KORGショルダーキーボード 分解

先日より塗装の仕事でご依頼を頂いているKORG社のショルダーキーボードです。

分解については仕事としてはお受付しておりませんので、PRO_Fitの仕事とは関係の無い、こちらの個人的なblog=社外記で紹介します(稀にですが分解のみや修理などのお問合せが入ってしまうので誤解を招かないようにです)。

キーボード表面には一部突起したレバースイッチが着いているので、

そこを囲むようにしてクッションシートを貼っておきます。ひっくり返して作業した際、スイッチ部分の破損を防止する為ですね。

分解は比較的簡単で、各ネジを外しただけでキーボードの機械部分から木製の枠が取り外せました。

さらにネック部分を本体から分離し、コンソールパネルも取り外します。

何故か違う穴にネジを打った痕が残っていたので、組み付ける時に間違えないよう印を着けておきました。

コンソールパネルを固定している土台部分のプレートも取り外しました。

と言う訳で分解が完了です。各ネジは元々着いていた位置等が判るよう印を着け、さらに何枚も撮影をしながらの作業でしたが、一時間しないくらいで無事完了しました。少し前に分解した、同じくKORGのキーボードに比べると大分楽に出来ました。

塗装するのはこちらの木製外装パーツで、この後はいつも通り仕事の方のblog=PRO_Fit日記の方で紹介をさせて頂きます。

重曹ウェットブラスト

先日より修理・改造しているウェットブラスト用のボックスですが、

それの完成を待たず、ウェットブラストを試してみたい仕事が入りましたので、今回はボックスを使わず、今まで通りの大気開放式の重曹を使ったウェットブラストを行う事にしました。対象物は三菱ランサーエボリューションの新品ヘッドカバーです。

判り易いようスマホで動画を撮影してYoutubeにアップしました。

この型のヘッドカバーは何度も塗っていて、いつもは布状の研磨副資材(アシレックスレモン)を使ったネチネチとした足付け処理を行っていましたが、当たりの柔らかい重曹ウェットブラストなら既存の塗膜を傷めずに#800~#1500相当の目に仕上げられるのでは?と思い、早速試してみました。

結果は予想通り、ペーパー(布状研磨材)を使った作業よりも細部までしっかり足付け処理が出来ました。これは素晴らしい・・・!

ただブラストガンを近づけて集中的に当てた箇所は塗膜が削れ過ぎてしまったので、扱いにはやはり注意は必要かと思います。まあこのヘッドカバーはクリアーに色を混ぜたような塗装で塗膜が非常に薄いだけと言う事もありますが。

余った重曹は水を抜いて乾燥させていましたが、それだと粉が固まって次に使う時に中々分散してくれなくなってしまったので、

水と一緒に空ペットボトルに写して保管しておく事にしました。ちょっとピンクっぽくなっています。

重曹は25kgを買っていて、毎回これを動かすのは本当に大変なので、

空ペットボトルに詰め替えておきました。袋にはまだまだ残っているのですが、移し替えるだけでも大変な作業で・・・。

しかし当初はこんなに買ってどうするんだ・・・と思っていましたが、予想以上にウェットブラストが使えそうなので、良い買い物をしたかも知れません。

早く箱が出来上がってバンバン使いこなしたいですね!(と言うか大気開放は肌がヌルヌルして何か気持ち悪くて・・・)。

重曹ウェットブラスト

塗装の仕事でご依頼頂いているTOYOTA1600GTのヘッドカバーです。オイル汚れの固着が酷く、この後アルカリ槽→溶剤槽にそれぞれ数日浸け置きをしたのですが、殆ど変わりが無く、

またケルヒャーを使ったスチーム洗浄でも全く効果がありません。もはや不働態被膜化しているのでは・・・

と諦めかけたのですが、

ジャジャーンと!

いつもサンドブラストに使っている吸い上げ式のガンです。以前予備用にと買っておきました。

実際に使えるかどうかは判らなかったので、取りあえず水でテストをしてみました。

この通り全く問題無さそうです。

と言う訳でジャジャーンと!

最初はガラスビーズを買おうと思ったのですが、今回はブラストボックスを使わない大気放出式になるので、そのまま下水に流せる(人にも環境にも優しい)重曹を使う事にしました。どれぐらい使うのか判らないので、とりあえず25kgを購入です(ただこんなに必要無かったっぽいのですが・・・)。

amazonサイト→AGC (食) 重炭酸ナトリウムKF 25kg

ちなみにそのまま床に置いて行うのではなく、適当な箱(衣装ケース)の中に置いて重曹水を循環して使えるようにします。

  水と重曹を適当量入れ(よく判りません)、一ヶ所に集まり易いよう、箱の下に板を置いて傾斜させました。

そしてウェットブラスト開始(完了)です。ファンを回していなかったのでブース内は靄が掛かって前が見えません(笑)。

ブラスト後の水です。

ブラストガンの口径が大きい為か塗装を剥がす程の威力は無さそうですが、ワーク(ヘッドカバー)に対して優しく作業が出来るので、用途によっては十分使えそうです。そもそもこれを使うのは、主に結晶塗装以外での塗装前の足付け処理用で、現在仕事のご依頼で入っている、キャンディーカラーに塗装する樹脂製インマ二の為となります。

ちなみに作業後にはかなりの量の重曹が残っていて、捨てずに(溶かさずに)このままにしておけば次回も再利用出来そうです。

スバルエンブレム メッキ剥がし①

先日テスト用に購入したスバルレヴォーグのフロントグリルエンブレムです。仕事のご依頼で頂いているスバル前後エンブレムの前に練習として使う為に、ヤフオク購入した私物となります。

subaruメッキを剥がす前に、まずは裏側に塗られた(印刷された)青の被膜を剥がします。

ダブルアクションサンダー#180→#240で削り落しました。

今回はさらに凹んだ星の部分も剥がします。

とりあえず、以前使用したエッチング液を試してみます。

以前使って余った物を貯め込んだ容器です。

エッチング液はそのまま残っていたので、エンブレムを浸します。

・・・が、全く効果はありませんでした。断面から浸透していってくれるのかと期待しましたが、やはり塗装を剥がさないと駄目のようです。

表側をマスキングし、サンドブラストを行いました。

ここまでは意外と簡単に剥がれてくれたのですが、隅に残った塗料が予想以上に分厚く、中々取れてくれません。

さらにネチネチとサンドブラストを続けたら、塗料もメッキもほぼ剥がれてくれました。

・・・が!!

長い時間サンドブラストを行った為、削った箇所と削れなかった箇所でムラが出来てしまい、また無用に削り過ぎてしまっているようです。残念ながらこの方法はボツのようですね。

と言う訳で、新たなエンブレムを用意しました。以前ピンクゴールドに塗装した物ですね。

今回はまず塗装を剥がすという事で、部分的に剥離剤を塗ってみました。

メッキに剥離剤は効かないと思いましたが、どうやら余り強いメッキでは無かったようで、それを突き破ってアクリル層にまで達してしまいました。ただ青い被膜は良い感じに取れてくれています。

と言う訳で、再びエッチング液に浸します。

しっかり剥がしたいので、液剤をジップロックに移し、湯銭で温めてみました。

メッキは良い感じに剥がれてくれたのですが、一部溶けたアクリル樹脂に青い被膜が溶け込んでしまい、この方法も駄目でした・・・。

と言う訳ですが、既に本番(本物のエンブレム)は無事に完了しておりまして、そちらの作業内容も後日紹介したいと思います。上手く行って良かったのですが、三時間超下を向いてひたすらネチネチを作業をしていたせいで、首と両腕が終わりました・・・(苦)。