RB26→RB28加工タイミングベルトカバー塗装 完成

 大変お待たせしました!先日艶消しクリアー塗装の本塗りを終えていた日産スカイラインGT-R RB26エンジン用タイミングベルトカバーの凸文字加工&塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々は「RB26」だった凸文字を、

「6」の部分を削り落してサンドブラスト処理をし、

アルミ板から作成した「8」を接着して塗装を行いました。

色は紫系のパールメタリックで、見本としてお預かりしたプラグカバーを基に調色をして色を作成しました。

 トップコートは艶消しクリアー仕上げとなります。

 各画像はいつも通りサイズの縮小以外は未加工となります。

凸文字の天面はベースコート塗装後に研磨してアルミ地を光らせ、全体と一緒に艶消しクリアーでコートしています。

凸文字の接着は高強度な金属用のエポキシ接着剤を使い、その後フチの隙間をエポキシプラサフで埋めています。

良く見ても継ぎ目などは見受けられない仕上がりに出来ているかと思います。

 タイミングベルト全体には傷や歪があったので、こちらはサーフェサーで下地を整えています。

 特に上部分は凸凹が激しかったので、しっかりラインを出しておきました。

また作業前に剥がした裏側のシーラーは元通りに接着しています。

クリアーの艶具合も事前に確認していて、ただ今回は当店規定の艶消しで丁度良かったのでそのままとしました(ただし確認の為には実際に硬化剤を入れて熱を掛けて塗膜を完全硬化させないと確認が出来ない為、それだけでも手間が掛かります)。

 艶消し仕上げは磨き処理(ポリッシュ)が出来ないので、ゴミが着かないようにするのも気を遣います。

 ドライコートで塗ればゴミが着いても目立ちにくいのですが、そうなると肌がザラザラになってしまうので、傷が着き易く汚れも落ち難くなってしまいます。

しっかりウェットに塗り込んだ艶消しはツルンとした仕上がりになります。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

30プリウスUSテールランプ 本塗り

 先日下準備を行っていたトヨタ30プリウス後期用USテールです。

 レンズと土台の隙間に塗ってあったシリコーンシーラーは全て除去し、被塗面に微塵も残らないようしっかり脱脂清掃を行っておきました。

 プラスチックプライマーを塗布し、スモーク(ベースコート)を塗布します。

 濃度は「極薄めと薄目の中間」で承っておりますので、丁度良い具合になるよう薄くしたスモークを少しずつ塗り重ねていきます。

 濃度が決まったら最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 レンズの面積が大きいのでその分中に入る光も多く、同じ濃さにしても比較的明るめに見える特徴がありますが、

 途中で照明を片側だけにしたりして色々な環境で確認していますので、丁度良い具合に出来ているかと思います。

この後は一晩以上自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、磨き処理を行って数日寝かしておきます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スイフトハイマウントストップランプ 本塗り

先日下準備を行っていたスズキ スイフトの純正ハイマウントストップランプです。

 よく脱脂清掃し、プラスチックプライマーを塗ったら本塗り開始です。

 透過性塗装(キャンディーカラー)は一度に塗るとムラやダマが目立つので、塗料中の含有量を抑え(薄くして)、コート数を重ねていきます。

 【お任せコース】の場合はトップコートクリアーに直接キャンディーカラーを入れて塗る場合もありますが、【標準コース】の場合は今回のように「ベースコート+クリアーコート」が基本となります。前者でのメリットは作業時間の短縮で、ただし耐候性が劣ります。後者のメリットは耐候性のアップですが、前者に比べるとかなり時間が掛かります(なので単体で作業する事は無く、他の透過性塗装と一緒に行います)。

 4~5コート程塗り重ねてしっかり色味が着いたらベースコートが完了です。一時間くらい乾燥させたいので、大体はこの時点で昼休憩とします。

 そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スバルエンブレム 本塗り

先日下準備を行っていたスバル純正エンブレム(前後)です。

 メッキの枠は艶有りの黒で、そちらは別工程で作業を行っています。

 プラスチックプライマーを塗布し、スモークを重ねていきます。

 スモークの濃度としては黒くしつつ上品に、単なる黒いプレートにはならないように昴の六連星が判るようにします。

 オーナー様から頂いた画像も参考にしました。

 そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 元々あった青の鮮やかさをギリギリのところで消しつつ、黒くなり過ぎないようかなり気を付けて調整しました。

実は今回こちらをご依頼頂く前に既に塗装済みのエンブレムを購入されたとの事なのですが、前後で余りにも濃さが違っていたのでそちらは使わず、今回のご依頼に至りました。恐らくはトップコートクリアーに直接スモークを入れて塗っていると思われ、それによって濃さの微調整が出来なかったのでは、と思う次第です。

メッキの枠の方は先日艶有りの黒で塗装していて、裏側に貼ってあった両面テープも作製済みですので、完全硬化して数日寝かしたら後日そちらと組み合わせようと思います。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

WRX STI USテールランプ 本塗り

 先日下準備を行っていたスバルWRX STI 北米仕様の純正テールランプです。

こちらと一緒にご依頼頂いているスバルエンブレムも同じくスモーク塗装を行いますが、そちらは別の記事で紹介します。

よく脱脂清掃し、プラスチックプライマーを塗って本塗り開始です。

 ご指定頂いた参考画像を基に、スモークの濃度を調整します。

 スモークは一度に濃くするのではなく、4~5コートに別けて少しずつ塗り重ねていきます。

 そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

 

エンブレムも一緒に塗っていますので、続けてそちらも紹介します。