ロードスターヘッドカバー結晶塗装 完成

road224 大変お待たせしました!ロードスターのヘッドカバー、ドス黒い赤の結晶塗装で完成となります。

road225 今回の赤はいつもの赤に黒を足していて、これと一緒に塗ったフェラーリのヘッドカバーと並べて置いていたところ、それを見た一般の方が「これとこれって違う色ですよね」と気付いていましたのでそれくらい差があるのだと思います。

最初の状態も紹介しますね。

road217 大分汚れていましたのでアルカリ洗浄液に数日浸け置きし、その後全体を軽めにサンドブラストを掛けています。

road226 ロードスターのヘッドカバーに限る事では無いのですが、エンジンのアルミヘッドカバーは殆どが鋳造したそのままの仕上がりなので表面はザラザラとした梨地になっています。それにそのまま普通の塗装を施しても綺麗には仕上がらなく、艶有りにした場合は中途半端な感じでむしろ気持ち悪い仕上がりになってしまいます。それを「塗ったそのままでも美しく」と見せてくれるのが結晶塗装で、ある程度素地が悪くても結晶目が綺麗に並んでくれれば美しく見えるのです。まあこれもデロデロとしていたり明らかに塗り足りなかったりしたら変な仕上がりですけどね。

road227結晶塗装を近くで見るとこんな感じです。凸文字の場合は最後に面研して光らせる事が出来ますが、凹み文字の場合は基本的にこのままで終了です。凹んだ中の色を変えたい!という事も可能ですが、私的にはこのままの状態が何だか遺跡っぽくて好きなんですけどね。

それでは後ほど完成のご連絡差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ロードスターヘッドカバー 結晶塗装 本塗り

road198 ロードスターのヘッドカバーは途中工程の紹介が遅れていましたが無事本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。

ヘッドカバーは数日間アルカリ洗浄液に浸け置きしておき、その後よく流して水気を飛ばし、各部をマスキングしたらサンドブラストを行います。

road199 本格的なブラスト処理は専門の業者さんにお願いしていますが、今回のような軽めの場合は当店で行っています。スチール(鉄)の場合は錆び易いのでマズイですが、アルミであればユーザー様自ら行って頂くという事も可能です(業者さんではそういったケースは時々あります)。

road220 その後リン酸処理を行い、各部をマスキングしたら本塗り開始です。まずはプライマーの塗装ですね。

road221 その後結晶塗装専用の塗料を塗ります。私の場合は超ウェットコートで6~8回を塗り重ねていて、ただそこまで塗ると当然垂れるリスクもあるのですが、それくらい塗らないとはっきりとした結晶目にはなってくれないんですよね。

road222 本塗り後、140℃~170℃の熱を40分くらい掛けるとこんな感じに結晶目が出て来ます。実際は熱を掛けて10分後くらいには出てくるので、その時点で駄目だと思ったらシンナーで全部落として最初からやり直したり、または一旦焼ききってもう一度塗り直したりもします。

road223今回のロードスターの色は「ドス黒い赤」でご指定頂いていまして、これと一緒に塗ったフェラーリのヘッドカバーは鮮やかな赤となっています。その他グレーやもっと鮮やかな赤でご指定頂いている案件もありまして、結晶塗装は相変わらずの人気です。ただ電気自動車になったら無くなってしまいますけどね(苦笑)。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きます。もう少々お待ち下さいませ!

ロードスターヘッドカバー 結晶塗装承ってます

road217 先日お預かりしましたマツダロードスターのヘッドカバーです。「渋い赤」の結晶塗装でご依頼承りました。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 

road218状態としては年式相応で余り宜しく無く、ただ強力な直圧サンドブラストを行う程でも無いので今回は軽めのブラストという事でそちらも当店で行う事にしました。尚、リン酸処理も併用します。

「渋い赤」については以前の施工例がありますので紹介させて頂きますね。

s203通常ここまでドス黒くはしないのですが、この時は見本の写真を一緒に送って頂いたのでそれに合わせて色を調整しました。日産系の赤い結晶塗装は彩度と明度が低いのが特徴ですね。

尚、画像の右下にあるコンセントカバーがフェラーリのヘッドカバーに使っている「鮮やかな赤」の結晶塗装です。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

マツダロードスターテールランプ スモーク塗装 完成

road133 こちらもお待たせしました!マツダロードスターの純正テールランプもスモーク塗装で完成となります。

road134 ご指定頂いたスモーク濃度は「極薄目と薄目の中間より少し薄く」といった感じで、スモーク塗装としてはかなり控えめな濃さですから恐らく純正の状態を知っている同型車ユーザーか、ディーラーの人間くらいしか気付かないかと思います。いや、ディーラーの人間でも気付くかどうか・・・といった感じですかね。

最初の状態も紹介します。road129完成後の画像だけだと違いは分かりますがやはり最初の状態と見比べると変化は良く判りますよね。

road135この程度の濃さであれば普通の人ならまずスモーク塗装が施されているとは気付かないと思いますから、「スモーク塗装は本当にマズイけど純正のアレのままじゃ・・・」と言う方にはこういった濃さがお勧めかと思います。

それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有り難う御座いました!

ロードスターテールランプスモーク塗装 本塗り

road130 こちらもお待たせしました!ロードスターの純正テールランプも無事スモーク塗装本塗り完了しております。今回のターンではクリアー抜きなどのマスキングも無いので比較的スピーディーに完了しました。被塗面へのマスキングは塗る当日に行うのが基本なのでその場合はどうしても時間が掛かってしまうんですよね。

road132ご指定頂いたスモーク濃度は「極薄目と薄目の中間より少し薄く」で、黒さと言うよりは明るさを抑えて深みが出た感じです。

road131それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きます。完成は来週半ばくらいを予定しております。どうぞもう少々お待ち下さいませ!