今年は上野の森美術館

ueno-1-1お正月の定番と言えば東京都現代美術館に行く事だったのですが、残念ながら現在大規模改装中と言う事で、それの代わりと言っては何ですが、今年は上野の森美術館に行って来ました。現在開催中の「デトロイト美術館展」です。

ueno-1-1-5私的には絵画よりも立体物の多い現代アートが好みなのですが、普段はお目に掛かれない有名どころと、さらに月曜日と火曜日は展示品の撮影がOK!と言う事で結構楽しめました。

ueno-1-1-3会場は決して広くは無く、また展示品の数も多くは無いのですが、一生の内でもう見る機会は無いかも!と思われるような作品が幾つも見られ、この辺はかなりリッチな展示内容だと思います。

ueno-1-1-2 しかしながら三が日は当然混んでいて、しかも思った以上に会場内のシャッター音が大きく、撮影可能な曜日が限定されている理由が判った気がします(笑)。

ueno-1-1-6 マティスとかピカソとか今回は全52点の内15点が日本初公開という豪華ぶりで、私のようなにわかファンでは無く、筆遣いなどじっくり見たいと言う方はきっと平日の空いている時間に来られるのでしょうね。と言ってもこの日本に平日ここに来れる方は一体どれ位居るのか、ですが・・・(気軽には休み難い世の中です)。

ueno-1-1-9私的に面白かったのは会場の最後に特設されていた「触れる複製画」で、これは「リコーが開発したインクジェット技術と3Dプリンター技術の応用」によって絵画を立体的に複製しているという物です。完成度は今後を期待してと言う事ですが(笑)、趣としては良いと思います。

しかしこの画像だけ見たら「おいおい、触って良いのかよ!」なんて勘違いしてしまうかもですね。

ueno-1-1-7 と言う訳ですが、折角なので世界遺産に登録された国立西洋美術館の方も回って来まして、外に展示されてい「考える人」のブロンズ像なんかも見て来ました。

ただ帰ってから調べてみると、どうやらこれは「鋳造職人のリュディエ」と言う方が作った拡大ヴァージョン(!)との事で、これってまさかの二次創作だったとは・・・(と言う概念では無いみたいですが。笑)。

ueno-1-1-8実際にロダンが作製した物はこちらの「地獄の門」で、これの上の方にある“Le Poète”(詩人)なる部分が後に「考える人」として出来上がったようです。

それにしてもこんなに大きくて複雑な形の物を鋳造するなんて、相当大変な気が・・・(そこなのか!と。笑)。