GPSホルダー 本塗り

gps こちらもお待たせしました!フラッグポールと一緒に御依頼頂いていた自転車用GPSホルダーも無事本塗り完了しております。

左側がそのGPSホルダーで、右にあるのは前回御依頼頂いたエアーホーンのパーツを追加で御依頼頂きました。どちらも同じ色(ブラックパール)で塗装します。

gps1 そして本塗り完了です。左側のGPSホルダーは元々表面が若干ザラザラとした梨地でしたが、一旦下塗りを行っているので画像のように艶々に仕上がります。

gps2 梨地が粗い場合は今回のような「二度塗り」は通用しませんが(余計ひどい仕上がりになります)、今回程度の細かいザラザラであればこの方法がベストです。本来であればサフェーサーを使うところですが、このような彫り文字があるととてもじゃ無いですが研げませんので。

gps3こちらはおまけ的な画像で、先日テスト塗装を行った「反射塗料」の上にクリアーを塗ってみました。無色透明で下の色を選ばないとの事でしたが天の川みたいになってしまいまして・・・(光に当たって反射している訳ではありません)。

本日オートサプライヤーさん(メーカーでは無くいつも塗料を注文している販売店の担当者さんです)が来てくれましたので、塗装したサンプルを見せてメーカーさんに聞いてくれるよう御願いしておきました。一蹴されて終了な気がしないでも無いですが安い材料では無いので何かしらの対応を一応期待しています。マニュアルもう一度読み返してみましたがやはり大きな間違いは無いように見受けられますし・・・。

ちなみに有り難い事に、これとほぼ同じ塗料を使った事がある塗装屋さんから先日メールを頂きました。やはりと言うかトンでもな事だったようで(とりあえず詳しくは伏せておきますが)、今でもトラウマが残っているそうです。全文ペーストしても良かったのかも知れませんが一応こちらは対応待ちですので(笑)。いやはや貴重なアドヴァイス、本当に有難う御座いました(と言うか同じ痛みを味わった方が居るという事が何故か嬉しかったです。笑)。

という事でフラッグポールは少しお時間を頂きたく存じます。もしかしたらこの塗料は使わないかも知れませんが、どの道既に足付け処理はしてしまったので、単にクリアーを塗るのでは無く何か違う方法も模索してみたいと思います。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

YAMAHA TRX850 本塗り

trx17 大変お待たせしました!ヤマハのTRX850の外装パーツ一式は無事本塗り完了しております。

昨日は祭日でしたが一応出勤していたので、昨日のうちに出来る準備はしておきましたから今日は比較的スムーズに作業が出来ました。途中一部修正作業を行ったのですがそれでも時間に余裕があったので落ち着いて出来たと思います。自分の不甲斐なさにちょっと叫び声が出たかも知れませんが・・・(時々独り言が勝手に出てしまうらしくそれが二階まで聞こえているとの事です)。

trx18 修正したのはこのロゴの位置で、この画像だとiPadで位置を確認しながら行っていますが実はこれは二回目です。最初の段階ではプリントアウトした紙のみで、それだと陰影がはっきりしていなくて、想定していた位置よりも1センチくらい上になってしまったのです。既にシルバーまで塗ってその時点で違和感を感じましたから改めて研磨してベースコート(黒メタリック)から塗り直しています。凄く変という訳ではなかったのでそのままパワープレイでも良かったかも知れませんが、多分今夜の夢に出てくるのでさっさとやり直す事にしました。

trx19 この画像はやり直す前に撮ったものです。マスカーで養生してあるので位置は判らないですが、とにかくこれはこの後またやり直しになったのです。まあこういった事は何も特別な事では無く比較的日常的な事です。毎日同じ事を繰り返していればありえない事でも、毎回違う事をやっていれば起きて当然と考え、大事なのはその後のフォローですね(と、それくらい寛大に考えていないと内蔵から色々な物が戻って来てしまいますので)。

trx21そして本塗り完了です。お待たせしました!

上の画像だとロゴが右よりに見えますがそれは左にあるプレスラインがはっきり見えないからでして、この位置であれば実物は違和感がありませんので御安心下さい。

trx20 こちらのカウルは割れていて溶着して直した方ですね。表から見たらどちらが直した方か判らないと思います。

trx22そしてこちらも継ぎ接ぎになっていたアッパーかウルです。同じく割れていたとは判らない仕上がりに出来ていると思います。ちょっと工夫が要りましたが裏側も一緒に塗れるように固定しての本塗りとしました。

元々裏側は艶消し黒に塗られていましたが、今回の塗装で裏側にもある程度色は入れておいたのでこのまま完成で問題無いかと思います(当初より裏は塗る予定はありませんでしたので)。

明日以降で熱を入れておきまして、この連休でしっかり完全硬化するよう寝かしておきたいと思います。丁度工場の屋根裏にアクセス出来るようになったのでそこに吊るしておけば安全且つさらに熱も入って締まりきると思いますので(屋根裏は天気が良いと60℃くらいにまでなるかと・・・)。

どうぞもう少々お待ち下さいませ!

cerveloアルミフレーム 旧塗膜剥離

cervelo-2本日は祭日でしたが普通どおりに朝から出勤していました。と言っても仕事がメインでは無く工場の整備をしに来ていたんですけどね。ただ仕事の方も大分詰まってしまっているのでどちらも半々くらいで作業していました。自営業にワークライフバランスなんてまるで無縁の話です。まあそれでの日本のアニメーターに比べれば全然マシですが(月600時間の労働時間って・・・恐)。

と言うことで溶剤槽に浸け置きしておいたサーベロのアルミフレームを引き揚げ旧塗膜をある程度剥離しておきました。画像で見ると殆どアルミ素地の状態ですが細部にはまだ残っているところがあるので後日サンドブラストで最後の仕上げを行います。

最初に引き揚げた時にはクリアー層とステッカー、赤い塗膜は簡単に剥がれたのですがシルバー色の塗膜が結構強固でこれの剥離に時間が掛かりました。中々耐久性のある塗膜だったようです。ちなみに私的見解ではありますが、cannondaleだともっと簡単に剥がれた記憶がありまして、逆に一番強固だったのはブリジストンのANCHORでした。まあこれは強いと言うよりは凄い膜厚だったという感じがしないでも無いですが・・・。

サンドブラスト作業は少し先になりそうですがまた作業進行しましたら紹介させて頂きます。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

 

TRX850 下準備

trx15 先日イメージイラストを紹介しましたが、こちらは実際にヤマハの音叉マーク(ロゴ)をプリントアウトしてタンクに貼り付けています。タンク自体はブラックメタリックでロゴはシルバーになります。

trx16サイズが決まったらそのデータを元にカッティングプロッターでマスキングシートを作成します。カット後の抜き取りは手作業ですがこの程度なら全然苦では無いです。一度大変な思いをしておけば同じ作業であれば余程の事が無い限り大変には感じなくなりますので(壊)。

明日にでも自宅で色を作成し(ベースコートの塗料一式は自宅に置いてあります)、このゴールデンウィーク中に本塗りを予定しています。いよいよですね。

尚、ゴールデンウィークの営業日は暦通りとなります。その他お待ちの方も今しばらくお待ち頂ければ幸いです。どうぞよろしく御願い致します!

フラッグポール 下準備

flag3 先日「キャンディーレッド」と「ブラック」に塗装しておいたフラッグポールです。十分に完全硬化しましたのでそろそろ次の反射塗装を行う準備を始めました。ちなみに画像左側にあるGPSホルダーは反射塗装では無い違う色で、現状は「下塗り」が施されている状態です。

flag4 そして今回の為に準備したシンロイヒ社製の反射塗料を確認して見ると・・・、何だか随分と粘度が高い感じがします。何か嫌な予感が・・・。

flag5当初より何かしらテストをしてから使うつもりではありましたので、丁度先日フラッグポールのキャンディーレッドを塗装した時に一緒にサンプルとして塗っておいた「インスタント珈琲のキャップ」で試し塗りをする事にしました。ちょっと勿体無い気がしないでもありませんが同じ色ですからこれなら確実かと思いますので。

flag6が、再び嫌な予感です。と言うかあの状態からしてある程度予測はしていましたが、塗料中に入っているガラスビーズの粒子が大き過ぎてペイントストレーナー(濾紙)を通りません。何かの間違いでは無いでしょうか・・・。

flag7 という事ですが、ピッチドロップ実験よろしく数分待って下に落ちて来た塗料で実際にテスト塗りをしてみました。えーと、この塗料はハケ塗り専用でしたっけ(苦笑。ちゃんとスプレーでの使い方がマニュアルに記載されてます)。

説明書を見ると、ドライコートに塗ると表面の荒れてしまうとの注意書きがされていますが、もうそんなレベルでは無い気がしますが・・・。実際に塗ってみた仕上がりは粗めのペーパーが出来上がったような感じです。スケートボードの滑り止めに使えそうです(壊)。

flag8ちょっとマズイ気がしたので急遽「黒」をベースにした色見本も作る事にしました。突起は何とか抑えるにしても(ここまでになると無理ですがもっとウェットに且つ控えめに塗るなどで対策を)、それよりもマズイのは粒子が見えてしまう事です。説明書には「高性能透明反射塗料です」「背景色は自由に選定出来」と書いてあるので「透明」の筈ですが、どうも白っぽい粒子が見えてしまうような気がしまして・・・。さすがにこの状態ではそれも判りませんので、後日表面を研磨して通常のクリアーを塗って確認しつつ並行してメーカーにも一度問い合わせてみます。しかし私が何か使い方を間違っているにしても限度と言う物があるかと思いますが・・・(工夫したからといってとてもまともに塗れるとは思えません)。

どうかもう少々お待ち下さいませ・・・!(GPSホルダーは先に塗れる予定です)。