ランサーブレンボキャリパー塗装 完成

 大変お待たせしました!先日本塗りを終えていた三菱ランサーエボリューション9の純正ブレンボキャリパー塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

大きい方のフロントキャリパーは少々お疲れ気味で、小さい方のリヤキャリパーはパッと見は綺麗なのですが、何故かbremboのロゴの一部がシールで補修されていたりします。ただオーバーホールをお願いしたいつものブレーキ屋さん曰く、リヤは非常に程度は良かったとの事でしたのでご安心くださいませ。

ブレーキ屋さんでオーバーホールと下地処理が行われ、戻って来た時の状態です。

 色は「ランサーブレンボ純正の色に」との事でして、以前採用した青黒味のある赤にしております。

 ブレンボキャリパーは、今回のように一般の方からのご依頼もありますが、同じくらいの割合で業者様からも承っています。現在もポルシェ屋さんから1セットお預りしております。ポルシェは部品が取れないor値段が高騰していてかなり厳しいみたいですね。ブレーキ屋さんは来月海外に(多分キャリパーの買い付けに)行くとの事で、ついでにシールキットなども買って来るのではないでしょうか。

 ブレンボ純正の塗装は、クリアーだけがペリペリと剥がれてしまうケースをよく見ますが、恐らく塗膜を何度か塗り重ねる際(ロゴ入れなど)、熱を入れて完全硬化した塗膜に、足付け処理をしないまま塗装をしているからと思われます。

 まあこの形で下地を出さずに足付け処理をするのはかなり難儀なので、コスト面でそんな事をやっていられないと言うのも判る気はしますが・・・。

 車体に取り付けるボルト固定部は、プライマーと艶消し黒(ベースコートのみ)で薄膜に仕上げています。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

VMAXダクトカバー塗装承ってます

 先日到着しておりました、YAMAHA VMAXのダミーダクトカバーです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 状態としては自家塗装がされたような状態で、本来アルミの素地(にクリアーが塗られた)部分だった箇所も塗り潰されてしまっています。

 ただ今回は既存の塗膜は全て剥がし、下地からやり直すよう承っておりますので、何ら問題はありません。と言うより、実は色々紆余曲折ありまして、むしろこの部品は程度が良さそうな物なのです。

 実は今回のパーツをご用意頂く前に、この新品部品を送って頂いていました。

 ただ塗り分けのラインなどが非常に悪く、

 さらにアルミ素地の成型も良くありません。と言うか最低です。

 素材はアルミ鋳造品で、それをサンダーで削って成型しているようですが、各ラインはガタガタで、マスク型がそれに合っていないのか塗り分けのラインもズレまくりです。よくこれでお金が取れるなと感心してしまいます。一体どうしたのでしょう・・・。

 成型にはベルトサンダーを使っているようで、YAMAHAの凹み文字周りも変な削れ方をして歪が出まくりです。

と言う事からすると、今回新たにご用意頂いた中古品は全然まともなのです。

そもそもこの部品は新品の状態でアルミ素地に直接クリアーを塗られてしまっているので、経年でクリアーが剥がれるか、その下で腐食が起きている筈です。実際自家塗装された塗装も、恐らくその下のクリアーを剥がさずに上から塗り重ねているようで、塗膜がペリペリと剥がれてアルミの素地が出ている箇所もあります。まさか密着剤で持つと思ったのでしょうか。

と言う事ですが、御依頼内容は、


・元のアルミ素地部分を艶あり黒に

・YAMAHAの凹み文字部分をトヨタグレーマイカメタリック(カラーコード:1E3)に

・クリアーはクリスタルクリアー

・プレスラインより下側は純正と同じく艶消し黒に


と承っています。

この他、旧塗膜剥離・素地調整・プライマー&サフェーサー等の下地処理も行います。

また純正の塗り分けでは、ダクト穴付近は艶消し黒が少し食み出た位置になっていますが、

今回の塗装ではここも「山」のプレスラインで見切るようにします。

尚、以前同型部品を塗装した事例がありますので、そちらも紹介をさせて頂きますね。

こちらは13年くらい前に行った案件で、既存の状態のまま艶あり黒を塗っただけなので歪がそのまま残っていますが、今回は「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理を行いますので、純正以上の仕上りになるかと思います。

またこの時はYAMAHAの文字はシルバーのベースコートを塗っただけですが、今回はクリアーも塗るので文字の中も艶々に仕上がる予定です。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

エアガンパーツ塗装承ってます

 先日到着しておりました、エアガン用の亜鉛ダイキャスト製パーツです。こちらは前回全く同じ部品をご依頼頂いたオーナー様で、その時の塗装が気に入られたとの事で、今回は同型で別のパーツを再び同じ仕様で承りました。この度もご贔屓頂き誠に有難う御座います!

 前回と同じくサンドブラスト処理済みで、化成処理(リン酸処理)は行わず、脱脂洗浄だけしてプライマー→艶消し黒(クリアー塗装無し)で行う予定です。

固定部分は前回と同じくこの小さい穴を使う予定です。

以前紹介した画像を紹介させて頂きますね。

クリアーは塗らない【激安コース】の仕様で、ベースコートに硬化剤を直接入れ、さらに艶を調整する為に(通常ソリッドカラーには入れない)メタリックアディティブ(MIX008)を10%程入れて艶が消えるように調整します。

他の画像はこちらのページからご覧いただけますので宜しければご参照下さいませ。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

ゼンハイザーE935マイク塗装承ってます

 先日到着しておりました、ゼンハイザーE935ボーカルマイクです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容はVW社のキャンディーホワイト(カラーコード:LB9A)のべた塗りで、クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」の仕様で承っております。

参考に、以前施工した画像を紹介させて頂きますね。

今回ロゴ入れは行いませんが、色のイメージとしてはこちらと同じような感じとなります。

別件で先日ご依頼頂いているSHUREのマイクも同じくキャンディホワイトで承っておりますので、そちらと一緒に塗れれば早めに出来るかも知れません。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

PS4コントローラー 本塗り

 先日お預りしておりましたSCUF Vantage プレイステーション4用コントローラー です。

脱脂清掃後、全体的に#800相当の研磨副資材(アシレックスレモン)で足付け処理をしました。

 溝やリングが嵌るギザギザの部分、各穴の断面などペーパーで当たり難い個所がある為、液体状の研磨材(ウォッシュコンパウンド)とナイロンブラシを使って細部の足付け処理を行います。

 カバー裏側の金属取り付け部をマスキングし、そこをワニクリップで固定します。

 リングはちょっとした事で折れてしまいそうなので、慎重に三点支持で固定します。

 今回は色の見本として、Razer社のPC接続用スプリッターケーブルを一緒にお預りしていますので、それを参考にします。

 当初はケーブルに合わせて(白を入れて)色を濁らせようと思ったのですが、先日塗装・完成したロジクールのワイヤレスマウスの感じでは、蛍光色は環境によって色の見え方がかなり変わる為、濁ってしまうよりは鮮やかな方が良いかと考え、余計な物は入れない事にしました。具体的には、STANDOX原色グリーン(MIX573)と、蛍光イエローのみとなります。

 また今回は膜厚を着けないようにする為、下色にはこちらの色相環グリーン(4時)を使います(ちなみにミニカー型の色見本は下色はVW社のキャンディホワイト=LB9Aとなります)。色相環の塗料についてはこちらのページで紹介していますので宜しければご参照下さいませ。

蛍光カラーの配合は、

バインダー(MIX599):蛍光イエローパウダー=10:1

として作った「蛍光イエローリキッド」(液体)をベースに、STANDOX原色のグリーン(MIX573)と「97:3」の割合で混ぜます。

MIX573グリーンが3%、蛍光イエローパウダーが約9%、バインダー(樹脂)が約88%といった割合で、これ単体では殆ど隠蔽はしません。3コートパールやキャンディーカラーと同じですね。

ここで気が付いたのですが、先日塗装したロジクールマウスの蛍光色と同様、リングを別々に塗るとそれぞれで色が変わってしまう!(しかも想像している以上に・・・!)と言う事で、プラスチック製のリングは本体に取り付けた状態で本塗りを行う事にしました。

 幸いにして爪が入らないよう少しずらした状態にすると、かなり良い状態で仮固定する事が出来ました。

 リング部分とカバー裏側の樹脂素地部分にプラスチックプライマーを塗り、下色の、さらに下色として、白を1コートのみ塗ります。下地の黒メタリックが染まっていないので(隠蔽していないので)グレーに見えます。

続けて下色としての色相環グリーン(4時)を塗ります。ここで完全に隠蔽させておきます。

 そして蛍光グリーン(97:3仕様)を塗ります。

 蛍光グリーンは4コート程塗りました。

そして艶消しクリアーです。

 先日紹介しましたRobiと同じく、シンナー希釈率は少し多めにして複雑な形状のディテールが埋まらないようにしています。コート数は通常通り2コートです。

時間が経つにつれ徐々に艶が消えていきます。良い具合に蛍光感が残っているかと思います。

この後は一晩以上自然乾燥し、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

尚、先日お納めしたロジクールワイヤレスマウスのオーナー様から早速コメントを頂戴しましたので紹介させていただきます。


「本日無事午前中にマウスが届きました。やはり実物で見ると全然違い、嬉しさのあまり感動してしまいました。正に自分の求めた色になっています。マウス記事で「塗装に完璧な仕事はない」と記事に書かれていましたが、私個人としては完璧な仕事だと思います。」

との事です。有り難いお言葉、誠に恐縮です。

日記で撮影して紹介している完成画像は、サイズの縮小以外には加工・編集をしていませんので(しかもカメラもレンズも余り良い物ではないので・・・)、実物と比べるとどうしても劣って見えてしまっているかと思いますが、実際の物を見て頂いて喜んでいただけるのは当方としても非常に嬉しく、そしてようやく安心出来たという感じです。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!