SHURE BETA57Aマイク塗装承ってます

 先日到着しておりましたSHURE BETA57Aダイナミックマイクです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼頂いたのはマイク本体のみで、今回グリル部分は塗装は行いません。

色に関しては「白っぽくてキラキラしたパール」をご希望との事で、(確か)以前LINE6のマイクを塗装した時に採用したトヨタ ホワイトパール(カラーコード:070)を、またクリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承りました。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

BMWヘッドカバー&サージタンク塗装承ってます

 先日到着しておりましたBMW E24ヘッドカバーと、E34 M5用サージタンクと小物部品です。こちらのオーナー様は以前から何度か当店をご利用頂いている業者様でして、今回こちらをALPINA/B9に使用されるとの事でご依頼頂きました。この度もご贔屓頂き誠に有難うございます!

 ヘッドカバーはかなり前にお預かりしていた物で、既にサンドブラストと、フィンの一部が削り落された状態となります。

 サージタンクは今まで見た事が無いような大きなサイズで、

 どうやら二つの部品をボルトで固定して一つになっているようです。今回こちらは取り外さず、そのままの状態で作業を行います。

こちらの部品はどういった物か分からないのですが、現状は黒い結晶塗装が施されています。

そのまま溶剤に浸けようと思ったのですが、一部にゴムが使われているのでそれは避け(ゴムはブニョブニョになってしまいます)、こちらはサンドブラストで塗膜を剥がすよう承っております。

 色の参考にと、今回こちらの塗装済みヘッドカバーを一緒にお預かりしました。

ただ現状は結晶塗装では無くハンマートン塗装が施されていて、この塗料は他の塗装に激しく悪い影響を与えてしまうので当店では対応しておらず(ハジキまくります)、代わりにこの色味を参考にした結晶塗装で対応をさせて頂く事となりました。

またこちらのヘッドカバーは先に返却しなければならない為、手元にあった色見本帳から近似色を探し、今度はこれを参考にして結晶塗装の塗料を作成します。アナログなリレー方式はどうしても誤差が生じますが、その辺りの事もご理解いただいております。

そしてヘッドカバのフィンが削られた部分ですが、今回はこちらにALPINAの凸文字をアルミで作成し接着~塗装後に研磨して光らせます。現在お預かりしているRB26エンジンタイミングベルトカバーの「8」と同じような方法ですね。一個だけでも大変なのに、まさか6個とは・・・(ですので今回は金属加工の専門会社に協力をお願いしようと思います)。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

ホンダS2000ハイマウントランプ塗装承ってます

 先日到着しておりましたホンダS2000純正のハイマウントストップランプです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 ご依頼内容はいつものスモーク塗装では無く、今回はボディ同色の仕様で承りました。色はホンダ純正のグランプリホワイト(カラーコード:NH565)で、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーで承っております。また上塗りの前には「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理も行います。

レンズ類には殆どの場合でこういった凸文字がありますが、今回はこちらも削り落としてしまい、フラットに仕上げます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

レンズ関係透過性塗装 下準備

次の透過性塗装のターンで本塗りを予定しているテールランプ等のレンズ系パーツです。最初は緩やかなご依頼数だったのでもう少し先を予定していたのですが、一気にご依頼が入って来てしまったので次のターンも早めに行う予定です。

それぞれの案件を紹介している記事へのリンクを以下に記載いたします。


インプレッサG4テールランプ レッド&スモーク塗装承ってます

オデッセイミラーウィンカー塗装承ってます

インプレッサGHテールランプ レッド&スモーク塗装承ってます

フィアット アバルト595テールランプ塗装承ってます


 今回はオデッセイのミラーウィンカー以外は全て中古品の為、洗浄に時間を掛けました。

 ブラシが入らないところは水を長しながら綿棒を差し込んで、奥に溜まった泥も綺麗に掻き出しています。

 レンズ内部には水が入らないようにしています。

よく乾燥させます。

マスキングを行いました。

この後は被塗面となるレンズとフチをしっかり足付け処理し、タイミングが来るまでホコリがつかないように保管しておきます。今週末くらいを予定しています。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ダイハツソニカ内装パーツ 本塗り

 先日サーフェサーを塗っておいたダイハツソニカのエアコン操作パネルです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、ガイドコートとして表面にベースコートの黒をパラパラと塗っておきました。

 全体を#600→#800で水研ぎし、フチなどは#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン)で足付け処理を行います。無用に角とかを出さない為ですね。

 その他の部品は足付け処理のみなので、こちらもアシレックスレモンで全体を研磨しておきます。

 小物パーツを塗装する際、昔は台の上に置いた状態で塗っていましたが、今は殆どの場合で手で持って塗れるようにしています。車体を扱っていた時、こういった小物は「おまけ」的な存在でしたが、今はこれがメインなので出来る限りの方法で挑んでいます。

 台にセットし、よく脱脂清掃を行います。

 しつこいくらいエアーブローをして埃を飛ばします。

 プラスチック素地が露出している箇所にはプライマーを塗布します。

 アンテナベースは蓋を外した状態で塗るようにします。

 スプレーガンでの塗装はエアーの流れが阻害されると綺麗に塗れないので(例えば行き止まりなど)、スカスカの状態で塗れるようにしています。

 回せると塗り易いので、台に固定する芯棒は基本的に一本で行うようにしています。

 元々塗られている塗膜が弱くてチヂれる場合があるので、最初は見えない部分からベースコートを塗布します。

 問題無ければその他の部分もウェットで塗り込んでいきます。

 熱を入れた後に起きる艶引けは殆どの場合でベースコートの塗り方によるもので、ドライコートで肌を荒れてしまうとその上にクリアーを艶々に塗っても意味がありません。

 ベースコートで艶は出ませんが、ウェットに塗り込んだ塗膜は換装すると表面がツルンとしたつや消し(半艶)に仕上がります。

本塗りが出来るようになった始めの頃はクリアーの方が難しかったですが、その後続けているとベースコートの方が余程奥が深い事に気が付きました(クリアーで艶を出すだけなら良い材料と環境があれば難しい事ではありません)。

 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

 入り組んだ箇所は表から塗ろうとするとその周りがデロデロになるので、先に裏側からしっかり塗っておきます。

 色はダイハツ純正の「ルージュレッドクリスタルメタリック」(カラーコード:R45)となります。

 使われている原色はマルーンやバイオレット、レッドパールは二種類入っています。

 日本での色名は「ルージュレッドクリスタルメタリック」ですが、英名では「RED CRYSTAL SHINE」となります。色自体は世界共通でも色名は国によって呼び方が変わるので、色の作成には色番号(カラーコード)が必須となります(ただしそれだけだと万が一のミスがあるので色名も一緒にお伝え頂くようお願いしています)。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。またこちらは組付け作業もあるので、少し長めに寝かしてから行おうと思います。どうぞもう少々お待ちくださいませ!