

 もう片方をバッテリーへ・・・!?と思ったら、どうやらそのままでは付かないようDEATH・・・。

(後に判明しましたが、USB用の端子付きの物が殆ど変わらない値段で売っていました)。

 仕方ないのでUSB端子を切って配線を剥き、

 一応電圧も計って、

 念の為ファンを回してみると、おおぉ・・・。予想以上に勢いよくファンが回って期待が膨らみます。

 ファン側の配線もカットし、半田付けをしてしっかり抜けないようカシめたらヒシチューブで覆っておきます。

 USB端子を挿し込むか、スイッチをオンにしてファンが動くのを確認出来ました。切るのはそのまま端子を抜くか、スイッチボタンを3秒長押しで止まります(最初は切り方が判りませんでした)。

 ファンを取り付ける服は適当な物に穴を開けて自作する予定でしたが、これを思い立った時が既にワークショップ2日前!と言う状況だったので、結局こちらもamazonで購入するに至りました。余計に高くついたのではと・・・。

しかし専用の物は何が良いかって、最初から穴が空いていて、しかもその周りが補強されています。

 ファンは枠が外れるようになっているので、

服を挟むようにして枠を着ければそれで完成です。なんて素晴らしい(笑)。

 内側はこんな風になっていて(間違えていなければ)、バッテリー用のポケットと、それの配線も止められるようになっています。意外にも良く出来ていました。

モバイルバッテリーはUSB端子が二個挿せるので、こんな風に充電しながらスマホを使えたりもします。主に現場で音楽を聴く時に使っているiPodは内臓バッテリーが駄目なので、実はこれが重宝していたりします。

実際に使ってみた感想としては非常に素晴らしく、今までは絞れるくらいのTシャツの汗がかなり軽減されました!

室温自体が高いと余り意味が無いのでは?なんて思っていましたが、汗が乾く時の気化熱で十分な涼しさを感じられます。

多分袖まであった方が効果は高いと思うのですが、エアーバック作動時(もしくはマシュマロマン)みたいな姿が嫌過ぎたので、今回は無難そうな袖なしをチョイスしてみました。原理自体は単純なので、要らなくなった服などを改造して今後はもう少し見た目を何とかしてみようかと思っています。

 ちなみに実はその前にはこんな物も買っていました。

ズボンのウェスト部分に引っ掛けられるようになっていて、Tシャツの中に新鮮な空気を取り込んでくれます。

amazonで¥1,480と金額も凄く安くて手ごろだったのですが、悪い評価の通り全体が傷だらけで、3分くらいすると自動的に止まってしまうという中々のジャンク物でした(苦)。

まあネットで買う物なんてそんな物だと割り切っているので(昔のバルク品はそう言う物でしたよね)、返品はせず、先程の汎用ファンと同じようにモバイルバッテリーを繋いで使えるようにしようと思います。威力は空調服には敵いませんが、休日の普段着時にどうしても!、と言う時に役に立ってくれると思っています。多分、ですが(笑)。