アルファロメオ内装パネル塗装 完成

alfaromeo4大変お待たせしました!アルファロメオの内装パネル2点塗装、本日完成となります。上の画像は組み付け前の状態ですね。

alfa12 色は恐らくボディーカラー同色で、フェラーリの赤に比べると少し落ち着いた感のあるレッドといった感じです。ボタンが艶消し黒(実際にはグレー)なのでこの組み合わせは良いですよね。

alfa13 上のパネルは車体に固定されますが、下のパネルはオーディオ本体ごと車体から外れるようになっています。小さな丸い穴が4個開いているのはそこに専用工具を入れて外す為の穴で、その専用工具は車両購入時に一緒に付いてくる筈です。これは恐らく盗難防止の為だと思いますが(そう聞きました)、自動車を扱う工場であればその工具も当然持っていますし、誰でも普通に買える物なので、ワンタッチで取れる分これじゃ逆に盗まれ易いのでは・・・と要らぬ心配をしてしまいます。まあ日本ではそんなに心配要らないでしょうしそもそも純正のユニットを盗んでも他に使い道は無いですしね。

alfa14自動車内装は基本的に無機色(彩度の無い色)で構成されていますからこれが着けば紅一点、室内のイメージは相当変わると思います。以前同じように内装部品の塗装をご依頼頂いた方からは、「車に乗るのが毎回ワクワクしてしまいまして」との事でしたので。

それでは後ほど完成のお知らせメール差しあげますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

レンジローバーホイール塗装 完成

range 大変お待たせしました!レンジローバーのアルミホイール一式 無事完成となります。ちょっと重過ぎるのでいつもの撮影場所では無くブース内で撮っています。

range1 このホイールはレンジローバー2ndの限定車、「holland&holland」に履いてあるホイールとの事で、今回の塗装では元々あったデザインをそのまま元に戻しています。

range2 新車の当時からすると結構年数が経っていますから各所に腐食も出ていましたのでサンドブラストにて一旦旧塗膜を全部削り落とし、今後の腐食を防止する為にも重防錆仕様として下地をやり直しています。

range3納品はご依頼時と同じく「発送」となるのですが、ちょっと有り得ない重量ですので今回は運搬時のストレスも相当なものになりそうですから一応もう少し時間を置いてからの発送にしたいと思います。週明けの来週早々であれば大丈夫ですかね。とりあえずは後ほど完成の旨メールにてお知らせしたいと思います。

この度もご贔屓頂き有難う御座いました!

 

バラ型 本塗り

rose3 先日シリコン型で造っておいたバラ型の造形物です。素材は余ったクリアーを再利用と言うことで使っていて、今回はこれに色をつける事にします。「だったら最初から色も混ぜておけば」と思いそうですが実は確かにその通りで(苦)、ただそもそもが廃棄物の賜物なのでその時点でどうするのかなんて決めてはいなかったんですよね。また何より型から出しただけの状態より塗装した方が断然仕上がりも良いですし。

rose4これ全部をご依頼頂いた訳では無いのですが、一度に型から取れる数が8個だったのでとりあえずそれ全部を塗る事にしました。余った分はうちのサンプルとして使わせて頂ければと思います(今回は必要量だけ費用を頂戴しようかといった感じです)。

rose5そして本塗り完了です。こちらは標準的なレッドキャンディーといった感じです。5コートくらい塗っています。

rose7 こちらはそれに少しだけスモークを掛けた仕様です。

rose6  こちらは逆にレッドキャンディーを薄く仕上げてみました。塗料の色相自体は変わらないのですが光が透過しているのでピンクっぽく見えます。これはこれで綺麗ですよね。

オーナー様曰く、これの裏にマグネットを取り付けて冷蔵庫などに貼れるようにするとのことです。薄くて小さなマグネットは100円ショップで売っていますからそれを両面テープで貼るだけでも良さそうですね。最後の仕上げを自分でやると愛着が全く違うので是非楽しんでみて下さい。

それではこちらも完成しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々御待ち下さいませ!

オデッセイテールランプ マスキング~本塗り

odyssey8 こちらもお待たせしました!先日下塗りでクリアーを塗っておいたホンダオデッセイのテールランプです。再度表面を足付け処理し、バックランプ部分をクリアー抜きにする為にマスキングを行います。早速先日届いたiPadを見て内容を確認しながら作業しています(実際にはバックグラウンドでYoutubeが動いていたりするのですが)。

odyssey9 そしてマスキング完了です。ちなみにマスキングラインの見切り際は「谷」の部分では無く「山」のラインにしています。近くで見ても判る程の差では無いのですが(0.3ミリくらいかと)、塗装はこういった細かい点の工夫の積み重ねなのです。谷で見切ると塗料が溜まってシャープなラインにならない可能性があるんですよね。

odyssey10そして良く脱脂してエアーブローをしたら本塗り開始です。見た目はプラスチック素地に見えますが実は一回クリアーが塗られているのでプラスチックプライマーは必要ありません。そちらは最初にクリアーを塗る前に既に塗装済みですのでもう必要ないのです(今塗っても意味がありません)。

odyssey11そして本塗り完了です。スモーク濃度は「極薄目と薄目の中間」です。ちょっとコントラストが強く見えますが実物はもっと穏やかな感じですので御安心下さい。ただ今回のテールランプオはレンズ内側の形状がブロックガラスのような柄になっていてスモークが掛かるとそれがくっきり出て中々面白い感じです。

それではこちらも来週半ばくらいには完成出来る予定です。もう少々お待ち下さいませ!

 

インプレッサGRBテールランプ(from新潟) 本塗り

impniigata10 こちらもお待たせしております。新潟からご依頼頂いている2セット目のインプレッサのテールランプです。ついこの間にも同じ内容でご依頼を頂きまして、仕上がりが気に入って頂けたのか余ったテールランプのもう1セットもご依頼頂きました。勿論全く同じ内容でです(恐)。有り難い限りですね。

impniigata11 裏側のマスキングと足付け処理が完了したら「クリアー抜き」の部分をマスキングします。黄色の線は3mm幅のラインテープで、繋がっているように見えますがそれぞれ別に貼っている物です。位置が確認したら内側を和紙タイプのマスキングテープで覆っていきます。

impniigata12 そして本塗り準備完了です。今回はこれの他にオデッセイのテールランプ一式と、余ったクリアーで造った「バラ」の造形品を一緒に塗っています。そちらはちょっと紹介し切れるか判りませんが追々アップしていきますね。

impniigata13 透過性のレッド(レッドキャンディー)を塗ったらマスキングを剥がします。先ほど紹介した3mm幅のラインテープは紙では無くプラスチック(ポリプロピレン)製の為「塗装がくっ付かない」と言う特徴を利用して見切りのラインがシャープに仕上がります。勿論それだけではなく塗り方(スプレー方向)も仕上がりを大きく左右しますけどね。

impniigata14 そして全体的に薄くスモークを掛けたらクリアーを塗って無事本塗り完了です。まさについさっきの出来事です。

impniigata15 クリアーは耐候性の良いクリスタルクリアーです。ちなみにちょっと前に「クリスタルクリアープロ」なるクリアーも出ましたがまるで駄目でした・・・。「プロ」が付いた分、さらに良くなったように思えたのですがレベリング性は足りなく、その癖に耐タレ性能が劣ってしまいました。何より「匂い」が余り好きでは無いんですよね(後者は極めて私的嗜好な事ですが・・・)。

と言う事で、こちらのテールランプは来週半ばくらいには完成出来る予定です。どうぞもう少々お待ち下さいませ!