工場周辺

sakura-6大田区は一部に田園調布などの高級住宅街がありますが、全体的に見ると比較的下町らしい風情が残っていて、お洒落な通りなどはありませんがむしろ堅苦しく無い雰囲気が私的には気に入っています。

特に工場周辺は海岸線が近かったせいか昔と今が混在しているような情景が多く、ここに来て驚いたのは海苔屋さんとお米屋さんが非常に多い事です。未だに東京湾で海苔が採れてるの?!と思ってちょっと調べてみたら、随分昔に行われた埋め立て事業で今は採っていないらしいですがその名残が残ってこの周辺には海苔問屋が多く残っているとの事です。

ちなみにいつもの通勤路で楽しみなのは米問屋の軒先に集まるスズメ達で、どうやらお米屋さんが気を効かしてわざわざ道路にお米を撒いているようです。こういうの、「天使の分け前」って言うんだったっけかな・・・?、と思って調べてみたらそれはウィスキーの製造工程で水分・アルコール分が蒸発して目減りする分の事でした。まあどちらも似たようなものでしょう(笑)。

画像は通勤で毎日通る裏道にある小さな桜の木で、ただ全体的な枝っぷりと言うかフォルムは凄く良いですから恐らくちゃんと手入れをされてここまで育てられて来たのだと思います。その隣にズドンと置かれた自動販売機が何か下町っぽくて良いですよね。美意識も大事にしつつ実益も兼ねようとしているというか何と言うか・・・(笑)。