スターバックステンレスボトル塗装 完成

 大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたスターバックスのステンレスボトル3本の塗装、本日完成となります。

最初の状態を紹介しますね。

元々パールピンクに塗装されていた物で、ただ使っている内に塗装が剥がれてしまうとの事で、今回こちらの新品を3本ご用意頂きクリアー塗装だけをご依頼頂きました。

塗装が剥がれてしまう原因は主に下地に問題があるのですが(ツルツルしたステンレスに直接上塗りを行っても塗膜は密着しません)、その他既存の塗膜自体が薄いという事もあり、今回はこれの上にクリアーを塗って耐久性を上げようといった内容となります。

 実際今まで同じように新品のステンレスボトルにクリアーだけを塗って耐久性が向上したという報告を頂いておりますので、今後は今までのようには剥がれないと思います。

 ロゴは元々クリアーの上に印刷されていた物ですから、これも上にクリアーを重ねる事で耐久性が上がったと思います。

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。これはオプションで変更可能で、通常使用のクリアー(同社イージークリアー)に比べて高美観、耐擦り傷性、耐UV性、耐薬品性などに優れます(さらに上をご希望の場合にはVOCプラチナクリアーも対応出来ますが、別途割り増し費用と、さらにその都度新品の硬化剤をご購入頂く必要があるのでかなりの割高となります)。

 各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

 ちなみに今回は新品9本の内から程度の良い物3本をご用意頂いていて、その他剥がれてしまった物も5本、合計17本(!)同じ物をお持ちなのだそうです。相当お気に入りで、どうにかして剥がれないようにされたかったのだと思います。

耐久性もそうですが、見た目の美しさ(塗料自体の質感と塗り肌)も断然良くなったと思います。是非お手持ちの新品と見比べてみて頂ければと思います(そして今後の耐久性も)。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

インプレッサステアリングスイッチパネル塗装承ってます

 先日到着しておりましたスバル純正インプレッサ用ステアリングスイッチ一式です。

こちらは先にご依頼頂いておりますほぼ同型製品の追加で、ご依頼内容はそちらと同じく艶あり黒+クリスタルクリアー仕様で承っております。追加ご依頼有難うございます!

 参考までに左が先にお預かりした方で、右側が今回新たに追加でご依頼頂いた方です。てっきり左右にそれぞれ装着される物かと思っていましたが、どちらも同じ方に着くのですね。実際に装着して良い方を採用するという方法でしょうか(判ります判ります)。

新しい方はボタンが一個少なくなって大きくなっているようです。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。この度もご贔屓頂きありがとうございます!

レガシィツーリングワゴンテールランプ 本塗り

 こちらも先日下準備を行っていたスバルレガシィツーリングワゴン(BR9)の純正テールランプです。

 塗装屋さんなら判ると思いますが、台に使っている物には塗料のミストが付着し表面がザラザラになっているので、テールランプ等の透過性塗装を行う前日までには高圧洗浄機を使ってブース内全てを綺麗に洗い流しています。

 プラスチックプライマーを塗り、ご指定の濃度になるまでスモークのベースコートを少しずつ塗り重ねていきます。

 スモーク濃度は以前ご依頼を頂いたインプレッサG4のテールランプを参考にとご指定を承っております。スモークで黒くするというよりは、明るさを抑えて渋くするような感じです。

 そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります(STANDOXといってもクリアーは色々あって、毎回わざわざ説明をしているのは隠したい事を敢えて隠さないようにしている為です)。

 ぱっと見はスモークが効いていないように見えますが、

塗った箇所に同じ物(マスキングテープ)を当ててみるとしっかりスモークが掛かっているのが判るかと思います。

この後ブースのファンを止めてしまうと、静電気の作業か何かで他のところにあった埃が被塗面についてしまうので、指触乾燥するまでの1時間くらいはそのままの状態で風を流しておきます。この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

 

カワサキZ900RSテールランプ 本塗り

こちらも先日下準備を行っていたKawasaki Z900RSの社外品テールランプです。かなり早いタイミングですが、テールランプ等の透過性塗装はそれ単体では採算が合わず、ある程度の数が纏まってから塗装するという形態でやっておりますので、タイミングさえ合えば予定していたよりも早く塗れる場合があります。

またその逆にご依頼が集まらなければ想定以上に長くなる事もあり、これらはご依頼頂くお客様次第となるところがありますので、当方では予想をする事ができません。何卒ご理解を頂ければ幸いです。

 よく脱脂清掃をし、プラスチックプライマーを塗布します。

 まずは透過性の赤=レッドキャンディーを塗布します。通常は「キャンディーレッド」と呼びますが、今回のようにレンズ系に塗る場合(下地にシルバーを塗らない場合)はこう記載しています。

このままだと純正と同様の鮮やかな赤で、

 そこにスモークを重ねていきます。どちらもベースコートです。

 スモークの濃さは、以前ご依頼を頂いたハイエースのテールランプを参考に調整をしています。

ちなみに赤だけなら通常濃さの調整などはしないので【お任せ仕上げコース】でも対応可能です。スモークを塗る場合は濃さの調整が必要なので【標準コース】以上でのお受付が基本となります。

 そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

ぱっと見は綺麗ですが、微小なゴミが着いているのと、レッド&スモークはどうしてもベースコートの膜厚が着き艶が引ける傾向にありますから、最後には磨き処理も行います(【お任せ仕上げコース】では磨き処理は行わないので塗ったそのままとなります)。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スバルWRX STIテールランプ 本塗り

 先日下準備を行っていたスバルWRX STIの純正テールランプです。しっかり脱脂清掃し、エアーブローを何度も繰り返し、プラスチックプライマーを塗ったら本塗り開始です。

 この型のテールランプはまだ5回くらいしか施工事例がありませんが、殆どの方から「良かった」とご感想を頂いておりまして、少し前にお納めした同型テールランプとエンブレムの塗装をご依頼頂いたオーナー様のインスタグラムでは、組付け後の画像が紹介されていましたので紹介をさせて頂きます。

 

instaglamの記事をそのままWordpressに組み込めるのを今まで全く知りませんでした・・・。

 含有量を減らした薄いスモークを塗り重ね、ムラ・ダマが出ないようご指定の濃さに近づけていきます。

 単にスモークにするならもっと簡単な方法があるのですが(トップコートクリアーに直接スモークを入れて塗るのが一番簡単です)、それだと濃さの調整が難しくなるので、通常の塗装と同様、ベースコート+クリアーの2コート仕上げとしています。

濃度が決まったらクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります(オプションでこちらに変更が可能です)。

 テールランプ塗装時の塗膜構成としては、プラスチックプライマーに2コート、スモークのベースコートに4~6コート、クリアーのトップコートに2~3コートが基本となります(また場合によっては変則的に行う事もあります)。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!