筆のトリートメント剤

factory292液のウレタンクリアーを筆で塗ると言うことは普通無いのですが、ヘッドカバーの凸文字やフィンを面研した後に、露出したアルミ素地にクリアーを塗っておいて多少なり保護しようと言うことを行っています。

が、塗装屋さんなら経験があると思いますが、使った後によくシンナーで洗った筈なのに、次に使う時に毛の根元が固まっていて使えない・・・。かといってしっかり洗ってやろうと気葵を入れると毛先がボサボサ広がってしまい、とてもじゃないけどもう細かい作業には使えない・・・と言う事がよくありました。フタル酸なら溶剤を溜めた容器の中にぶら下げておけば良いのですが(と言う方法を職訓で習いました)、一旦硬化した物だとどうにもなりませんよね。まるでクリアーを入れたままのガンをブースの中に置きっ放しにして一緒に焼いてしまったのと同じです(私はやった事がありませんが外注さんがこれをSATAでやってしまい、オーバーホールに3万円くらい掛かっていました・・・)。

と言う事で長年そんな事を繰り返していたのですが、少し前に購入したこのブラシエイドがかなり便利で、筆をシンナーで軽く洗った後(軽くで大丈夫です)、最後にこれで洗うようになってからは筆が半永久的に使えるんじゃ!と言うくらい長持ちしてくれています。この二度洗いの方法なら無理に力を入れて洗わなくてもしっかり塗料が取れてくれるので毛先が暴れないんですよね。

製品名は「ブラシエイド」で、amazonや模型店で¥500くらいで購入出来ます。超便利ですよ。

ペイントスケール届きました

factory19塗料を計る為の計量器をゲットしました。新品で買うと20万円くらいはするのですが、今回はネットオークションでそれの10分の1くらいの金額で購入する事が出来ました。

ただペイントスケールとなると精密機械なので、もし何かしらの故障で量った物に誤差が生じていたら大変な事になるのですが、実はこれと全く同じ物を持っているので(STANDOXのフルセットに付いて来ますよね)、それぞれを並べて少しでも誤差が生じていないかをチェックしました。

結果は全く問題が無いようで(そもそもこの製品は耐衝撃性に優れているらしいです)、今回は良い買い物が出来たと思います。フフフフフ・・・。

ちなみに秤は自宅と工場にそれぞれ一台ずつあるので特に事足りないと言う訳では無いのですが、先日から始めている色見本の製作作業で、ポータブル的な感じでもう一台あれば便利だと思ったのです。また万が一どれかが壊れても焦ることも無いですしね。とにかくこれが無いと塗装の仕事は全く何も出来ませんので。

いやー、一人なのに贅沢だなぁ、と(しかも狭いのに。笑)。