BMW X5 M “50d”→”40e”エンブレム 製作②マスター型成型

bmw478先日に引き続き、BMW X5ハイブリッドに装着予定のメッキエンブレムの一部「4」と「e」の製作です。塗装自体は本業ですが、それ以外の作業(今回は造形)については専門外と言うことでこちらの社外記で紹介させて頂いております。今までの事に関しては以下にリンクを貼っておきますね。

プロ・フィット日記→BMW X5 Mメッキエンブレム 製作&塗装承ってます

社外記→BMW X5 M “50d”→”40e”エンブレム 製作①

bmw483 で、先日レーザーで切り出した文字を削って成型します。この辺はいつものパテ作業と変わりないですね。

bmw484 ちなみに単一的な曲線かと思いきや、実際作業して気付いたのですが、どうやら各文字には「捻り」が加えられています。一応曲面を測りはしましたが、それぞれの文字でそのラインが違うので余り意味が無かった模様です。

ちなみに上の「0」については右下と左上が低く、右上と左下が厚くなっていますが、これが全ての文字に該当していると言う訳でもありません。意識して削らないと同じ様にはならないので、最初に削った4は3回目、eは2回目でようやく出来たという感じです。

まあでも失敗したらまたレーザーで切り出せば良いだけなのでその点では非常に助かっています(本来であればパテを盛らないとですからね)。

bmw485 当初はパテを塗るつもりでしたが、MDF素材は成型が非常にやり易かったのでそのままサフェ(2液ウレタン)を塗る事にしました。

bmw486画像でサフェーサーを2度塗ったところですが、随分とひどい感じになっているのが判ると思います。これは素材がMDFだからで、木材全般大体こんな感じで素地は酷い状態です。

時々MDFで作製したスピーカーボックスの塗装でお問い合わせを頂きますが、カットした断面はこんな感じになりますから、サフェーサーは二度塗り(2コートと言うことでは無く2セット分の作業と言うことです)、或いは全面(6面)総パテと言う作業になるので、作業時間(と費用)は膨大になります。数万円で購入したスピーカーに塗装費が数十万円じゃ、そこまでして塗ろうと思う方は少ないですよね。塗っただけで綺麗になってくれれば私も非常に助かりますが実際はそうでは有りませんのでどうか御理解頂ければと思います。

ちなみに4コート塗った時点でも余り進歩が見られなかったので、結局サフェを筆で塗る事にしました。どの道一度で出来るとは思っていないので、完全硬化して削ったらもう一度サフェを塗ります。その後また削って一旦何かを塗るなりしてそこからシリコン型を作製し、いよいよ量産体制に入ります(いや、使うのは1セットのみなのですが・・・)。

どうぞもう少々お待ちくださいませ!

楽しい通勤路

tamagawa-75今朝は空気が澄み渡っていたお陰で、通勤路の多摩川からは遠く雪化粧された富士山をはっきり見る事が出来ました。すっかり雪で覆われちゃっていますね~。

nomigawa-27そしてこちらは帰り道の呑川で、画像の船は川に浮かんだ水質浄化装置なのですが、なんとそこにはアオサギが!照明に照らされた窓が障子みたいで、まるで日本むかし話の光景を見ているかのようでした。

さらに驚いたのは、水に潜っていたもう一羽が船に上がって来ると、なんとその口には活きの良い魚が!!(笑)。まさかこんな夜中に目の前で野鳥が魚を捕食するところを見る事が出来るとは思いませんでした。まるでナショナルジオグラフィックをリアルに見ているような光景でしたよ。ちょっと判り難いですが、船尾の所に魚を口に咥えた鳥のシルエットがあるのが判ると思います。30cmくらいはあったので、汽水域のこの辺だとボラかセイゴ辺りでしょうか。

さらに判り難いのですが、船の船首を固定しているロープの上には先日紹介した「ゴイサギ」が止まっています。ずっと動かず水面を見ているので、やはり魚が水面に出て来るのを狙っているんでしょうね。

呑川は住宅街の中を通る人工的に護岸された川ですが、こんな感じで意外と自然の宝庫だったりします。いつかはアリゲーターガーも見てみたいですね~(ここには体長2メートルとかになる魚が居るらしいのです・・・)。