HONDAナンバーブラケット ほぼ完成

honda4 こちらもお待たせしました!半艶黒で御依頼頂いておりましたホンダの前後ナンバーブラケットもほぼ完成となります。やはり発送は来週月曜日以降となりますが撮影だけ先に行っておきました。

honda5 先日もちょっと御紹介しましたが、ナンバーブラケット中央付近はベースコート塗装時に「チヂレ」が生じていました。ナンバーが付けば見える箇所では無く、極わずかな発生の時点で気付いて気をつけたので特にサンディングなどはせずにそのまま塗っています。現状見ても解らない状態ですので御安心下さいませ。honda6遠めに見ると「艶消し」にも見えますが「半艶黒」なのが解ると思います。艶消しに比べて若干ですが艶があり、かといって「艶有り」とは全然違うのが解ると思います。

塗装屋としては「塗るならテロテロに仕上げたい」と言うところも無い事は無いのですが(笑)、半艶には半艶の良さ、つや消しには艶消しの良さが間違いなくあります。むしろ艶々にばかりで統一するとかえってクドくなってしまうので駄目ですしね。色の配色同様、艶も組み合わせ方を考えて選択すると良いと思います。所謂トータルコーディネートというものでしょうか(私はこれが苦手でして・・・苦)。

それではこちらもちょっと早いですが後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ビューエルフェーエルタンクなど ほぼ完成

buell12 こちらもお待たせしました!ビューエルのフェーエルタンク×2とシートカウルの合計三点も本日完成となります。ただしCBのフェーエルタンク同様、発送は来週以降とさせて頂ければと思います。

上のタンクはワイドタンクの方で、その名の通り容量が大きいタンクです。素材はプラスチック製です。

buell13 下の画像と見比べるとサイズと形が違うのが良く判りますよね。buell14 こちらは「ナロータンク」との事でして、純正に比べるとスリムになっているのでしょうか?

今回はフェーエルタンクを二個同時に御依頼いただきましたが、恐らく車体自体は1台で、気分や用途によってこれらを使い分けるのだと思います。随分贅沢な話ですよね(笑)。

buell15ロゴは敢えて余り目立ち過ぎない様にとこの色で御指定いただきました。色は違っても「明度」が近いので(どちらも暗い色なので)目立たなくなっています。ただし画像で見るよりも実物の方がしっかりは見えますかね。

buell18カメラで撮ると本当にロゴを写すのが難しく結構苦労しました。現物はそんなに苦労しないでもちゃんとはっきり見えますので御安心くださいませ。

buell16こちらはシートカウルです。どの部品にも「針金」が付いていますがこれは吊るした状態で保管している為です。先程も紹介したように発送は来週以降でお願いしたいので、今の状態ではまだ梱包せずに吊るした状態で保管しています。梱包には気をつけているつもりですがそれでも塗膜に対しては非常に大きなストレスとなるので発送直前になったら梱包~発送の手配とさせて頂きます。

buell17今現在準備している移転先の工場では一部屋丸々保管庫として用意出来るので、塗装済みの製品や塗装待ちの部品はどれもストレス無く管理が出来るようになる予定です。塗り終わった物を持ってバタバタするのは非常に疲れますので、これが軽減出来るだけでもかなり楽にはなると思います。もう少しですね。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げます。この度も当店をご利用いただきありがとう御座いました!

CB400フェーエルタンク ほぼ完成です

cb4002 大変お待たせしました!CB400のフェーエルタンク、本日完成となります。ただ念の為発送は月曜日以降でお願いしたく存じます。重量的に重い物は発送時にストレスが大きいのでもう少しだけお時間を頂ければと思います。

cb4003 主な修理箇所は右側にあった凹みと傷ですが、タンク前方には飛び石傷らしき物も多少あったのでそれも含めベースコート(黒)は全体的に塗っています(当然白いラインはマスキングしています)。

cb4004前回塗装した時はタンク全体の下地処理もあったので裏側を先に塗っていましたが(恐らくサフェーサー→裏塗りを続けて行う「ウェットオンウェット」)、今回は吊るした状態で裏表を一緒に本塗りしています。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度も当店を御利用頂き有難う御座いました!

 

MINIテールランプ 分解

mini13色々お待たせしておりますがテールランプ関係も作業は着手しておりますので御安心下さいませ(まだ紹介していないのもありましてそちらは申し訳御座いません)。

画像は先日作業した時の光景で、本日は移転先の工場に一日行って参りました。ここの所涼しくなったかと思いきや気温は35℃オーバーで、普段はしないような体の使い方をしてきたので激しくグロッキーです。一日で3キロ痩せました・・・(ああでも本塗りで1日に5キロ痩せた時もありましたが)。

明日も午前中に電気工事屋さんとの立会いがあるので出勤はちょっと遅れそうです。ご迷惑をお掛けして申し訳御座いません・・・。

上の画像はBMW MINIのテールランプで、枠の部分は塗る時に邪魔なので外しておきます。枠は爪だけで引っかかっていると思いきや一部に両面テープが使われているので、数箇所の爪の部分にヘラを差し込んだ状態でゆっくりと引っ張ってあげると良いかと思います。爪だけでも外れる事は無いと思いますがビビリ音の対策ですかね(少しでも遊びがあると振動でカタカタとなってしまいます)。

それではその他のテールランプも進行しましたらまた紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

MTBクロモリフレーム サフェ研ぎ

mtb3 先日塗ったサフェーサーが完全硬化したので全体を研ぎつけます。サフェーサーは勿論2液ウレタンで、その下にはプライマーが塗ってあります。

黒い点々はサフェ研ぎの前に塗った「ガイドコート」で、これにより研ぎ残しが無いようにします。2液性のサフェーサーは十分な膜厚を充填出来るといった役割がありますが、反面それにより肌を荒らしてしまうので本塗りの前にはそれを平坦にしなければならないのです。また切削性が良いといっても#800程度では中々削れないので、最初は#320から始めて#400→#600そして最後に#800で均します。

mtb4 トップチューブには凹んだ箇所があるのでパテで修整します。「パテって金属に直接塗る物じゃないの?」と思われがちですが(板金塗装屋でさえそう思う筈ですが)実はそうではありません。ただこの方法だと非常に面倒な事になるので(コストが掛かるので)「パテ→プライマー(またはサフェーサー)」の順番で行うケースが殆どだと思います。当然私もケースバイケースでどちらの方法も使いますが、どちらが正解かと言うとこの方法で間違いはありません。ちなみにウォッシュプライマーの上にポリパテを塗ったら駄目ですよ。確実に剥がれますので・・・。

ちなみにパテの横で素地が露出している箇所でグレー色の下地がプライマーです。その中央の黒く見えるのがクロモリ素地です。この後再度プライマー→サフェーサーを塗布して完全硬化させた後にまた研磨します。

mtb5ロール状の転がっている物は空研ぎ用のペーパーで#240、#320、#400といった番手になっています。青いのは布状の#320の足付け用研磨材で、今回の場合は「均し用」として使っています。その他#600、#800といった空研ぎ用の番手があり、今回のように最後まで水を使わずに完結出来るような事も可能です。だからといって水研ぎペーパーは必要無いという訳では無く、通常はスピード・コスト・リスクを考えてこれらを選択します。自転車フレームの場合は角が立った部位が多いので下地の金属が露出し易いですから水は出来るだけ使いたくは無い、といったリスク回避な所で空研ぎを選択しています。ちょっとコストは上がってしまいますけどね。

それではまた作業進行しましたら紹介さえて頂きます。どうぞもう少々お待ち下さいませ!