アテンザ内装パーツ一式塗装 完成

atenza105 大変お待たせしました!マツダアテンザの内装パーツ一式、本日完成となります。ちなみに先日溶着で取り付けていた部分が手前メーターパネルのベロ部分となります。何故ここに布が貼ってあるのかは不明で、恐らくはハンドルが上下する部分なのでフレキシブルにしてあるのでしょうか。マニュアルシフトノブの土台のような感じですかね。

atenza71最近うっかり忘れていましたが、届いた時の状態も紹介させて頂きますね。

atenza106梨地でザラザラだったパーツはそれぞれ下地処理を経て艶々の仕上がりとなりました。単に塗るだけでこうなる訳では無く、それなりに手間の掛かる下地処理作業を行ってここまでの仕上がりになっています。

色は黒に見えますが実際にはパールが入ったマツダ純正カラーのジェットブラック(カラーコード:41W)で、クリアーは高品質なタイプの「クリスタルクリアー」に変更しています(オプションで選べます)。

atenza107 メーターフードの内側は光が反射して見難くならないようにと半艶ブラックで御指定頂きました。実際の効果もそうですが見た目も上品になったと思います。

atenza108 ウィンドウスイッチパネルとメーターパネルについては元々未塗装品で、素地が梨地やシボ模様があったので「研磨→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程で平滑にしていますが、こちらのモニターパネルは素地自体は平滑でそれに艶消しの黒が塗られていたので下地処理としては簡易的な「足付け処理」のみで塗装可能でした。周りにあるスイッチの分解が難しそうだったのでこれは幸いで、もしここも梨地だったら例え危険でも分解しなければ塗装は難しかったと思います(出来たとしても粉塵やら研ぎ汁が中に入ってしまいますので)。

atenza109スイッチは周りに隙間があったのでそれのお陰で綺麗に出来たと思います。失敗した場合のリスクを考えるとちょっと怖いですが(塗料が垂れて流れ込んだら終了です・・・)、「これは無理」とお断りするよりは諸々の御了承さえ頂ければ対応出来る事もありますので宜しければ御相談下さい。逆に何も事前連絡無しに依頼品を送るのは避けて頂ければと思います(最近これが多くて困っております・・・。返送するにも手間が掛かるのです)。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

メールの返信が届かない場合について

owabi

 

最初にお問い合わせ頂いたメールは100%返信するようにしておりますが、中にはうっかり返信し忘れている場合や、または何かしらの設定不備で届いていない場合があります。また何度試しても(個人用アドレスから送信しても)戻って来てしまう場合があり、電話番号の記載もありませんのでこちらから連絡出来る手段がありません。

返信が来ない場合にはお手数ですが再度御連絡の上、それでも返信が戻って来ない場合は通信手段で何かしらの不具合が生じている可能性がありますので、お手数では御座いますがが最初とは違う方法で連絡をして頂ければと思います。特にdocomo系のアドレスだと何度送っても拒否されてしまうようなケースが多いので御注意頂ければと思います。

宜しく御願い致します。

 

 

ROVER MINI用 マーシャルランプ塗装承ってます

marchalすっかり紹介が遅れましたが先日到着しておりましたマーシャルのポジションランプです。この度もごひいき頂きありがとう御座います!

上の画像では比較の為にカッターを一緒に撮影していますが、ご覧のように比較的小さなランプとなります。ちなみにMINI用と言う訳では無くMINIに取り付ける予定との事です。

オーナー様のご希望としてはこちらを透過性のオレンジ(オレンジキャンディー)にしたかったようなのですが、元が赤いレンズでもあるのでそれは諦めて、「色調の統一とプラスチック表面をガラスのような光沢を持つ状態にしていただくのが理想です。」とのご依頼となりました。

marchal2ただ私的には折角なので、このレンズを分解して新たに「シリコン型を作成~レンズの複製→オレンジキャンディー塗装」といった事を検討してみました。ちょっと別件でそれを行う予定だったので既に材料は揃っているんですよね。仕事として行うにはちょっと早いのですが、こちらのオーナー様は当店が小物塗装として出発した時からの常連さんなのである程度の事は理解して頂いていると思い提案させていただいたのです。

marchal1 ・・・が!、いざ分解してみようと思ったら想像以上に枠を固定している爪が固く、とてもじゃありませんが無事に分解出来そうもありませんし、また出来たとしても組み付けの時はもっとデリケートに扱わなければなりませんからこれはマズイと判断したのです。この部品自体相当貴重な物との事なので、やってみて駄目でした・・・は通用しませんので(私的には60%を超えればチャレンジしますが今回は30%にも到達しませんでして・・・)。

ただそれでも枠が外せない以上そう簡単に出来る作業と言うわけではありませんので(枠はマスキングで対応です・・・)、その辺りも含めて慎重に作業を行っていきたいと思います。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。この度も当店をご利用頂きありがとう御座います!

インプレッサSTIフェーエルキャップ デカール作成

imp56 昨日から塗装ブースの排気浄化装置の調子が悪くなり、本日は土曜日でありますが業者さんの担当者の方(と言うか社長)が来てくれてモーターを分解・洗浄してくれて無事復旧出来ました。危うく仕事にならないところでしたよ。休日だと言うのに対応して頂き申し訳無くまた本当に感謝です。

そんな感じで日中はちょっとバタバタしていたのですが、今日の予定としては何とか例のハイオクカラー仕様のフェーエルキャップに入れる文字のデカールを作りたかったので、こちらは夕方から作業を開始して何とか夜に完成するに至りました。

sti今回のご依頼でネックだったのは「デカールの文字色」でして、ただこちらは実際の色のサンプルでは無く数値での御指定だったので、まずはそちらをアナログに変換しなければなりません。デカールを印刷する為のMDプリンターではCMYKをそのまま印刷出来るような物では無いのでして・・・(出来ない訳では無いですがそういう使い方では全く威力を発揮してくれませんでして・・・)。

sti3と言う事で急遽利用したのがこちらの「Palettes」なるアプリです。CMYKやRGB、HSVなどで数値化された色を入力すれば簡単に視覚化出来る優れ物です。こんなの無料で配っちゃってどうやって元を取っているのか不思議でなりません・・・。

sti1 こんなのだけでも実は何十回も刷り直しをしていて、色々試した結果こちらに落ち着きました。

刷り方としては、「特色ホワイト→シアン→マゼンタ→光沢クリアー」の四層で、他にはもっと多重に刷った物も試したのですが、少しでも刷れたりするとそれでもうゴミになってしまうので結局シンプルな構成になりました。

sti2御指定頂いた色としては以下の通りで、

HTML(#3D258E)
RGB(61,37,142)
CYMK(32,42,0,45)
HSV(254,74,56)

となっています。CMYKのMとYは恐らく打ち間違えているのだと思いまして、こちらの通りに行うと緑色が出て来ました(笑)。HSVとRGBでは同じ色が出たのでこの青紫で間違いは無いかと思います。

これでようやく本塗りの準備が整ったのですが、今回はデカールの段差もフラットに仕上げる為、一旦クリアーを塗って完全硬化したらそれを研ぎ出し再度クリアーを塗る「2度打ち」で対応するよう承っています。最初はここまでの内容では無かったのですが色々追加していって最終的には遂にiPadが買える程の金額になってしまいまして・・・心配です(笑)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

アテンザ内装パネル 組み付け

atenza43 大変お待たせしました!アテンザの内装パネルは最後の組み付け作業も終え、来週早々には完成の御案内が出来ると思います。

画像はメーターパネルで、元々これには下側に人工皮革とプラスチックのパーツが付いていました。取り付けは人工皮革に開いた穴にメーパーパネル本体から出た突起が通り、その先を熱で溶かして潰したような固定方式になっています。

ライン製造ではこの方が楽なのかも知れませんが塗装の際の脱着となると・・・です。

atenza44元々付いていたダマはカットしてしまっていますので新たにABSの樹脂棒を溶かして持っておきます。イメージとしてはカフスみたいな感じですかね(着けた記憶はありませんが・・・)。

モニターパネルの方も取り外したモールを貼り付けておき、スイッチの状態も確認しましたら良好のようです。ほぼ完成ですが最終チェックを行い各パーツを撮影しましたら改めて紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ。