牽引フック 下準備

hook1 こちらもお待たせしております。スチール製の牽引フックも作業着手しておりますのでご安心くださいませ。

元々は新品の状態だったのですが、多分以前施工したスチール製のタワーバー同様にプライマーが塗られていないと思ったので、オーナー様のご意向もあり一旦全部剥がして塗り直す事にしています。

hook2 ご依頼のコースも【標準コース】で承っていますので、気になった所は手を掛けるようにしています。レーザーで切断した時の起点と終点のところでバリがあったのでスムーズにしておきます。

hook3 さらにプライマーは通常のウォッシュプライマーでは無く、今回は重防錆仕様という事で錆びに強いエポキシタイプ(ビスフェノールA)を使って、ただそれだと堅すぎて(と言うか粘りがあって)研ぐのが大変ですから、その上には通常使っている切削性の良いウレタンサフェーサーを塗布します。所謂「ウェット・オン・ウェット」なる方法ですね。

hook4打刻のロゴについては埋めても残してもどちらでも構わないという事でしたので今回はそのまま残す事にしました。下手にパテで埋めても後で跡が出てしまいますから、ちゃんとやるならサンダー等で打刻の底まで削り落としてテーパー状になったそこを埋まるような遣り方にするか、或いは溶接して盛って削るかなんて、どちらも本来の使い方(強度)を無視してしまうのでナンセンスですしね。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。もう少々お待ちくださいませ!

ジムニーヘッドカバー&インマニ 素地調整

jimmy14 うっかりお預かりした時の紹介をアップしていなかったのですが、作業自体は進行しておりますのでご安心くださいませ。と言うか確認の為に記事を探したらどこにも見当たらず、もしかして下書きのフォルダに?!と思って気が付いた次第です。大変失礼致しました・・・。

お預かりしてからはアルカリ洗浄液に浸け置きしておきましたので、あとは全体にある腐食を軽めのサンドブラストで削っておきます。

jimmy15 こんな感じでサンドブラスト完了です。

jimmy16 そしてこちらの樹脂性のインマニも同じくブラスト処理を行います。こちらは腐食とかでは無く単に足付け処理の為で、ただ形がこんな感じですからペーパーでの研磨だと限界があるので隅々まで処理を出来るサンドブラストを行っていると言う訳です。普通の塗装の前にこれをやるのは流石にマズイのですが(毛羽立って大変な事になります)、結晶塗装であればそのままでも大丈夫なので問題無いのです。と言うかむしろ密着性が飛躍的に向上しますからとても気に入っています。

jimmy17そしてこちらもこんな感じでブラスト作業完了です。画像だと裏返して見えませjンガ、ガスケット(と言うかこの場合はゴムパッキン)の接合部などはマスキングしてブラストが当たらないようになっていますのでご安心くださいませ。

それではこちらも作業進行次第また紹介させて頂きますね。もう少々お待ちくださいませ!

HONDA CB250RSヘッドカバー 旧塗膜剥離

cb250rs1 先日から溶剤槽に浸け置きをしておいたCB250RSのヘッドカバーです。既存の塗膜は結構丈夫で、溶剤では殆ど落ちませんでしたのでそのままサンドブラストを行う事にしました。

cb250rs2そしてこんな感じでサンドブラスト完了です。オイルシールが嵌る部分などには当たらないようにしていますのでご安心くださいませ。

来週末辺りに結晶塗装関係の本塗りを行う予定ですが、来週は火曜日が祭日となるのでもしかしたら再来週になるかも知れません。後から追加でご依頼頂いたクラッチカバーは既存の塗膜は剥がさず足付け処理を行って塗る予定なのでもしかしたら一緒に塗れるかも知れません(塗れなかったらすいません・・・)。

では作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ジムニーヘッドカバー&インマニ等 結晶塗装承ってます

jimmy11 てっきり紹介したと思っていたらどうやら下書きフォルダーに入っていた模様です。大変失礼致しました!以下より先日書いていた内容の本文となります。

先日到着しておりましたジムニー(?)のヘッドカバーと樹脂製インマニ、そしてアルミパイプ二本です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

jimmy12 ご依頼内容としては、

・ヘッドカバー・・・結晶塗装「赤」

・インマニ&アルミパイプ2本・・・結晶塗装「青」

で承っています。

ヘッドカバーは若干腐食が出ていますので軽めのサンドブラストを行ってからリン酸処理を行います。

jimmy13インマニは樹脂性ですのでいつもの通り足付け処理として全体にサンドブラスト処理をしてからの塗装となります。接合部や中に入りそうな所は予めマスキングしてからとなりますのでご安心下さいませ。

尚「樹脂性インマニを結晶塗装の青」となると、少し前に施工したBRZのインマニが似たような感じですので完成イメージとして紹介させて頂きますね。

toyota8679こんな感じの青をイメージしております。

ちなみに今回車種の方は不明だったのですが、どうも見た事のあるヘッドカバーだと思って調べてみましたら、以前ジムニーのヘッドカバーとして施工していましたのでそこから判断したと言う事です。もしジムニーで無かったすいません・・・。一応その時のヘッドカバーを紹介させて頂きますね。

jimny11中々凄い色なので記憶に残っていたんですよね。今回はグリーンでは無くイタリアンなレッドになる予定です。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

フェラーリ鍵 塗装承ってます

ferrari67こちらも先日到着しておりましたフェラーリのリモコンキーです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

パッと見は今まで施工していた鍵と似ているのですが、今回のはサイズが少し大きい事と、エンブレムは四角い七宝焼きでは無く、「跳ね馬」が埋め込まれている事です。

ただこれに関しては、現在別件で施工中の360モデナの金属製の鍵とは違ってプラスチックカバーに埋め込まれたタイプですから、これならいつものように裏から穴を開けてポンチで押出すと言う方法が可能です。壊す可能性が少ない分全然安心感が違いますよ。

ferrari68裏側はこんな感じになっていて、首の方には基盤を押さえる為の突起があるのでその辺は避けるようにします。

ferrari70穴を開けたのは一番折れるリスクが少なそうなお尻の方で、また固定はモデナのように接着剤では無く両面テープだったので比較的簡単に外す事が出来ました。穴は最後に裏と表からテープで塞ぐので防水面では問題もありません(勿論シーラーや接着剤でも大丈夫ですが、次回の可能性があればそのまま残しておいた方が良いです)。

ferrari69という事で分解完了です。電池は新しい物を用意してあるのでそれに交換しておきます。蓋を開ける時に折角の塗膜に傷が付いたら嫌ですしね。

ちなみにご依頼いただいている色は赤では無くホワイトパールで、別件で先日紹介したSHUREのマイクにも採用した「BIANCO FUJI」(カラーコード:226027)」です。

尚このビアンコフジなる色ですが、当初は「ビアンコイタリア」なる色でご指定頂いていまして、ただこちらで調べてみるとこの両者は同じ色でした。STANDOXからの見解がそうですので間違いは無いと思います。ちなみにインターネット上では違う色だと紹介している所もありますが、色番号が同じ以上である以上、それらは単なる「色ブレ」と言う事ですのでどうぞご安心くださいませ。意外と普通の事です。

逆に色名や色番号が違うのに「同じ色」と言うケースもあって、例えばレンジローバーのリオハレッド「RIOJA RED」(カラーコード:601)と、ローバーミニのナイトファイア(NIGHTFIRE RED 2(カラーコード:CAQ)は同じ色だったりします。しかも確かミニの方は最初COQでしたよね(笑)。名目上は違う色ですが、塗料として扱うのであればどれも同じ色なのです。

ただしこれらの車はお国柄の為か(英国です)車体毎の色ブレはとても激しく、配合データから作ってみても「これって全然違う色じゃ・・・」なんて事もよくありました。まあそのお陰で大分鍛えられたのだと思いますが(笑)。

それでは作業進行したらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!