均衡

kani1

うちの海水水槽には本来は居てはいけないような甲殻類が居たりするのですが、一応それでも微妙な位置でバランスが保たれていたりします。

画像は水槽のガラスを正面から見た状態で、カニは岩のしたにある隙間に隠れていますからその右上に居るミドリフグからはその姿は見えません。フグは堅い物でも噛み砕いて食べてしまうので恐らくカニは大好物ですから隠れるのに必死のようです。

逆に夜になるとカニの動きは活発になり(夜行性のようです)、対してフグやその他の魚は熟睡してしまっていますから、今度は魚達が危険な状況になっています。よくそれで良くカニに襲われないなと関心してしまいますが、魚は寝ていても危険を察するとスピードを上げて逃げられるようです。ただしそのままガラス面によくぶつかっていますが・・・。

本格的にやっている方からすると「そんなんで良いのか」って言われそうもしますが、そんな事も含めて生き物を飼うのが楽しいのです。子供の頃に透明なプラスチックケースに土とアリを入れて巣を作る姿を観察していたのと全く同じ感じなんですよね。

ちなみにこのカニ、単に邪魔者にも思えますが魚が食べ残したエサを器用に回収してくれていたりとちゃんと活躍してくれています。エサの残留物は水質の悪化に繋がるので意外と役には立っているんですよね。ミズタマハゼは結構奮発したのにかなり早く寿命が来てしまいましたので(紹介する暇もありませんでした・・・)。