先日お預かりしておりましたSHURE BETA58Aボーカルマイクです。本体は#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン)で研磨し、グリルボールは液状研磨剤(ウォッシュコンパウンド)とナイロンブラシで足付け処理を行いました。画像は薄くプライマーを塗った状態となります。
まずはベースコートを塗ります。色はVW社のキャンディホワイト(カラーコード:LB9A)となります。
今回はこちらに、
このような内容でご指定を頂いておりますので、
オーナー様から頂いたデータを基に、ドライプリンターを使ってデカール用紙にシルバーを印刷します。ぱっと見はどれも綺麗に見えるのですが、インクリボンを使った印刷上どうしても重なり部分(継ぎ目)が出来る為、余分に刷って、その中から一番良い物を使う方法をとっています(なのでそれぞれ向きを変えたり微妙に位置をずらしたりしています)。
デカールをカットし、木工用ボンドを溶かした水に浸して台紙を剥がし、専用の接着剤(マークセッター)を使って指定の位置に貼り付けます。
ちなみに 左奥にあるのは別件でご依頼頂いている案件で、同じ白系ですが、今回のVWキャンディホワイトに比べると左側の方が黄味があるのが判ると思います。こちらは当ウェブサイト内のWeb色見本の中からS605 A-2をご指定頂いていまして、以前施工したRobiのロボットに採用した白を使いました。オフホワイトとは言わないくらいまでも暖色系の白となります。
その後恒温機で40℃1時間くらい掛けてデカールの接着剤をしっかり乾燥させます。
そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!
クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。
グリルボールも同じくVWキャンディホワイト+クリスタルクリアーの仕様となります。
この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。
それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!