PANTONE→STANDOX色見本作製

darth19少し前に石膏で量産していたダースベイダーですが、ようやく形になって来たのでその後の経過を紹介したいと思います。仕事が終わってからの深夜、ほぼ毎日これに関して何かしらやっています。

pantone1 パントンの色見本は主に印刷用なので、顔料を使い完全隠蔽をする塗装には不向きの色見本なのですが(なので普通は使いません)、やはりと言うか見た目が格好良くてお洒落な製品なので、何とかして塗装の仕事に使いたい~!と思っていたんですよね。そもそも今ある色見本は自動車の車体がメインですから、こういったパステルカラーな見本は殆ど無いんですよね。

ちなみにSTANDOXでは一部で配合データが配布されていたりするのですが、いざ作ってみると全然違う色が出来たりするので正直使い物にはなりません。

pantone2なので 「だったら自分で作ってしまえば!」と言う事と、「どうせ塗るなら何か面白い物を」と言う事で、ちょっとインパクトのあるダースベイダーを色見本として使ってみた次第です。

pantone3 このピンクは最初の方に作った物で(現在すでにかなりの数になっています)、現在は1色毎に配合データを作っているので、まさにこれ自体が「スタンドックスの色見本」として活用出来るようにしています。

pantone4また各色はパントン色見本帳のそれに合わせているので、結果としてPANTONEの印刷をSTANDOXの塗装に変換出来る!と言う算段です。

ただこれが如何せん本当に大変で、色を一滴入れるごとに計量器で測ってデータを取らなければならなく、しかも途中で崩れてしまうと全てが駄目になってしまうので、一色作るのだけでもかなりの時間が掛かります。しかも今日はグリーンを作っていて原色数が2色では足りなくなってしまい、途中で私の頭の中がドカーン!(笑)と崩壊してしまい、来週また一からやり直しです。

ただこれが出来れば視覚的且つ直感的に作りたい色を探し出す事が出来て、しかもその色に使われている原色配合が数値で見れるようになれば、これは飛躍的に効率が上がるのでは!、なんて思っていたりするのです。

さらにこれらをセットするテンプレートのデータも出来上がっていて、最終的にはそれらとこれを組み合わせると、色の探し方はPANTONEの色見本帳そのまま、カラーデータはSTANDOXの配合比が直ぐに判るようになる予定です。

pantone (1 - 1)-2ただ色見本がこの数で、しかもマットとグロスの二通りがありますから、これら全部(とメタリックもやりたいな)となると、多分一生の課題となるのでは・・・なんて、今からとても楽しみです(病)。