30系ヴェルファイアテールランプ(外側のみ) レッド塗装承ってます

 先日お預かりしておりましたトヨタヴェルファイア30系前期型の純正テールランプです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

今回は4点ある内の外側のみ(リヤフェンダー側)のこの2点のみで、またスモークは無しで透過性の赤=レッドキャンディーのみで承っております。

塗り分け位置に関しても、以前施工した同型製品とは少し違い、今回は一か所のみとなります。イメージイラストを作成しましたのでそちらを紹介させて頂きます。

こちらが純正の状態で、

この赤くなっている部分のみに透過性の赤=レッドキャンディー塗装を行います。スモークは無しで、ただし下地処理とクリアー塗装はレンズ全体に行います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

 

尚、テールランプ系の透過性塗装は、こちらをもちまして年内完成は締め切らせて頂きます(納期指定によるお急ぎのお受付もできません。ご了承くださいませ。)。尚、通常納期でのお受付は随時行っておりますのでお気軽にお問合せくださいませ。ご迷惑をお掛けして申し訳御座いませんが何卒ご理解の程、宜しくお願い申し上げます。

TOYOTA86 TRDブレンボキャリパー塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたZN6/86の純正オプションブレンボキャリパーの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々はTRDのロゴに赤の塗装だった物を、

いつものブレーキ屋さんにてサンドブラスト処理を行って頂き、

当店規定のオレンジパールに塗装しました。

彩度の高い赤・イエロー・オレンジの原色と、粗目のイエローパールと着色オレンジパールを使用しています。

ロゴはbremboに変更し、色は黒で塗装しています。

 フロントは100mm幅としました。

 画像はどれもサイズの縮小以外は未加工です。

 リヤは80mm幅となっております。

元々着いていた付属品は洗浄し、同梱してあります(ブリーダーキャップのみ仮止めしておいています)。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

イヤホン テストピース(色見本)作製

先日ご依頼を頂いていたイヤホンプレートの色を作製し、実際に塗装した色見本を作製します。

今回のように色自体がオーダーメイドの場合、作製した塗料を色板=テストピースに塗装して発送、実物を確認すると言う事も可能となります。ただし本体のイヤホンプレートとは別に費用が掛かりますのでご注意くださいませ。

オーナー様のご希望としては、既存のプレートにある緑青よりも青味を強く、また参考画像も送って頂きましたのでそちらに合わせて色を作製します。画像の塗料は、キャンディーカラーのブルーとグリーンをそれぞれバインダーに20%添加し、それらを混ぜた物となります。

また他に頂いた参考画像のようにラメ(粗目メタリック)感を出されたいとも承っています。

ただSTANDOXの原色にはここまで粗いメタリックは無い事、また粒子のサイズが大きいと何度もクリアーを塗ってそれを埋めなければならない為、今回のようなマスキングで行う塗装にはお勧めが出来ません(と言うかお受付が出来ません)。上の画像を見ると肌がデロデロなのが判ると思いますが、これくらい塗らないとこのようなラメは埋まらないのです(本来は研いでクリアーを塗ってを何度も繰り返すので、画像の物はまだその途中なのかのかもしれません)。

 と言う訳で、STANDOXで一番粗いメタリック原色(MIX598)を使い、さらにラメの塗装では良く使われる「下地を黒」にしてギラツキ感を出す事としました。

粗目のメタリックは元々隠蔽力が小さい為、黒の上に塗っても下が透けます。

画像は取り敢えず使い捨ての厚紙に塗った物で、それぞれの色を確認したら本番用の色板に塗装します。

また色板の下色は二種類作る事にしました。

手前が黒の上に粗目のメタリック(MIX598)を塗った物で、奥(右)はいつものように一旦適当なシルバー(VWリフレックスシルバー)を塗り、その上に同じくMIX598を塗った仕様です。

また今回は当店用の色見本も作製しておく事にしました。

 色板と同じく、下色に黒を塗り、粗目のメタリック(MIX598)を3コート塗った色見本です。黒の面積が大きいとその分光が反射せず、キャンディーカラーの発色(明度+彩度)が損なわれてしまうので、良さそうな塩梅にしています。

 こちらは下色にVWリフレックスシルバーを塗り、同じコート数だけMIX598を塗りました。ウェットに3コート塗っていますが、それぞれを見比べると下地が透けているのが判ると思います。

 参考画像を基に作製したキャンディーカラーをテストピースに塗装し、良さそうな色を選びます。今回はハウスオブカラーのKK-04オリエンタルブルーとKK-09オーガニックグリーンを4:1にした物と、オリエンタルブルー100%の二種類を使う事にしました。

また下色をシルバーと黒のそれぞれも別けて、合計4種類の色見本を作る事にしました。

色板もそれぞれ違う下色、違うキャンディーカラーで、合計4種類を作製しています。

こちらが下色をシルバーにした物で、

こちらが下色を黒にした色板です。それぞれの上に塗っている(中層の)シルバーメタリックはどちらも同じ原色(MIX598)ですが、粒子の粗さが違って見えるのが判るかと思います。

尚、上層のキャンディーカラーは、上段がブルー:グリーン=1:4で、下段がブルー100%となります。

VWリフレックスシルバー→MIX598→ブルー100%です。

黒→MIX598→ブルー100%です。

適当に作った色を塗って見本を作るのは簡単ですが、今回のようにそれの配合データを残すと言うのは実は結構大変です。上の画像にある色見本も、最初に作った色に少しずつ白を混ぜて塗っていると言う訳では無く、それぞれ一つずつ色の量を計って作製した物です。さらに艶消しになると色の見え方が変わるので併せてそれらも作りました。お陰でその年は大赤字になってしまったのですが、そういった事のお陰で今回のようなご依頼も頂けているのだと思っています。

 

色板と色見本はこの時点ではまだクリアーを塗っておらず、そちらは出来上がり次第社外記の方で紹介したいと思います。

どうぞもう少々お待ちくださいませ!

SHURE BETA58Aマイク レッドアルマイト風塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたシュアーのBETA 58Aボーカルマイクの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々はいつものグレーメタリックつや消し(クリアー無し)の状態でしたが、

キャンディーレッドに塗装し、デカールを貼り、一旦艶ありのクリアーで塗ってから、もう一度下地処理をしてつや消しクリアーで仕上げています。

 画像だとキャンディーレッドっぽく見えないのですが、これはマイクに対して全方向から光源が当たっているからです。後に紹介する画像では、キャンディーカラー特有の色の深みが感じられるかと思います。

 今回は前後では無く左右側面に「SHURE」のロゴを入れています。

 デカールの段差は下塗りクリアーを研いで均してあるので、現状でよく見てもそれを感じられないかと思います。

 こちらは自然光下で撮影しました。先ほどの画像よりアルマイト感が出ているのが判るかと思います(実物はもっと凄いです)。

ストロボを使った撮影も行いました。さらにこちらの方が金属感が出ていますが、これでも実物の方がさらに金属感を強く感じられます。そもそもの素材がアルミで重量があるので、言われなければ本物のアルマイトだと信じてしまうかと思います。

 ロゴの黒い部分は塗装で行う事も考えたのですが、ロゴと文字の配置が難しそうだったのですべて印刷&デカールで行いました。データはオーナー様ご自身で作成された物を入稿していただいています。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

BMW R1200GSフロントフェンダー塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたBMW R1200GSアドベンチャーの純正フロントフェンダーの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々はプライマー(サーフェサー)が塗られた新品部品で、ボディカラー塗装済み品が既に廃盤ということで今回の塗装をご依頼いただきました。たった2年で廃盤とは、ユーザーにとってはかなり辛い気が・・・。

 またメーカーとしては再補修は想定していないとの事で、溶剤ベースコート用の配合データも存在はしなかったのですが、STANDOXのサポートセンターから「近似色」のいデータを頂いたのでそれを元に色を作成しています。

ちなみに同じSTANDOXでも、完全水性系ベースコートの「スタンドハイド」であれば配合データが存在します。ただ日本では既にこの塗料のサポートが終わっているので(現行は半水性アルコール系のスタンドブルーです)、再補修は想定していないというのは本当の事みたいですね。しかし塗装済み品もないのなら、ユーザーはどうすれば良いのでしょう・・・。

(訂正:9月28日に確認したところスタンドブルーでの配合がありました。勘違いをしていたようです。大変失礼しました!)

色はBMW純正色の「Black Storm Metallic」(カラーコードM46)で、クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」の仕様となります。

ぱっと見は単なる黒に見えますが、パールや極粗目のメタリックも入っています。

先ほどの場所だと反対側(上面)の撮影が難しかったので、室内蛍光灯の方に場所を移しました。

粒粒しているのがSTANDOX原色の中では一番粗いメタリックです(MIX598)。スタンドックスのサポートから頂いた近似色のデータにはこれが入っていませんでしたが、オフィシャルサイトにあるスタンドハイド(日本では使用不可)の配合データにはこの極粗目メタリック(WB398)が入っていました。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!