先日本塗りを行っていた自動車内装パーツ11点です。
その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、ゴミが着いた箇所等の磨き処理を行っておきました。
最初の状態も紹介します。
元々は新品未使用品で、ABS樹脂にカーボン柄の水圧転写が施された製品でした。
クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。
先日本塗りを行っていた自動車内装パーツ11点です。
その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、ゴミが着いた箇所等の磨き処理を行っておきました。
最初の状態も紹介します。
元々は新品未使用品で、ABS樹脂にカーボン柄の水圧転写が施された製品でした。
クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。
先日4回目のクリアー下塗りを行っていたロータススーパーセブンのプリプレグカーボン(ドライカーボン)製リヤフェンダーです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。
前回までと同じ様、#320のダブルアクションサンダーで全体を研磨し、その後手研ぎ#400で曲面やフチを研磨足付け処理します。変わり映えしない作業ですが実際のところ塗装業務の9割以上はこのような地味な作業で、自動車車体修理業(板金塗装)で離職率が高いのは、恐らくディスカバリーチャンネルとかを見て華やかな職種だと勘違いしてしまって入って来る方が結構多いのかも知れません(ただ私的には地味な作業こそが面白いと思うのですが・・・)。
以前一時期勤めていた町工場で某自動車評論家の方の車をレストアする作業に携わった事があるのですが、その時も「本塗り自体は全体の数パーセント」みたいな事を記事に書かれていました。実際のところは0.001%にも満たないと思うのですが・・・。
塗装は納めた直ぐは綺麗なのは当たり前で、その後数年~数十年経ってからどうなるのかでその時やった事が判って来たりします。今回は下地から当店で施工しているので、このフェンダーがまた10年後にどうなるのかが楽しみです。
表面にも2コート(実際は余ったクリアーが勿体ないので2.7コートくらい)クリアーを塗って下塗り完了です。
画像は塗ってから一日経った状態です(塗装直後に撮影をし忘れていました・・・)。
これ単体で熱を入れるのはコストと環境にも良く無いので、後日何かしら熱を入れる物と一緒に恒温機に入れて硬化させます。恒温機を使うと赤外線ヒーターに比べて熱効率が良くかなり省電力で済むのでとても気に入ってます。
先日下準備を行っていたスズキスイフトスポーツの純正リヤフォグランプです。
濃度は微妙で、「極薄めと薄目の中間」または「極薄めより少し濃く」、「昼間見てもリアフォグであることが直ぐに分かる極薄目+α 程度で」と承っておりますので、スモーク含有量を少なくしたベースコートを小刻みに重ねるようにして濃度の調整を行っています。
透過性塗装=キャンディーカラーは正面で見るのと透かしで見るのとでは色(濃度・明度)が変わって見える為、色々な角度で見て濃さを確認します。
そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!
クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。
装着される位置からして、現状では薄すぎるくらいに見えても、実際に車体に着くともっと黒く見えるかと思います。
またこちらのオーナー様からは追加で同車のシフトパネル枠の塗装もご依頼頂いておりまして、そちらも進行次第改めて紹介をさせて頂きます。
どうぞ引き続きよろしくお願いいたします!
先日お預かりしておりましたスバルフォレスター用純正エンブレムです。奥にあるのは先ほど紹介したキャンディーブルー仕様のエンブレムですね。
よく脱脂清掃し、エアーブローを行って埃を飛ばしてプラスチックプライマーを塗布したら本塗り開始です。
左列がスモーク塗装で、右列がキャンディーブルーです。一度に濃く塗るとムラとダマが目立ち、また微調整が出来ないので、色の含有量を減らしたベースコートを4~5コートに別けて塗り重ねていきます。
以前施工した時の画像を参考に濃度を調整しています。
そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!
クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。
ちなみにメッキの上に直接スモークを塗ると所謂「ブラックメッキ」と呼ばれるような見た目になりますが、密着性等の問題から当店ではお受付しておりません。この場合は単にアクリル樹脂に塗装を行っているだけなので、通常の塗装と同様に対応が出来るという訳です(PMMA=アクリル樹脂はPPやPA、さらにPEに比べれば密着し難い樹脂ではありません)。
メッキの枠は艶あり黒で承っておりまして、そちらは別工程で作業を行っています。
この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。
それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!
先日お預かりしておりましたスバル純正エンブレムのプレート部分です。メッキの枠は別工程で、先日下地処理を行っています。
アクリル樹脂の表面を#800~#1300相当で足付け処理してあります。
よく脱脂清掃し、プラスチックプライマーを塗ったら本塗り開始です。
透過性の青は通常の顔料とは違い、ハウスオブカラー社のKK-13「BURPLE」をベースコート用の樹脂(STANDOX MIX599)に10%程添加して使用しています。
一応以前施工した時の画像を参考にして、色(ベースコート)を塗り重ねていきます。